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新型BMW X6 を発表
2023年4月3日
新型BMW X6 を発表
48V マイルド・ハイブリッド・システム搭載のM パフォーマンス・モデルBMW X6 M60i xDrive
M ハイ・パフォーマンス・モデルにおいて初の48V マイルド・ハイブリッド・システム搭載の
BMW X6 M Competition
ビー・エム・ダブリュー株式会社(代表取締役社長: 長谷川正敏)は、プレミアム・ミドル・セグメントにおける唯一のSAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)「BMW X6(エックスシックス)」の新型モデル(一部改良)を、全国のBMW 正規ディーラーにおいて、本日より販売を開始する。納車は、本年7月からを予定している。
BMW X6 は、クーペ特有の優美で個性的な外観デザインと卓越したオフロード走行性能を備えた世界初の「スポーツ・アクティビティ・クーペ(SAC)」として、2008 年に初代モデルが誕生している。今回発表の新型BMW X6 は、2019 年に登場の第3 世代モデルをベースに、特に、エクステリアおよびインテリア・デザインを、よりモダンなデザインとし、BMW らしい走行性へのこだわりと、高い実用性を兼ね備えたモデルである。
新型BMW X6 のラインアップには、BMW M 社が開発する2 つの高性能マシンM モデルを、ラインアップする。1 つはサーキットでの本格的な走行を可能とすべく開発されたM ハイ・パフォーマンス・モデルとなる「BMW X6 M Competition(エム・コンペティション)」、もう1つはサーキットで培われた技術を余すことなく取り入れ走行性能を高めたM パフォーマンス・モデルとなる「BMW X6 M60i xDrive(エムロクマルアイ・エックスドライブ)」である。
新型BMW X6 は、日本においては、BMW 社が初めて国土交通省からの認可を取得した、一定の条件下において、ステアリングから手を離しての走行が可能なドライバーの運転負荷を軽減し安全に寄与する運転支援システム「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」の搭載等、最先端の運転支援システムに加え、最新世代のコネクティビティも有し、「OK, BMW」と話し掛けることで、車両の操作、目的地の設定等が可能である。
Apple CarPlay への対応、スマートフォンで事前に検索した目的地を車両に送信する等、利便性が大幅に高められたモデルである。また、BMW デジタル・キー・プラスの標準装備により、車両のキーを持たずとも、対応のスマートフォン、スマートウォッチを携行していれば、車両に近づくだけでロック解除が可能であり、さらに車室内にロック解除に使用したデバイスがあるだけで、エンジンの始動も可能である。
デザイン 新型BMW X6 のエクステリア・デザインは、BMW のラグジュアリー・モデルに相応しい圧倒的な存在感、ダイナミズム、威風堂々たる佇まいに加え、スポーティさを強調している。
フロント・デザインの象徴の1 つであるヘッドライトは、BMW モデルとして初めて採用となる矢印型デイ・ライト機能を有したLED ヘッドライトを採用している。フロント・バンパーは大型化し、プラグイン・ハイブリッド・モデルにおいては、暗闇で光を放ち存在感を増すアイコニック・グロー・キドニー・グリルとする事で、夜間における存在感を増している。
インテリアにおいては、12.3 インチのメーターパネルと、14.9 インチのコントロール・ディスプレイを一体化させ、運転席側に湾曲させた最新のカーブド・ディスプレイの採用により、優れた視認性と高い操作性を実現し、BMW 特有のiDrive コントローラー回りをすっきりとさせる事で、運転席まわりの空間を広くし、モダンな印象を与えている。
パワー・トレイン
高効率ガソリン・エンジンを搭載するM パフォーマンス・モデルBMW X6 M60i xDrive は、4.4L V 型8 気筒BMW ツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンに、ダイナミックな走りを実現する8 速ステップトロニック・スポーツ・トランスミッション、さらには、48V マイルド・ハイブリッド・システムが組み合わされ、システム・トータル最高出力530PS(390kW)*、システム・トータル最大トルク750Nm*を発揮する。
M ハイ・パフォーマンス・モデルBMW X6 M Competition は、4.4L V 型8 気筒BMW M ツインパワー・タ ーボ・ガソリン・エンジンに、ダイナミックな走りを実現する8 速M ステップトロニック・トランスミッシ ョン、さらには、48V マイルド・ハイブリッド・システムが組み合わされ、システム・トータル最高出力625PS (460kW)*、システム・トータル最大トルク750Nm*を発揮する。 *: ヨーロッパ仕様値
ドライビング・ダイナミクス
ダイナミックな走行性能、あらゆる運転状況における抜群の安定性、高精度なハンドリング性能、優れた乗り心地、世界最高のドライビング・ダイナミクスの実現を目指し、新型BMW X6 には、様々な最先端シャシ ー・テクノロジーを採用している。
BMW X6 M60i xDrive には「アダプティブM サスペンション」が、BMW X6 M には「アダプティブM サスペンション・プロフェッショナル」が装備され、それぞれのモデルの特性に応じた、快適で安全なハンドリングを実現している。
更に、BMW X6 M60i xDrive には、卓越性とハンドリング快適性を高める電動パワー・ステアリング「インテグレイテッド・アクティブ・ステアリング」が装備される等、最新テクノロジーを、およびBMW X6 M Competition に標準装備することで、まったく新しい次元の走行快適性と長距離ドライブの快適性を実現している。
BMW X6 M Competition に、電子制御ダンパーとアクティブ・ロール・スタビライザーを備えたアダプティブM サスペンション・プロフェッショナルを採用する事で、長距離走行において優れた快適性を実現するComfort(コンフォート)モード、スポーツ走行に適合するボディ剛性を高めるSport(スポーツ)、さらに、ダイナミックな走行を可能にする、Sport Plus(スポーツ・プラス)モード、3 種類のモードをM セットアップ・メニューから選択可能である。さらに、BMW X6 M Competition に、アクティブ・ロール・コンフォートを備えた直進走行時の快適性向上に寄与するアクティブ・ロール・スタビライザー、M スポーツ・ブレーキ、優れたトラクション性能を実現するMモデル専用4 輪駆動システムM xDrive(エム・エックスドライブ)、リア・アクスルにはアクティブM ディファレンシャル等を採用する事で、あらゆる状況において、M ハイ・パフォーマンス・モデルに相応しい優れた駆けぬける歓びを実現する。
ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能を搭載
BMW 社が国内認可取得モデルとして初めて導入したハンズ・オフ機能が搭載されている。「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」とは、高速道路*1での渋滞時において、ドライバーの運転負荷を軽減し安全に寄与する運転支援システムである。この機能は、ドライバーが絶えず前方に注意するとともに、周囲の道路交通や車両の状況に応じて直ちにハンドルを確実に操作することができる状態にある限りにおいて、一定の条件下において、ステアリングから手を離しての走行が可能*2となる。
* 1: 高速自動車国道法に定める高速自動車国道、及び指定都市高速道路に分類される道路が対象。
* 2: SAE International(Society of Automotive Engineers)が定めるレベル2 の段階であり、自動運転ではなく、前方注視が必要となるなど、ある一定の条件が必要。
安全機能・運転支援システム「ドライビング・アシスト・プロフェッショナル」
高性能カメラ&レーダー、および高性能プロセッサーによる高い解析能力によって、より精度と正確性が向上した、最先端の運転支援システムを標準装備している。アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴ ー機能付)、レーン・チェンジ・ウォーニング(車線変更警告システム)およびレーン・ディパーチャー・ウ ォーニング(車線逸脱警告システム)、ステアリング&レーン・コントロール・アシスト、レーン・チェンジ・アシスト、サイド・コリジョン・プロテクションおよび衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)、クロス・トラフィック・ウォーニング、ペダル踏み間違い急発進抑制機能を、標準装備としている。
標準装備となるパーキング・アシスト・プロフェッショナルには、時速35km 以下で車両が直前に前進したルート最大200m までを記憶し、その同じルートをバックで正確に戻ることが可能となるリバース・アシスト・プロフェッショナル機能が採用されている。日本に多数点在する細い道での対向車とのすれ違いに困った際など、安全かつ正確に、元のルートに復帰することが可能となる。
BMW コネクテッド・ドライブ
BMW コネクテッド・ドライブは、車載通信モジュールにより、ドライバー、クルマ、そして取り巻く情報をIT ネットワークで繋ぐことで、「もしもの時に備える万全の安全性」、「カーライフを進化させる革新の利便性」、「充実の情報と最新のエンターテインメント」を提供する総合テレマティクス・サービスとして2013 年に輸入車として初めて導入された。また、スマートフォン向けアプリの導入により、車両情報やニュース等へのアクセスを可能にし、顧客の利便性を向上させるサービスを提供してきた。さらに、2021 年夏には、より操作性・利便性を高めた新たな機能を追加すると共に、新しいスマートフォン向けアプリ「My BMW」を導入し、車とユーザー、情報をシームレスに繋げ、より快適でスマートなモビリティ・ライフをサポートする新しいパーソナル・アシスタント・サービスとして生まれ変わった。
BMW Intelligent Personal Assistant(インテリジェント・パーソナル・アシスタント)
BMW インテリジェント・パーソナル・アシスタントは、AI 技術を活用することで、音声会話だけで車両の操作、情報へのアクセスが可能となるBMW 最新の機能である。今までの音声入力と異なり、より自然な会話に近い言葉で、ドライバーの指示や質問を理解し、適切な機能やサービスを起動可能にする他、使用頻度に応じてドライバーの好みを学習し、長く乗り続けるほどドライブにおける真のパートナーとしての役割を担うことが可能となる。そして、BMW のインテリジェント・パーソナル・アシスタントの最たる特徴は、ドライバーがシステムの「名前」を自由に付けることが可能な点である。例えば、BMW インテリジェント・パーソナル・アシスタントを起動する際、「OK, BMW(オーケー・ビー・エム・ダブリュー)」だけでなく、呼びかける言葉を任意に設定することが可能なため、より身近な存在としてストレス無く使用することが出来る。
Amazon Alexa
Alexa は、Amazon が提供するクラウドベースの音声サービスあり、全世界で利用され、日本においても、日本語による音声サービスが提供されている。Alexa は、Amazon Echo シリーズなどのデバイスに搭載されており、Alexa に話しかけるだけで天気予報やニュースの確認、音楽ストリーミングの再生、Amazon.co.jp でのショッピング、対応するスマートホームデバイスの操作などが可能になる。オーナーのスマートフォン上アプリ「My BMW」を使用して、車両をAlexa と連携させることにより、自宅さながら、Alexa の様々なサービスや機能を利用することが可能となる。
3 年間の主要メインテナンスが無償となるBMW サービス・インクルーシブ・プラス
3 年間の主要メインテナンス無償提供、タイヤ/キーの破損や紛失の際の費用サポート等が含まれる「BMW サ ービス・インクルーシブ・プラス」が全車に付帯されている。この「BMW サービス・インクルーシブ・プラス」は、2016 年よりBMW 全モデルに標準装備された新しいメインテナンス・パッケージであり、顧客に対してより安心なドライブを提供している。
主な車両諸元
●BMW X6 M60i xDrive
全長4,955mm、全幅2,005mm、全高1,700mm、ホイールベース2,975mm、車両重量2,340kg、車両総重量2,615kg、排気量4,394cc、V 型8 気筒ガソリン・エンジン、最高出力530PS(390kW) /5,500rpm、最大トルク750Nm/1,800-4,600rpm、電気モーター出力12PS(9kW)、電気モーター・トルク200Nm、システム・トータル最高出力530PS(390kW)*、システム・トータル最大トルク750Nm*。
●BMW X6 M Competition
全長4,940mm、全幅2,020mm、全高1,695mm、ホイールベース2,970mm、車両重量2,360kg、車両総重量2,635kg、排気量4,394cc、V 型8 気筒ガソリン・エンジン、最高出力625PS(460kW) /5,500rpm、最大トルク750Nm/1,800-4,600rpm、電気モーター出力12PS(9kW)、電気モーター・トルク200Nm、システム・トータル最高出力625PS(460kW)*、システム・トータル最大トルク750Nm*。
*: ヨーロッパ仕様値
BMW X モデルについて
BMW X モデルは、1999 年にBMW X5(エックスファイブ)、2004 年にBMW X3(エックススリー)、2008年にBMW X6(エックスシックス)、2010 年にBMW X1 の初代モデルが誕生している。その後、2014 年にはBMW X4(エックスフォー)、2018 年にはBMW X2(エックスツー)、2019 年にはBMW X7(エックスセブン)が誕生している。
この内、BMW X1、BMW X3、BMW X5、BMW X7 は、それまでの武骨なSUV とは明確な一線を画す、オンロード走行性能を高めたスポーツ・アクティビティ・ビークル(SAV)という革新的なコンセプトによって新たなセグメントを確立し、BMW X2、BMW X4、BMW X6 は、スポーティでエレガントなクーペ・デザインとBMW X モデルの力強い存在感を兼ね備えた、スポーツ・アクティビティ・クーペ(SAC)と呼ばれるコンセプトを形成している。
さらに、2023 年には、BMW X モデル初のM 専用モデル、BMW M モデル初のプラグイン・ハイブリッド・モデルとなるBMW XM が誕生し、現在、BMW X モデルは、8 モデルで構成されている。
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