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横浜ゴム、Trelleborg Wheel Systems Holding ABの買収を完了
2023年5月2日
横浜ゴム、Trelleborg Wheel Systems Holding ABの買収を完了
横浜ゴム（株）は2022年3月25日に発表したスウェーデンに本社を置く農業機械用や産業車両用タイヤなどを生産販売するTrelleborg Wheel Systems Holding AB（以下、TWS）の全株式の取得について、同社の株式を保有するTrelleborg ABより5月2日に取得を完了しましたのでお知らせします。なお、当社の連結決算への業績反映は2023年第２四半期より行う予定で、業績に与える影響については現在精査中です。
本買収は2021年度から2023年度までの中期経営計画「Yokohama Transformation 2023（YX2023）」（ヨコハマ・トランスフォーメーション・ニーゼロニーサン）において、タイヤ生産財事業の“さらなる成長ドライバー”と位置付けているオフハイウェイタイヤ（OHT）事業の拡大のために実施したものです。OHT事業はタイヤ生産財の中でも安定的に高い収益を確保できる事業です。
横浜ゴムは本買収により、現在2：1になっているタイヤ消費財とタイヤ生産財の売上構成比を世界市場規模に合わせて1：1に適正化するとともに、タイヤ商品やサービスの研究開発、生産、販売、品質、サステナビリティなどすべての領域において当社とTWSの強みを融合し、OHT事業のさらなる成長に取り組みます。
■横浜ゴム（株）代表取締役社長 山石昌孝コメント
今回の買収は「YX2023」の戦略に合致したものです。TWSは当社に幅広い商品とブランドポートフォリオ、グローバルな販売・生産拠点やサービス体制、市場をけん引する高い技術力、有能な人材などをもたらし、世界のトップタイヤメーカーへの飛躍を可能とします。今回TWSを横浜ゴムグループに迎え入れ、将来一緒に成長することを楽しみにしています。
■Trelleborg AB President and CEO Peter Nilsson（ピーター・ニルソン）コメント
TWSは過去数年の間に事業規模を2倍以上に拡大し、収益性も大幅に向上させてきました。現在、事業はとても好調です。OHT分野では統合が進んでいますが、TWSは横浜ゴムの既存の事業を多面的に補完する価値ある存在となるでしょう。TWSの全従業員に心から感謝するとともに、彼らと横浜ゴムが新しい企業体として成功することを心より願っています。
■Trelleborg Wheel Systems Holding ABの概要
本社所在地：スウェーデン・トレルボルグ
主要事業：農業機械用、産業車両用タイヤなどの生産販売
売上高：132億7,700万スウェーデンクローナ（約1,725億円／2022年度）
企業価値：20億7,400万ユーロ
生産拠点：14拠点（イタリア、チェコ：3拠点、ラトビア、セルビア、スロベニア、スリランカ：2拠点、中国：2拠点、米国：2拠点、ブラジル）
販売拠点：40
主要商品ブランド：TRELLEBORG、Mitas
従業員数：6,621名（2022年12月末時点）
■Trelleborg ABの概要
設立年：1905年
本社所在地：スウェーデン・トレルボルグ
資本金：26億2,000万スウェーデンクローナ（約340億円）
主要事業：ポリマー技術を活用した産業用ゴム商品の生産販売
売上高：300億9,500万スウェーデンクローナ（約3,909億円／2022年度）
従業員数：16,701名（2022年12月末時点）
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