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廃食用油から精製されたバイオディーゼル燃料『D・OiL®』を 空港内作業車両での実証実験に提供開始
2023年4月28日
廃食用油から精製されたバイオディーゼル燃料『D・OiL®』を
空港内作業車両での実証実験に提供開始
株式会社ダイキアクシス(本社:愛媛県松山市、代表取締役社長:大亀 裕)の 100%子会社である 株式会社ダイキアクシス・サステイナブル・パワー(本社:東京都中央区、代表取締役社長:堀淵昭 洋)は、日本航空株式会社 松山支店(愛媛県松山市)が行う実証実験に高品質バイオディーゼル燃料 「D・OiL®」を提供することとなりましたのでお知らせいたします。
バイオディーゼル燃料は植物性の廃食用油を精製して製造されます。燃焼時に CO2 が排出されます
が、植物が生育過程で同量の CO2 を吸収しているため、トータルでの CO2 排出量はゼロと考えるカー
ボンニュートラルな燃料として注目されています。
また、当社が製造するD・OiL®は、愛媛県内の飲食店や一般家庭などから回収した廃食用油を原
料としており、環境価値の創出のみならずエネルギーの地産地消が可能な循環型のエネルギーです。
今後は需要の高い関東地方へのD・OiL®製造拠点の展開も予定しており、「環境を守る。未来を
変える。」というコーポレートスローガンをもとに安心かつクリーンなエネルギーへシフト・推進す
ることで環境負荷を低減し低炭素社会の実現に貢献します。
■ 実証実験の概要について ■
期間 : 2023 年 4 月 10 日 ~ 2024 年 4 月 9 日(1年間)
実験内容: 「D・OiL®」を専用のトーイングトラクターに年間を通して使用することで、
CO2 排出量の実質ゼロを実現します。
対象車両: 松山空港配備のJALトーイングトラクター※1
参加企業: 日本航空株式会社(実証実験の実施)藤村石油株式会社(給油を担当)、
株式会社ダイキアクシス・サステイナブル・パワー(D・OiL®の製造・供給を担当)
(※1)空港制限区域内にて航空貨物やお客様の手荷物の運送用コンテナを牽引する車両
■ バイオディーゼル燃料「D・OiL®」について ■
バイオディーゼル燃料「D・OiL®」は、使用済み天ぷら油のリサイクル燃料です。家庭や事
業所で廃棄される食用油をリサイクルすることで、限りある資源を有効活用でき、水環境の保全
にもつながります。植物由来のバイオ燃料は、カーボンニュートラルの考え方により二酸化炭素
(CO2)排出量がゼロとみなされることから、CO2 削減など「環境価値」の創出にも貢献します。
2009 年からは、自動車燃料として安心・安全に使用できる「B5 軽油」(バイオディーゼル燃料
を 5%混合した軽油)を製造・販売しています。排ガスをクリーン化できる軽油代替燃料として、
自治体のごみ収集車や給食運搬車、コンビニ配送車、災害時の緊急車両のほか、発電機、ボイラ
ーなどに採用されています。さらには未利用の動植物油脂のバイオディーゼル燃料化など、新た
な技術開発にも取り組んでいます。なお、今回の実証実験におきましては軽油にD・OiL®を 5%
混合した B5 軽油ではなくD・OiL®のみを給油しています。
また、2017 年 10 月には、公益法人日本環境協会が定める『廃食用油を使用したバイオディー
ゼル燃料 Version 1.0』という新基準において、B5(バイオディーゼル燃料5%混合軽油)およ
び B100(バイオディーゼル燃料 100%)が、業界で初めてダブルでエコマーク商品に認定されま
した。
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