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太陽光発電舗装システム(Wattway Pack)の施工について【東亜道路工業】

2022年12月26日

  

太陽光発電舗装システム(Wattway Pack)の施工について
シェアサイクリング等電動モビリティの充電スポットへの設置事例をご紹介!

  

当社は、路面に直接設置できる太陽光発電パネルと蓄電池を併用した太陽光発電舗装システム(Wattway Pack)を2022年6月より販売開始しました。 長野県上田市において、エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社が株式会社ドコモ・バイクシェア等とともに11月8日から開始した「グリーンエネルギーを活用したシェアサイクルシステムの実証」において、同社のデータ分析/活用基盤Smart Data Fusion*1の連携検証設備としてWattway Packが採択され、実証場所である上田市観光会館のシェアサイクルポートへの設置工事を当社が行いました。
Wattway Packは小規模の独立電源システムであり、ファシリティ・マネージメントの観点から設置スペースや景観・安全性に優れ、市街地や公園において、サイクリングロードや電動モビリティなどの充電スポットとして適用可能なソリューションです。
今後、当社では太陽光発電舗装システムを世界的な目標であるSDGsに寄与する技術として、さらなる普及を目指します。

  

Wattway Packの概要

​Wattway Packとは、フランスの道路会社Colas社とフランスの国立太陽エネルギー技術研究所(CEA-INES)が共同して開発した路面に直接設置できる太陽光発電パネル(Wattway)と、蓄電池を組み合わせた小規模の独立電源システムです。発電した電力を蓄電することにより、照明施設、監視カメラ、電動モビリティの充電、Wi-Fi設備などの電源として利用が可能であり、被災時には非常用電源として機能します。

Wattwayは面積0.86 m2、厚さ6 mm、質量5.5 kgであり、1枚の最大発電能力は125Wpです。軽量で持ち運びが容易であり、特殊な接着剤により舗装面にそのまま貼り付けることが可能です。フランス国内では大型車による実証実験で耐久性の確認がなされており、またパネル表面に施されたすべり止め機能により、歩行者や車両の通行する箇所への適用が可能です。

  

設置概要

発注者:エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社
設置箇所:上田市観光会館のシェアサイクルポート
設置規模:太陽光パネル6枚(750Wp)、蓄電池2,688Wh
設置年月:2022年11月
電力消費先:太陽光パネルで発電した電力で蓄電池を充電し、その電力を非接触充電対応のサイクルポートを通じて電動アシスト自転車のバッテリーに供給。路面に設置する太陽光パネルをシェアサイクル※の充電に活用するのは全国初の試み。

※「上田市・千曲市 広域シェアサイクル社会実験」で株式会社ドコモ・バイクシェアがシステム提供するシェアサイクルサービス(事業者主体は長野県(UDC信州)・上田市・千曲市、運営主体は株式会社日本海コンサルタント)

*1 Smart Data Fusion:デジタルツインでインフラ設備の管理・運用情報および、3D 情報・リアルタイム情報を収集・統合し、設備延命化、設備稼働率の向上、設備管理・投資の最適化に貢献するデータ分析・活用基盤。Webアプリケーションとして提供するサービス。
【商品ホームページ】 https://www.nttcom.co.jp/smtech/sdf/

※「Smart Data Fusion」はNTTコムウェア株式会社の登録商標です。

  

【問い合わせ先】東亜道路工業株式会社 建設事業本部 企画開発部 新田 浩(ニッタ ヒロシ)
〒106-0032 東京都港区六本木7-3-7
E-mail:h_nitta@toadoro.co.jp,TEL:03-3405-1813 FAX:03-3405-4210

  

  

  

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