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自動運転技術のセンサーとして採用されている最新の3D-LiDARを活用した人流ソリューションを導入!【岡谷エレクトロニクス】
2023年6月6日
自動運転技術のセンサーとして採用されている最新の3D-LiDARを活用した
人流ソリューションを導入!
お花見シーズン最盛期、三溪園入口バス停の混雑状況を可視化して
今後の安全対策のEBPMに活用
岡谷エレクトロニクス株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表:水野 治/以下、岡谷エレクトロニクス)は、大手建設コンサルタント会社である株式会社オリエンタルコンサルタンツ(本社:東京都渋谷区、代表:野崎 秀則/以下、オリエンタルコンサルタンツ)と共同で横浜市の依頼のもと、三溪園入口バス停にて岡谷エレクトロニクスの3D-LiDARを用いた人流計測ソリューションでバス停の混雑状況可視化を実施いたしました。
▼岡谷エレクトロニクスの人流計測ソリューション
https://www.oec.okaya.co.jp/solution/iot_sol/jinryu
当日に計測されたデータをAIによって可視化いたしました(緑のID:人、赤色のID:自動車) |
▼岡谷エレクトロニクスの人流計測ソリューション導入の背景
三溪園(神奈川県横浜市)は明治39年(1906年)に開業した敷地面積18万平方メートルの広大な日本庭園です。桜や梅、ツツジ、紅葉などの名所として知られ、日本人観光客だけでなく多くの外国人観光客が訪れる横浜でも有数の観光スポットです。そのため、桜の開花に合わせて周辺の道路は車や人で大混雑いたします。特に八王子道路に面する「三溪園入口」のバス停には多くの観光客が並び道路に人がはみ出すこともあります。また当該バス停は、横断歩道から少し離れているため、横断歩道のない場所で道路を横断する方が多数おられます。そのため横浜市は、混雑時における交通上の課題に対する改善策を検討するにあたり、現在の混雑状況を詳細に把握するためオリエンタルコンサルタンツと調査を行いました。その調査において、岡谷エレクトロニクスは3D-LiDARによってバス停の滞留人数及びバス停前の道路の横断者数を計測いたしました。
バス停に並ぶ観光客 / ピーク時は90人以上が並び道路にはみ出すこともあるそうです |
バス停前には横断歩道がないにも関わらず道路の反対側から横断する方が多いです |
▼岡谷エレクトロニクスとは
1984年に設立した岡谷エレクトロニクスは、半導体や電子部品、システム製品の製造、販売、技術サポートを専門とする商社です。インテル(本社:米国カリフォルニア)の正規代理店としてCPUを中心に幅広くインテル製品の販売を行っております。その他、Microsoft(本社:米国ワシントン)が提供するクラウドプラットフォームのAzureやSupermicro(本社:米国カリフォルニア)が製造しているマザーボード等の販売も行っております。
・会社名 :岡谷エレクトロニクス株式会社
・本社住所 :横浜市港北区新横浜二丁目3番19号 ・代表者名 :代表取締役社長 水野 治 ・設立年月日:1984年10月 ・資本金 :3億50百万円 ・売上高 :651億円(2023年2月期) ・従業員数 :計204名(2023年2月時点) |
▼岡谷エレクトロニクスの人流計測ソリューションについて
岡谷エレクトロニクスは、約40 年にわたり、お客様の課題に対応するために常に最新のソリューションを提供してまいりました。数年前からは、自動運転技術にも使用され、自動車や歩行者、障害物などの距離・形状や位置を三次元で測定できるOUSTER社(本社:米国カリフォルニア)の3D-LiDAR の取扱いを開始いたしました。3D-LiDARはレーザーを照射し、対象物から跳ね返ってくるまでの時間差を計測し、距離や位置、形状を点群として3次元で測定する技術です。この点群データにAIに長けた企業であるSeoul Robotics(本社:韓国ソウル)のAI分析技術を組み合わせ、物体を検知・識別・追跡することで、広範囲での人の人数、動線、滞留時間等を計測できるソリューションを実現いたしました。
▼岡谷エレクトロニクスの人流計測ソリューションサイト
https://www.oec.okaya.co.jp/solution/iot_sol/jinryu
自動運転技術に採用されているOUSTER社の3D-LiDAR |
▼計測データの取得・解析について
■実施概要
・会社名 :岡谷エレクトロニクス株式会社
・計測日時:2023年4月1日(土)9:00~15:00 ・計測場所:「三溪園入口」バス停(〒231-0823 神奈川県横浜市中区本牧大里町1) ・道路横断者計測対象:①15分毎の滞留人数(バス停看板付近を除く)/②バス停車時刻/③バス追い越し通行車両/④道路横断者 ・測定機材:3D-LiDAR x2、PC x1 |
バス停横トイレの屋上に3D-LiDARを設置して測定を実施いたしました。計測対象は上記の4項目で計測しました。バス停の滞留人数は当日ピークの13:45~14:00で72人と滞留が確認できました。また、道路横断者も測定時間の6時間で延べ144人となりました。今回の測定においては、3D-LiDARを用いて計測を行いました。そのためカメラでの計測とは異なり、滞留者、横断者の顔を認識しないため、個人情報を収集することなく測定することができました。これまでは「桜の開花の時期になんとなくバス停が混雑している」状態でしたが、人流計測ソリューションによって混雑状況や滞留時間を数値化、データ化しました。これにより、今後の対策や提案に説得性を持つエビデンスを添えることが可能になります。
また、道路の横断といった危険インシデントも可視化することができました。今後、計測データをもとにバス停周辺の安全策の検討も行われていきます。
2台の3D-LiDARにて計測いたしました |
左:バス停滞留の様子 / 右:道路横断の様子 |
(上:バス停での滞留人数の表) |
(上:バス停での滞留人数のグラフ/ピーク時は延べ72人が滞留) |
(上:道路横断回数の表) |
(上:道路横断回数のグラフ/断続的に人が横断している) |
岡谷エレクトロニクスは、今後も自治体や企業様と協力をし、人流計測ソリューションによって街、施設での安全で過ごしやすい環境づくりに貢献してまいります。
【お問い合わせ先】
岡谷エレクトロニクス株式会社 深澤
Email:bd_info@oec.okaya.co.jp
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