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自動運転EV開発のチューリング、自動運転のための国産LLM(大規模言語モデル)開発に着手

2023年3月20日

  

自動運転EV開発のチューリング、
自動運転のための国産LLM(大規模言語モデル)開発に着手

  

完全自動運転車両の開発・販売に取り組むTuring株式会社(千葉県柏市、代表取締役:山本 一成、以下「チューリング」)は、完全自動運転を実現するための国産LLM(Large Language Model、大規模言語モデル)開発に着手したことを発表します。

  

■LLMと完全自動運転の関係性
近年、AI技術の進化に伴い、大規模言語モデル(LLM)が注目を集めています。LLMは、大量のテキストデータから学習し、人間のような自然な文章を生成したり、質問に答えたりすることができるAIモデルです。チューリングは、以下の点から完全自動運転の実現にLLMが非常に重要であると考えています。 完全自動運転の実現には、人間と同等以上にこの世界を理解した自動運転AIが必要である。

生成AIやChatGPTに代表されるLLMの本質は、「言語を通じて極めて高いレベルでこの世界を認知・理解している」ことである。

そのため、自動運転AIに「人間と同等以上にこの世界を理解させる」ためにはLLMのアプローチが有効である。 詳細についてはCEOの山本が記載した下記の記事をご確認ください。
LLMがなぜ完全自動運転に必要なのか
https://note.com/issei_y/n/n3f69256abc1c

■チューリングが開発するLLMの特徴
チューリングは以下の3点に注目しながらLLMを開発していきます。

①現実世界への適応力:
自動運転AIが状況に応じた適切な判断と行動を行えるようになるために、視覚情報や音声データなどの現実世界の情報を効果的に取り込み、理解する能力を持ったマルチモーダルAIの開発を目指します。

②リアルタイム性と計算効率:
運転中は瞬時の判断が求められるため、効率的に計算し、リアルタイムで適切な判断や行動を行えるようにする技術を持つ必要があります。これには、モデルの圧縮や車載ハードウェアへの最適化などの技術が必要となります。

③安全性と堅牢性:
外部環境やシステムへの攻撃に対する堅牢性や、予期しない状況に適切に対応できる技術を持つ必要があります。これには、敵対的攻撃に対する耐性を持つモデルの設計や、不確実性に対処するための推論技術が求められます。
チューリングは今後LLMの研究や技術開発を主体的に進め、自動運転のためのAI技術を継続的に発展させていく予定です

技術的に詳細な内容についてはぜひ以下のテックブログをご確認ください。
基盤モデルを使ったTuringの完全自動運転戦略
https://zenn.dev/turing_motors/articles/bd575a1097a266

  

チューリングについて

チューリングは、「We Overtake Tesla」をミッションにかかげ、完全⾃動運転EVの量産を⽬指すスタートアップです。世界で初めて名人を倒した将棋AI「Ponanza」の開発者である⼭本⼀成と、カーネギーメロン⼤学で自動運転を研究し、Ph.D.を取得した⻘⽊俊介によって2021年に共同創業され、AI深層学習技術を⽤いた限定領域に留まらない「完全自動運転」の実現を目指しています。
なお、シードラウンドで10億円の資金調達を実施済みであり、自社での車両生産体制構築を見据えて2023年中にシリーズAの資金調達を実施する予定です。

社名:Turing株式会社(読み:チューリング、英語表記:Turing Inc.)
代表者:代表取締役 ⼭本⼀成
設⽴:2021年8⽉
資本⾦:3,000万円(2022年9⽉末現在)
事業:完全自動運転EVの開発・製造
本社:千葉県柏市若柴226番地44中央141街区1
URL:https://www.turing-motors.com

■採⽤情報
完全⾃動運転システム・EV⾞両を⼀緒につくる仲間を積極的に募集しています。
採⽤ページ:https://herp.careers/v1/turing

  

  

  

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