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計測が難しかったエンジンの回転速度が計測可能に ディーゼルエンジン回転計 GE-2500【小野測器】

2012年10月4日

㈱小野測器(代表取締役社長:小野雅道)は、確実かつ安定的に計測できるディーゼルエンジン回転計GE-2500を開発し、10月15日より受注を開始しますので、下記の通りお知らせ致します。

概要

GE-2500ディーゼルエンジン回転計は、従来測定が困難であったディーゼルエンジンの回転速度を、確実かつ安定的に計測可能な回転計です。
近年、環境対策としてハイブリッド車と同様にディーゼルエンジン車も注目されておりますが、ディーゼルエンジンは、ガソリンエンジンに比べて計測器による回転速度計測が困難です。
従来の計測方法としては、燃料噴射管やエンジン本体の振動から回転計測する方法があります。しかし、最近のディーゼルエンジンはコモンレール方式を採用した多段噴射のエンジンが増え、それにより振動が減り、従来の方法では回転計測できない場合が増えております。
GE-2500は、エンジンの回転速度とオルタネータの回転速度が比例関係にあることを利用し、オルタネータの回転速度を計測することで、エンジンの回転速度を求める新たな計測手法の エンジン回転計です。オルタネータの回転速度を利用することによって、エンジンの種類や気筒数に関係なく、確実かつ安定的に計測可能です。
オルタネータの回転速度計測用には、専用の小型回転検出器 OM-1500 を開発しました。
OM-1500はオルタネータの漏れ磁束を検出し、GE-2500と接続する事によって回転速度を計測します。

特長

① どのタイプのエンジンでも確実に計測可能な回転計(エンジンの気筒数、種類を問いません)
② 自動校正機能付き(オルタネータとエンジンの回転速度比率を自動で求めます)
③ セッティングが簡単(センサの取付位置は迷わず、ラフな取付で計測可能です)
④ FFT演算方式により微小な信号でも計測可能(ノイズに強く安定的な計測が可能です)

使用例

ディーゼルエンジンを搭載した車両実験
建設機械のメンテナンス時の回転速度計測
通過騒音試験用エンジン回転速度計測
自動車検査用のエンジン回転速度計測

主な仕様

<計測部>
測定対象 : ディーゼルエンジン、ガソリンエンジン
演算方式 : FFT演算方式

<表示部>
表示器 : 蛍光表示管
表示更新時間 : 0.2、0.5、1、2(秒)から選択

<入力部>
入力信号 : 2ch MAIN(計測用) REF(校正用)
電圧レンジ : ±5 V、±0.5 V、±0.05 V
入力コネクタ : BNC
定電流駆動電源 : 2.2~3.2 mA(REFのみ)

<出力部>
アナログ出力 : 回転速度演算値に対して出力  
・ 出力電圧範囲 : 0~F.S./0~10 V(フルスケールは任意設定可能)
・ 更新時間 : 200 ms以内
・ 変換方式 : 12 bit D/A変換方式
・ リニアリティ : ±0.3 %/ F.S.
・ 出力コネクタ : BNC

パルス出力 : 表示回転速度の周波数をパルス出力(例:6000 r/min時は100 Hz DUTY 1:1)
・ 出力電圧 : Hi:+4.5 V以上 Lo:+0.5 V以下(無負荷時)
・ 出力コネクタ : BNC

<一般仕様>
電源 : DC12~24 V 8 VA以下  
外形寸法 : 144(W)×72(H)×180(D) mm(突起物含まず)
規格 : CEマーキング対応、RoHS対応
付属品 : 取扱説明書1部、シガーソケット電源ケーブル1本、ゴム足4式

価格

GE-2500  ディーゼルエンジン回転計  ¥198,000 (税込¥207,900)
OM-1500  モータ/エンジン回転検出器  ¥30,000 (税込¥31,500)

販売計画

初年度販売予定 : 200台

問い合わせ先


小野測器では、充実のサポート体制で製品のバックアップをいたします。
また、お客様のご要望に応じたシステム提案、アプリケーションの開発も行います。

㈱小野測器  http://www.onosokki.co.jp/ お客様相談室 : 0120-388841



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