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メルセデス・ベンツのプレミアムミドルサイズ SUV 新型「GLC」を発表
2023年3月16日
メルセデス・ベンツのプレミアムミドルサイズ SUV
新型「GLC」を発表
・メルセデスのベストセラーSUVモデル*1が初のフルモデルチェンジ
・リアルウッドインテリアトリムや本革を採用した質感の高いインテリア
・トランスペアレントボンネットなどオフロード性能を向上
・ISG*2による電動化
・Sクラス譲りのメルセデス・ベンツの最新技術を多数採用
>サポートの精度を高めた安全運転支援システム
>縦型11.9インチのメディアディスプレイによる直感的な操作設定
>SUV初*3AR(拡張現実)ナビゲーション
>生体認証(指紋、声)によるシートポジション等の設定
>片側130万画素の高機能ヘッドライト
>良好な取り回しと優れたハンドリングを実現するリア・アクスルステアリング*
*1: 2020年と2021年の全世界販売台数の中で最も販売されたSUV
*2: ISGはIntegrated Starter Generatorの略称で、マイルドハイブリッドシステム
*3: 2023年2月時点。自社調べ(メーカーオプションとして)
*4: オプション装備
メルセデス・ベンツ日本株式会社(社長:上野金太郎、本社: 東京都品川区)は、 プレミアムミドルサイズ SUV 新型「GLC」を発表し、全国のメルセデス・ベンツ正規販売 店ネットワークを通じて本日より予約注文の受付を開始します。なお、お客様への 納車は 3 月下旬頃より順次予定しています。
GLCは2015年にデビューし、2020年と2021年ではメルセデス・ベンツの中でベスト セラーSUVモデルとなった全世界での累計販売台数260万台*5を販売するメルセデスの プレミアムミドルサイズSUVです。新型GLCは、伸びやかで美しいシルエットの中に スポーティかつ洗練された要素を取り入れたエクステリアと、リアルウッドインテリア トリムを採用した質感の高いインテリアを併せ持つSUVモデルとして生まれ変わり ました。また、ダイナミックなドライビング特性、サポートの精度を高めた安全運転支援 システム、縦型の大型メディアディスプレイを搭載しています。このメディアディス プレイには、MBUX全体の中から、走行に合わせて変化するコンテンツをユーザー のために取り出し、関連するサービスとともにMBUX情報アーキテクチャーに表示 するゼロレイヤーデザインが採用されており、直感的な操作設定が可能です。
また、直感的な行先案内が可能なARナビゲーション*6、片側130万画素を誇る
DIGITALライトによる効果的な夜間の視界確保や、良好な取り回しや優れたハンドリング
を実現するリア・アクスルステアリング*6など、フラッグシップモデルであるSクラス譲り
の最新技術を多数採用しています。中でもメディアディスプレイにクルマのフロント
部分下方の路面の映像を映し出す「トランスペアレントボンネット」や、車両の傾き、
路面の勾配等をディスプレイに表示する「オフロードスクリーン」を標準装備することで
オフロード性能の向上も図りました。
*5: 前身のGLKを含めた累計販売台数
*6: オプション装備
エクステリアデザイン
新型 GLC は、メルセデスのデザイン基本思想である「Sensual Purity(官能的純粋)」
というデザインの基本思想を継承し、ひと目でメルセデス・ベンツ SUV ファミリーの一員
であることが分かるとともに、他のモデル同様、『Intelligence(知性)』と『Emotion(感情)』
を感じさせるモデルとなりました。その美しいスタイリングは、メルセデス・ベンツ独自
の現代的ラグジュアリーを生み出すものです。先代モデルと比較しホイールベース
を 15mm、全長を 50mm 伸長し、伸びやかでスポーティなシルエットとなりました。
なお、全幅は先代モデルと同じ 1,890mm となります。
フロントデザインは、標準仕様ではフロントグリル周囲を縁取るクロームトリムと アンダーガード調のワイドなクロームトリムによって、フロントマスクを上質かつスタイ リッシュに引き締めています。AMGラインでは斬新なスターパターングリルを採用 しました。立体的に配されたスリーポインテッドスターが先進的な表情を生み出し、 大胆な開口部を備えたアグレッシブなフロントバンパーとともに、精悍なフロント マスクを形成しています。また、フロントグリルと連続したスリムなヘッドライトや、 より精悍さを増した最新デザインのフロントバンパーがワイド感を強調し、圧倒的な 存在感を与え、GLCの独特なプロポーションを強調しています。
サイドデザインは、「Sensual Purity(官能的純粋)」に基づき、ラインやエッジを 大幅に削減し、曲線を描く彫刻的な面により陰影を生み出しています。これにより プロポーションが強調されるとともに、逞しいホイールアーチにアクセントが与えられて います。また、Dピラーに向けて緩やかに上昇するウインドウラインは、スタイリング にスポーティな躍動感を与えています。ヘッドライト/リアコンビネーションランプから それぞれ伸びる前後のホイールアーチ上のライン、前後ドアパネル下部を貫くライン、 これら3 本のラインが伸びやかなサイドの曲面に絶妙なエッジを加えることで、力強く 表情豊かなボディデザインとなっています。
リアデザインは、力強く張り出したフェンダーと水平基調のリアバンパー、ツーピース
構造で内部に立体感があるスリムな新型リアコンビネーションランプにより、リアエンド
をよりワイドでシャープに見せるデザインとなりました。リアバンパーにもクロームの
アンダーガード風のデザインを採用するとともに、クロームトリムが左右のエグゾースト
エンド*7 と一体化した力強い造形とすることで、リアエンドに新型 GLC のだけの個性
を与えています。
*7: エグゾーストエンドとしての機能はなく、ダミーとなります。
Cd値は0.29*8とすることで、高水準のエアロダイナミクスを実現しており、省燃費
性能も追求されています。
*8: 欧州参考値
インテリアデザイン
ダッシュボードは上下2つの部分に分かれています。上部は翼のような形状に、
航空機エンジンのナセルを想わせる丸みをつけたやや横長の新デザインの角型
エアアウトレットが配置されており、スポーティさを演出します。下部には大きなインテリア
トリムが広がり、標準仕様でもオプション選択時でもリアルウッドインテリアトリムを
採用し、質感の高い室内空間を演出しています。このインテリアトリムはセンター
コンソールからダッシュボードへと途切れなく続いています。
ハイグロスアッシュウッドインテリアトリム(標準仕様)
ブラックの光沢仕上げのアッシュウッドインテリアトリム。アッシュの特徴的な木目
がアクセントとなる、濃色でありながら艶やかで華のある室内空間を演出します。
アンスラサイトライムウッドインテリアトリム(AMGラインパッケージ仕様)
ブラックに近いダークグレーに着色され、垂直方向に木目が現れるマット仕上げ
のライムウッドインテリアトリム。シックで落ち着いた印象を与えます。
ブラックオープンポアウッドインテリアトリム
(レザーエクスクルーシブパッケージ/AMGレザーエクスクルーシブパッケージ仕様)
ブラックのウッドにオープンポア(マット)仕上げを施し、アクセントとして垂直方向
にアルミニウムのラインを取り入れたウッドインテリアトリム。ラグジュアリーであり
ながら、クールな雰囲気も併せ持つ室内空間を演出します。
また、ダッシュボードと縦型の11.9インチのメディアディスプレイを6度、ドライバー側 に傾けた新しいデザインを採用し、ドライバーの視認性を向上させています。 運転席に備わる12.3インチの大型コックピットディスプレイは自立型でダッシュボード 上部と大きなインテリアトリムの手前に浮かんでいるように見えます。コックピット ディスプレイとメディアディスプレイは3つのスタイル(ジェントル、スポーティ、クラシック) と4つのモード(ナビゲーション、アシスタンス、サービス、オフロード)の中から選択 することでカスタマイズすることが可能です。
ダッシュボードの両端を囲むドアパネルはシンプルでモダンなデザインが目を 惹きます。ドアのセンターパネルはアームレストを一体化しており、垂直面から水平 方向に張り出しています。アームレストの前部はセンターコンソールのデザインを反復するように、クロームをあしらっています。ここはグラブハンドルとなるほか、 ドアを閉めるときのグリップともなる部分で、パワーウインドウのスイッチが配置 されています。
新型GLCには、メルセデス・ベンツの最新世代のステアリングホイールも採用して います。ナビゲーションやインストルメントクラスター内の各種設定や安全運転支援 システムの設定を全て手元で完結できる機能性も有しています。さらに、従来はタッチ コントロールボタンへの接触やステアリングホイールにかかるトルクで判定していた、 ディスタンスアシスト・ディストロニック使用時のハンズオフ検知機能のために、リムに 静電容量式センサーを備えたパッドを採用しました。これにより、ステアリングホイール にかかるトルクがなくとも、ドライバーがステアリングホイールを握っていることが 認識され、ディスタンスアシスト・ディストロニックの使い勝手を向上しています。 AMGラインを選択すると、よりスポーティーな左右、中央のそれぞれのスポークが ツインスポークとなるステアリングホイールが装備されます。
室内を彩る「アンビエントライト」も改良され、64色から選択可能で、単色の発光に 加えて色の連続変化が可能です。乗車時には、乗員を迎え入れる演出も設定され ました。また、エアコンディショナーの温度設定に連動して、青や赤に点灯します。
新型GLCは、620L~1,680Lと大容量のラゲッジルームを備え、実用性が大きく向上 しています。また、カーゴポジションを標準装備し、リアシートのバックレストを約10度 起こすことでラゲッジルームの容量が先代モデルより約70~80L増加します。ラゲッジ ルームカバーはフロア下に格納することが可能です。
パワートレイン
GLC 220 d 4MATIC には、エンジン単体で 197PS (145kW)、440N・m を発生する、
2.0 リッターのクリーンディーゼル直列 4 気筒ターボエンジンの「OM654M」が採用
されます。エンジンとトランスミッションの間に配置されるマイルドハイブリッドシステム
の ISG によって、短時間、最大で 23PS (17kW)、205N・m(欧州仕様参考値:200N・m)の
ブーストが可能で、高トルク、省燃費が売りのクリーンディーゼルエンジンに、電気に
よる緻密なサポートが組み合わさることで、さらにスムーズな加速感と、燃費の
低減に寄与します。
OM654M エンジンは、新型クランクシャフトの採用によって、ストロークが 94.3mm、 排気量が 1,992cc に拡大し(先代モデル:92.3mm/1,950cc)、燃料噴射圧力を 2,700 bar に引き上げ(先代モデル:2,500 bar)、可変タービンを採用した水冷式ターボ チャージャーにより、きわめて速やかなレスポンスと優れたパワー伝達を実現しました。 また、スチール製ピストンにナトリウム封入式冷却ダクトを内蔵することで、ピストン クラウンの温度ピークを効果的に低減しています。
なお、GLC 220 d 4MATICは「9G-TRONICオートマチックトランスミッション」を備え、 1速から9速までの変速比幅が広くエンジン回転数が大幅に低減されることから、 優れたエネルギー効率と快適性を実現しています。
新型GLCには、スイッチ操作1つでエンジンやトランスミッションの特性を切り替える DYNAMIC SELECTの中に「OFFROAD」モードを加えています。「OFFROAD」モードでは、 トランスミッションがオフロードモードに切り替わり、雪道や悪路での走破性を高めます。 また、「DSR(ダウンヒル・スピード・レギュレーション)」も備えており、急な下り坂での 安定した走行をサポートします。
トランスペアレントボンネット
OFFROAD モードでは、360°カメラシステムを使い「トランスペアレントボンネット」機能
が使用できます。メディアディスプレイにクルマのフロント部分下方の路面の映像
(フロントタイヤとその操舵方向を含む)を仮想的に映し出す機能で、進路上にある
大きな石や深い窪みなどの障害をいち早く確認することができます。
オフロードスクリーン
新開発のオフロードスクリーンは、コックピットディスプレイおよびメディアディスプレイ
に情報や操作スイッチ類、さまざまな機能を分かりやすく配置する機能です。コックピット
ディスプレイには、車両の傾き、路面の勾配、標高、経度緯度、コンパスのほか、
車速、エンジン回転数が表示されます。これに加え、メディアディスプレイには、
周辺 地形における GLC の現在の姿勢やフロントホイールの操舵角、 (リア・
アクスルステアリングを装備している場合は)リアホイールの操舵方向などが表示
されます。これにより、オフロード走行に関連するすべての運転機能を 1 つの画面
で簡単に操作することができます。
インテリジェントドライブ (詳細情報は後述)
メルセデス・ベンツの運転支援システム開発の次のステップとなる技術は、一般道
での安全運転支援はもちろんのこと、特に高速道路での運転支援機能により、
ドライバーにかかる負担を大きく軽減するシステムです。
新型GLCには、Sクラスに搭載されるメルセデス・ベンツ最新の安全運転支援システム が採用しました。
また、従来に加えて新しい機能が追加となりました。
- 「アクティブステアリングアシスト」: ステレオマルチパーパスカメラだけで なく、360度カメラシステムも車線認識に使用することで、多くのカーブに 対応が可能で、高速道路上で今まで以上に精密に車線中央を維持する ことができます。 - 「アクティブエマージェンシーストップアシスト」 :ドライバーが周囲の道路 状況に反応しなくなってからかなりの時間が経過していると判断した場合 に警告を発したり、徐々に減速して最終的に車両を停止させます。 - 「アクティブブレーキアシスト」:交差点や曲がり角での右左折の際に、 対向、飛び出し、巻き込みなどにより、車、自転車及び歩行者と衝突する 危険がある場合、ドライバーに警告したりブレーキを作動させます。 - 「緊急回避補助システム」:車両前方にいる車道横断中の歩行者などとの 衝突の危険を検知すると、システムが正確なステアリングトルクを計算して、 ドライバーのステアリング操作をアシストします。また、自車と同じ方向や 反対方向に進む歩行者や自転車を含む車両も検知します。 - 「アクティブレーンキーピングアシスト」 :走行している車線を意図せず逸脱 しそうな場合に警告、および進路を修正します。 - 「アクティブブラインドスポットアシスト」:車両の斜め後ろのミラーでは 見にくい死角エリアに車両や自転車がいることを警告し、30km/h以上で 走行中に側面衝突の危険がある時に危険回避をサポートします。また、 停車時にドアを開けようとした際、後方から障害物が迫っている場合の 警告機能も作動します。 |
MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)
新型GLCには、12.3インチのワイドディスプレイを採用するインストルメントクラスター
と、11.9インチの縦型ディスプレイを採用するメディアディスプレイの2画面を標準装備
しています。
また、2018年から順次各モデルに搭載し、熟成が進められてきた、対話型インフォ テインメントシステム「MBUX」を採用しました。ボイスコントロールは「Hi , Mercedes」 をキーワードとして起動します。音声認識機能は多くのインフォテインメント機能 (目的地入力、電話通話、音楽選択、メッセージ入力・読み上げ、気象情報)に加え、 クライメートコントロール、各種ヒーター、照明など多様な機能にも対応しています。 また、音声認識だけではなく、タッチスクリーン、ステアリングホイールにあるタッチ コントロールボタンでも様々な操作をすることが可能です。ドライバーの好みや運転 状況に応じて使い分けることが可能です。
SUV初*9 MBUX ARナビゲーション
日本で販売されるSUVで初*9のAR (Augmented Reality = 拡張現実)ナビゲーションを
オプション装備として採用しています。従来、目的地を設定して行先案内をする場合、
地図上に進むべき道路がハイライトされますが、新型GLCでは、それに加えて、
車両の前面に広がる現実の景色がナビゲーション画面の一部に映し出され、その
進むべき道路に矢印が表示されます。これにより、より直感的にどの道路に進むべきか
を判断することができます*10。
*9: 2023年2月時点。自社調べ(メーカーオプションとして)
*10:オン/オフの切り替えが可能です。オフの場合、従来どおり、地図上の道路をハイライトする画面が表示
可能です。また、オンの場合は、ARナビゲーションと従来のナビゲーションが同時に表示されます。
生体認証(指紋、声)によるシートポジション等の設定
新型GLCはドライバーの指紋、声のいずれかの生体認証もしくはPINコードによる
認証が可能です。どちらかの認証により、シート、ステアリング、サイドミラーのポジションやコックピットディスプレイの表示スタイル、ペアリングした携帯情報端末、
ナビゲーションのお気に入り設定などを統合して読み込むことができます。*11
*9: 2023年2月時点。自社調べ(メーカーオプションとして)
*11: 認証せず、全て個別に手動で設定することも可能です。
DIGITAL ライト(ウルトラハイビーム付き)
左右のヘッドライトの DIGITAL ライトは、それぞれ照明モジュールを備えています。
このモジュールは 130 万個の微小な鏡により光を屈折させることで照射方向を
定めます。このため、片側のヘッドライトあたりの解像度は 130 万画素となりますが、
鏡が占める面積は親指の爪ほどの大きさです。この革新的なヘッドライトは、凹面
レンズ「DIGITAL LIGHT」のレタリング、ブルーのアクセントも装備され、デザイン性も
高められています。
ヘッドライト片側で 130 万のエリアに分割可能な光を照射するため、きわめて 正確な配光が可能となりました。これにより、ハイビームアシストが対向車や道路 標識に光が当たらないように調整する場合の精度が、従来の 84 画素の光に比べて 精度が大きく高まっており、ハイウェイモードやカントリーモード、フォグランプ強化 機能などの照明が最大限効果的なものとなりました。
サスペンション
GLC 220 d 4MATIC のサスペンションは、C クラスで定評のあるフロントに 4 リンク式、
リアにマルチリンク式を踏襲しています。標準仕様には、優れた乗り心地、高い静粛性、
俊敏なハンドリングを提供する AGILITY CONTROL サスペンションが装着されます。
さら に、オプション*12として、AIRMATIC サスペンションをご用意しています。
AIRMATIC サスペンションは、伸び側と縮み側にそれぞれ可変ダンピングシステムを 備えており、路面状況、運転状況、乗車人数や積載状況に応じて減衰力を常に最適 に保ちます。高速走行時、「Sport」モード選択時には車高を約 15mm 下げることで、 ハンドリングや空力特性を向上させます。また「OFFROAD」モード選択時には、車高 を約 15mm 上げることで悪路走破性を高めます。
*12:AMG ラインとドライバーズパッケージの同時装着時
リア・アクスルステアリング*1
新型GLCは、オプション装備として後輪操舵システム「リア・アクスルステアリング」
を採用することで、さらに取り回しがしやすい車となりました。約60km/h以下では、
リアホイールをフロントホイールとは逆方向に最大4.5度傾けます。これにより日常の
走行シーンや、駐車する際には最小回転半径が5.1mと小さくなるため、クルマが扱い
やすくなります。約60km/hを超えると、リアホイールをフロントホイールと同じ方向
に最大4.5度操舵することで、走行安定性を大きく高めます。従来のメルセデス・ベンツの
美徳である小回り性能を犠牲にしないだけではなく、中高速域での安定性や、優れた
ハンドリングも並立させています。
・ 駐車モード:フロントホイールと逆方向に最大 4.5 度
・ シティモード:フロントホイールと逆方向に最大 4.5 度(約 60km/h 以下)
・ 高速域での走行安定性:フロントホイールと同方向に最大 4.5 度
・ ドライビングダイナミクス向上:フロントホイールと同方向または逆方向に
最大 4.5 度 (約 60km/h 以上)
*13: オプション装備。数値は全て欧州参考値。非装着時の最小回転半径:5.5m
テレマティクスサービス「Mercedes me connect」
自動車が通信することによりお客様の利便性を向上する先進的なテレマティクス
サービス「Mercedes me connect」は、「安心・安全」と「快適」の側面からお客様のカー
ライフをサポートします。
「3 年間無料、以降7年間自動で継続されるサービス」
- 24時間故障通報サービス:ツーリングサポートが必要な際に、車内にある meボタンを押すとツーリングサポートセンターにつながります。 - リモート(車両)ステータス確認:車両の走行距離、平均燃費等の状態をア プリ等で確認できます。 - Send2Car: スマートフォンから、ナビゲ―ションの目的地を遠隔設定できます。 *14: 別途ボッシュサービスソリューションズとの契約が必要です。 「3年間無料のサービス」(有料で継続可)
- リモートドアロック&アンロック:スマートフォンの操作で車両ドアのロック、 アンロックができます。 - 駐車位置検索:駐車した車両の位置をアプリの地図上に表示します。 - オフストリートパーキング(オンライン駐車場情報):駐車場の場所だけでは なく空車情報もリアルタイムでナビゲーション地図上に表示します。 *15: リモートサンルーフコントロールはパノラミックスライディングルーフ装着車のみご利用可能。 |
ラインアップ
メーカー希望小売価格(消費税込み)は以下の通りです。
*16: 上記のメーカー希望小売価格は、付属品価格、税金(消費税を除く)、保険料、登録に伴う諸費用を含まない
車両本体価格です。また、「自動車リサイクル法」に基づく、リサイクル料金が別途必要となります。
メーカー希望小売価格は参考価格です。価格は販売店が独自に定めておりますので、詳しくは各販売店に
お問い合わせ下さい。
*17: ISG は Integrated Starter Generator の略称です。
なお、新型GLCには、新車購入から3年間、一般保証修理/定期メンテナンス(点 検整備の作業工賃・交換部品)/24時間ツーリングサポート/地図データ更新*18が 無償で提供される走行距離無制限の保証プログラム「メルセデス・ケア」が適用さ れます。
メルセデス・ケア終了後も引き続き2年間、一般保証、定期メンテナンスや24時間
ツーリングサポートをご利用いただける有償のサービスプログラム「メンテナンス&
保証プラス*19」をご用意しています。
*18: 地図データの更新には Mercedes me connect サービスのアクティベーションが必要となります。
*19: メンテナンスサービスは総走行距離 75,000km までで終了となります。
メルセデス・ベンツ GLC 220 d 4MATIC (ISG 搭載モデル) ※AMG ラインパッケージ装着車 |
新型 GLC に搭載される安全運転支援システムの詳細説明
「インテリジェントドライブ」
・ アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック
・ アクティブステアリングアシスト 「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック (自動再発進機能付) *20」は、 ス テ レオマ ル チ パ ー パス カメラ とレーダ ーセ ンサー により 、 高速 道路や 一般道などの走行時に先行車を認識して、速度に応じて車間距離を調節します。 減速が必要な場合、アクセルおよびブレーキを自動調整してスムーズに減速し、 先行車が停止した場合は自車も停止します。また、停止している先行車の検知も 可能です。先行車および停止中の車両との距離が突然縮まった場合には、 警告灯と警告音でドライバーに知らせます。 再発進機能も備わり、高速道路での渋滞時に自動停止した際、30 秒以内に先 行車が発進した場合は、ドライバーがアクセルを踏まなくても再発進します(一 般道では 3 秒以内)。30 秒以上停止していた場合は、アクセルを軽く踏む、または ステアリング上のスイッチを使用して再発進が可能です。 「アクティブステアリングアシスト」は、車線のカーブと先行車を、車線が不明瞭な 道ではガードレールなどを認識し、車間を維持しながらステアリング操作を アシスト*21 します。 *20: アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック作動速度範囲:0~約 210km/h 設定可能速度範囲:約 20~210km/h *21: 車線が不明瞭な場合のアクティブステアリングアシスト作動範囲:0~約 130km/h ・ 渋滞時緊急ブレーキ機能 ステレオマルチパーパスカメラとレーダーセンサーで、先行車およびその左右の 車線を監視します。突然渋滞の最後尾が現れた場合などに、前走車との衝突 の危険を検知します。その左右などに回避スペースが無いと判断すると、 即座にブレーキが作動し、衝突回避または被害軽減を図ります。回避 スペースがある場合は、ドライバーの回避操作を優先します。ただし、ドライバーが 反応しない、または回避操作が遅れて衝突が回避できないと判断した場合には、 即座にブレーキが作動します。さらに、渋滞末尾で回避操作を行う空間的余裕 がない危険な状況を検知して、通常よりはるかに早い段階でブレーキを作動 させる機能も備えています。 ・ アクティブレーンチェンジングアシスト 高速道路を走行時にアクティブステアリングアシストが起動している際に、 ドライバーがウインカーを点滅させると 3 秒後に車両周囲を監視している センサーが他の車両などとの衝突の危険が無いことを確認し、安全が確認 された場合に車線を変更します。 *22: 作動速度範囲:約 80km/h~180km/h (一般道での利用不可) ・ アクティブエマージェンシーストップアシスト ドライバーが周囲の道路状況に反応しなくなってからかなりの時間が経過している と判断した場合、警告灯と音によって警告し、それでもドライバーによるステア リング、アクセル/ブレーキなどの操作の反応が無い場合は、さらに警告音を 鳴らしながら、緩やかに減速して停止します。また、車両停止後は自動的に パーキングブレーキがかかることで、後方からの衝突による二次災害を防止 します。さらに、停止後 10 秒で緊急通報を行うとともに、外部からの救出を容易にするため、停止後 20 秒で開錠します。本機能は、アクティブディスタンス アシスト・ディストロニック とアクティブステアリングアシストが使用されていな い場合でも作動します。 ・ アクティブブレーキアシスト(歩行者/飛び出し/右折時対向車検知機能付) 先行車、飛び出し車両、歩行者などと衝突のおそれがあるかどうかを確認。 衝突が近いと判断すると、表示および音でドライバーに警告します。ブレーキ ペダルの踏み込みが弱すぎる場合は、状況に応じてブレーキ圧を高めて支援 するほか、ドライバーが対処しない場合は緊急ブレーキを起動します。交差点や曲 がり角での右左折の際に、対向、飛び出し、巻き込みなどにより、自動車、自転 車及び歩行者と衝突する危険がある場合、警告やブレーキが作動します*20。 *23: 右折の場合、センターライン(実線、破線、白色、黄色いずれでも可)のある道路で、ドライバー による進路変更の意思表示があり (ウインカー操作)、かつ車線境界を越えずに車両を停止させることが可能な場合に作動します。 *24: 作動速度範囲:約 7~250km/h *25: 直線走行時の飛び出し検知機能 作動減速範囲:約 7-120km/h *26: 右左折時の飛び出し検知機能 作動減速範囲:約 3-15km/h *27: 作動速度範囲は、気象条件や道路状況等により変動することがあります。 ・ 緊急回避補助システム 車両前方にいる車道横断中の歩行者などとの衝突の危険を検知すると、 システムが正確なステアリングトルクを計算して、ドライバーのステアリング 操作をアシストします。また、回避後の車線復帰も同様にサポートします。自 車と同じ方向や反対方向に進む歩行者や自転車を含む車両も検知します。 *28: 作動速度範囲:約 20~108km/h ・ トラフィックサインアシスト 一般道や高速道路を走行中、カメラが制限速度などの標識を読み取り、 ディスプレイに表示し、制限速度を超えた際には警告音を出してドライバーに 注意を促します。 ・ アクティブレーンキーピングアシスト フロントウィンドウのステレオマルチパーパスカメラが車線を検出し、フロント ホイールが走行車線を越えたと判断するとステアリングを断続的に微振動させて ドライバーに警告します。ドライバーが反応しない場合は車両を車線内に戻そう とします。なお、破線の車線走行時には隣車線の車両もしくは対向車と衝突 の危険がある場合にのみ作動します。 *29: 作動速度範囲:約 60km/h~250km/ ・ リアバンパー左右のレーダーセンサーにより、車両の斜め後ろのミラーで 見えない死角エリアに車両や自転車がいることを警告します。さらに、30km/h 以上で走行している際に側面衝突の危険がある時にはブレーキを制御して、危 険回避をサポートします。追い越し車線に移ろうとして斜め後ろにいる車両に 気づかなかったときなど、ドライバーの不注意によるミスを予防し、安全な走行を 支援します。停車時*30 にドアを開けようとした際、後方から障害物が迫っている場 合の警告機能も採用し、時速 2km 以上で後方から歩行者や自転車、自動車など が近づいている場合、ドアミラー外側にある警告表示灯が赤く点灯します。*31 *30: エンジンを停止した場合、エンジン停止から 3 分間作動します。 *31: 対象物と自車の速度差が大きいなど、状況によって作動しない場合があります。 *32: 作動速度範囲:約 12~200km/h *33: コース修正作動減速範囲:約 30~200km/h |
ドライバーを支援するその他のシステム
・ ドライブアウェイアシスト
車両前方もしくは後方 1m 以内に障害物があり、その方向に進むギアを選択 した場合、アクセルを強く踏んでも 2km/h 以上の速度が出ず、警告音により 障害物が近くにあることをドライバーに知らせることで、誤操作の可能性が あることを警告します。 *34: 停止した際に、一旦 P にシフトした後、D か R に入れる必要があります。 通常走行中に停止し、P にシフトせずに再発進をする場合は、本機能は作動しません。 *35: 2km/h で走行し、警告にも関わらずドライバーがブレーキを踏まない場合は障害物に衝突します。 *36: 停止した際に障害物から 1m 以上離れている場合、本機能は作動しません。 ・ アテンションアシスト ドライバーが眠気を催したり、注意力散漫になったりする場合に現れる典型的な兆候を検知し、休息をとるよう促す警告メッセージを表示します。 |
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