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自動運転を活用したビジネスアイデアのコンテスト M-BIC2022の各賞受賞者が決定!
2023年12月14日
自動運転を活用したビジネスアイデアのコンテスト M-BIC2022の各賞受賞者が決定!
最優秀賞は「V-park バーチャル駐車場」、優秀賞は「自動運転で行くミステリーツアー」、
デジタル庁モビリティ班特別賞は「自動運転を活用した物流システムの自動化・最適化ビジネス」
12月10日(土)に、東京大学本郷キャンパス福武ホールにおいて「モビリティを活用したビジネス・イノベーション・コンテスト(M-BIC)2022」の最終審査会が開催され、最優秀賞、優秀賞、協賛企業による特別賞、及びデジタル庁モビリティ班特別賞の受賞者が決定しました。
このコンテストは、自動運転技術を、社会をより良く未来をより面白くするための手段と捉え、それを活用した新たなビジネスプランを提案し競うイベントです。全国10の大学・大学院・高専から集まった13チームの学生を中心に、企業や省庁から多くの方にもご参加いただき、約半年に渡る議論によりアイデアを深めてきました。最終審査会では、自動運転ならではの価値を活かして社会を変革する様々なアイデアが披露され、各賞の発表と表彰が行われました。
全体集合写真 |
コンテスト会場の様子 |
最優秀賞(副賞:賞金20万円):「V-park -バーチャル駐車場-」
提案チーム:LING(秋山真鈴、鈴木暢英)
V-parkは『いつでもどこでも使える駐車場』。自動運転に駐車を任せることが「新たな移動の自由」「土地利用の変革」「シェアリングエコノミーの拡大」を実現します。持続可能な社会の基盤となるビジネス提案です。 |
受賞チーム:LING |
優秀賞(副賞:賞金10万円):「自動運転で行くミステリーツアー」
提案チーム:Doshisha Consulting Group (DCG)(柴優一郎、安藤睦乃、武田拓)
本ビジネスプランは、自動運転車を活用したミステリーツアーです。大学生を中心とした若者をターゲットとして、公共交通機関では辿り着きづらい地域への旅行プランを旅行者の希望を元に作成し、今までにない最高の旅を提供します。 |
受賞チーム:DCG |
デジタル庁モビリティ班特別賞(副賞:デジタル庁モビリティ班とのディスカッションにご招待):「自動運転を活用した物流システムの自動化・最適化ビジネス」
提案チーム:大阪公立高専 物流ズ(森成諒、原田匠)
物流における顧客満足度の向上と運送会社の負担軽減を同時に満たすため、自動運転による”動く宅配ボックス”を導入し、日本の物流を変えるビジネスプランです。 |
受賞チーム:大阪公立高専物流ズ |
企業特別賞
ネオキャリア賞:自動運転を活用した物流システムの自動化・最適化ビジネス(大阪公立高専 物流ズ)
BOLDLY賞:マチミチ -ポチッと道路占用-(MW)
MRI賞:V-park -バーチャル駐車場-(LING)
ASmobi賞:ふらっと~都市の隙間で愉しむ~(MobiTecture)
ニューステクノロジー賞:マチミチ -ポチッと道路占用-(MW)
イーブイ愛知賞:余韻コンシェルジュ(TUEL)
三井住友海上賞:余韻コンシェルジュ(TUEL)
ティアフォー賞:おとモビ #移動式ロッカーで快適な旅へ(NISLAB)
協賛企業による特別賞 |
▼提案ビジネスプラン / チーム名一覧
詳細は公式webサイトをご覧ください:https://park.itc.u-tokyo.ac.jp/m-bic/2022
・自動運転で行くミステリーツアー / Doshisha Consulting Group (DCG)
・Auto-Kensha: End-to-end and On-Demand Autonomous Emergency Vehicle Service for People in Need / TLAB ・移動時間削減のための差別最適化を行う信号機制御ビジネス / OMUCT_S ・移動×滞在空間の自動運転車サービス / TRAVAY ・マチミチ -ポチっと道路占用- / MW ・ふらっと ~都市の隙間で愉しむ~ / MobiTecture ・V-park -バーチャル駐車場- / LING ・いつでもどこでもセルフエステ / ナバラ― ・おとモビ #移動式ロッカーで快適な旅へ / NISLAB ・余韻コンシェルジュ / TUEL ・自動運転を活用した物流システムの自動化・最適化ビジネス / 大阪公立高専 物流ズ ・自動運転を用いた観光・移動用次世代モビリティ / SPEL ・老いゆく郊外のための自動運転モビリティ / OCSy |
▼審査員講評
前田 紘弥 (株)アーバンエックステクノロジーズ 代表取締役
半年かけて様々な専門家のアドバイスを受けながら作ってきた提案には、強い思い入れがあるのではないでしょうか。私が皆さんの立場だったら、ここにいる協賛企業の方に事業化を持ちかけてみる、自分でサービスを作ってみる、サービスが売れそうなら会社にしてみる、あるいは就職する会社の中で新規事業を提案してみる、など自分たちの提案を実現する方法を考えます。素晴らしいアイデアばかりでしたので、実現に向けて動き出すチームが1つでも2つでもあれば、世の中にいいインパクトが出ると思っています。 |
前田(紘)審査員 |
前田 翠 (株)オープンハウスグループ 総合推進本部 事業開発部
どの提案も既存の考え方にとらわれず、多角的に検討されたものだったので、大変楽しく提案を聞かせていただきました。おかげさまで有意義な時間となりました。今回長きに渡って議論や検討を重ねてきたと思いますが、このような経験は、学業だけではなく、社会に出てからも大変役立つと思います。今後もご活躍されることを楽しみにしております。 |
前田(翠)審査員 |
和田 幸子 (株)タスカジ 代表取締役
2 ヶ月前の中間プレゼン会の際も、審査員として参加しました。その時から今日までとても大きな変化が皆さんの中であったのだろうというような、プレゼン・提案内容の変化が感じ取れました。特に、どのような課題をもった人に、どのようなソリューションを提供し、社会をどのように変えていくのかということについて、改めて考えてまとめてあり、プレゼンの際の自信に繋がったのではないかと思います。私自身も起業家として、社会課題を解決したいと思って活動をしてきましたが、どの課題をどのように変えるのかが明確になったとき、大きなエネルギーが生まれると思っています。せっかく考えたアイデアなので、ご自身で起業する、会社に就職してその中で事業化するなど、ぜひ実現することにチャレンジしてください。 |
和田審査員 |
赤木 康宏 名古屋大学 未来社会創造機構 モビリティ社会研究所 特任准教授
M-BICが始まった半年前から、M-BICの様々なイベントに参加し、楽しい時間を過ごさせてもらいました。私自身が行っている自動運転の研究開発に対しても、役立つ情報をいただきました。今日、会場またはwebを通して、たくさんの方に皆さんの意見を視聴いただいたということは大変重要でした。社会で自動運転の研究開発をされている方に対しても、今日のイベントを通して大きなヒントを渡すことができ、それによって社会を変えられたのではないかと思います。今日の会場にも、日本を代表する自動運転を開発・運用する方がたくさん集まっていらっしゃるので、皆さんのアイデアを実現するために、協力体制を組み、今後の開発に対して意見を交換していければと思います。 |
赤木審査員 |
宇佐見 潤 デジタル庁統括官付 参事官付 主査
10月の中間プレゼン会のときから、より定量的に分析されているグループや、方向性や考え方を変えたグループがありました。改めて中間プレゼン会の資料を見た上で今日の資料を拝見すると、大きく異なる提案になっていることがわかります。その中で様々なことを考え、チームの中で議論しながら進め、様々なことを模索しながら今日に至ったと思います。このような経験を活かしながら、ぜひ今後もご活躍ください。 |
宇佐見審査員 |
▼M-BIC 2022活動概要
M-BICは、一般社団法人モビリティ・イノベーション・アライアンス、東京大学モビリティ・イノベーション連携研究機構、同志社大学モビリティ研究センターが主催し、内閣府・デジタル庁の後援、民間企業・団体13者の協賛を受けて実施されています。
全国10校の大学・大学院・高専から参加する13チームの学生達は8月からはじまった4回にわたる勉強会を通して、自動運転の最新技術・法制度・民間企業の取り組み状況などについて学び、協賛企業や協力省庁からの参加者とともに、自動運転の価値やそれを活かすための方法について時間をかけて議論し、新たなビジネスプランを創り上げてきました。
10月10日に内閣府等主催の自動運転関係の国際ワークショップの併催イベントとして開催された中間プレゼン会には、聴衆・参加者合わせて100名以上が参加し、各チームの「自動運転×建築」、「自動運転×エンターテイメント」、「自動運転×美容」といったビジネスプランに対して各分野からの審査員5名による熱のこもった問いかけやアドバイスが行われました。
12月10日に開催された最終審査会では、審査員および会場・オンライン合わせて110名以上の聴衆を前に、学生チームにより自動運転サービスを用いた未来のビジネスアイデアの最終プレゼンテーションが行われました。そして「新規性・進歩性」や「ビジネスとしてのフィージビリティ」、「社会や顧客の生活や体験がどのように変化するか、すなわち誰がどのように幸せになれるのかを具体的に描けているか」、といった審査基準に沿って、審査員5名により最優秀賞、優秀賞の受賞者が決定されました。また、特別協賛企業が独自の審査基準で選ぶ特別賞の受賞者も合わせて決定されました。
▼公式webサイト・SNS
コンテストに関する情報は、公式webサイトやSNSでも発信しています。
公式webサイト:https://park.itc.u-tokyo.ac.jp/m-bic/2022
Twitter:https://twitter.com/2022mbic
Facebook:https://www.facebook.com/2022mbic
▼参考 モビリティを活用したビジネス・イノベーション・コンテスト(M-BIC)2022概要
【主催】
一般社団法人モビリティ・イノベーション・アライアンス
東京大学モビリティ・イノベーション連携研究機構
同志社大学モビリティ研究センター
【後援】
内閣府
デジタル庁
【協賛企業】
特別協賛:
(株)ネオキャリア、BOLDLY(株)、(株)三菱総合研究所、先進モビリティ(株)、(株)ニューステクノロジー、イーブイ愛知(株)、三井住友海上火災保険(株)、(株)ティアフォー
協賛:
ホンダモビリティソリューションズ(株)、WILLER(株)、(株)電算システム、(株)エクセイド、京都クオリアフォーラム
【協力省庁】(学生勉強会への参加等)
内閣府、警察庁、デジタル庁、総務省、経済産業省、国土交通省(自動車局、道路局)
【コンテスト参加学生の所属】
大阪公立大学工業高等専門学校、香川大学・大学院、京都大学、東京大学・大学院、同志社大学・大学院、広島大学大学院、横浜国立大学大学院
【審査員】
前田 紘弥 (株)アーバンエックステクノロジーズ 代表取締役
前田 翠 (株)オープンハウスグループ 総合推進本部 事業開発部
和田 幸子 (株)タスカジ 代表取締役
赤木 康宏 名古屋大学 未来社会創造機構 モビリティ社会研究所 特任准教授
宇佐見 潤 デジタル庁統括官付 参事官付 主査
【賞】
最優秀賞(賞金20万円)
優秀賞(賞金10万円)
デジタル庁モビリティ班特別賞(デジタル庁モビリティ班とのディスカッションにご招待)
企業特別賞:
ネオキャリア賞(副賞:特別選考フローへのご案内)
BOLDLY賞(副賞:境町の自動運転バス貸切ツアー(10万円相当))
ASmobi賞
MRI賞(副賞:Amazonギフト券5万円、(希望者のみ)社員との懇談会)
TIER IV賞(副賞:自動運転車両への試乗機会のご提供、企画メンバーとの対談の機会のご提供)
ニューステクノロジー賞(副賞:インターンご招待)
三井住友海上賞(副賞:2024年新卒採用選考 ファストトラック)
イーブイ愛知賞(副賞:図書カード5万円分)
【スケジュール】
5月1日 エントリー開始
6月30日 エントリー締切
7月下旬 書類選考結果通知
8月19日 第1回勉強会(同志社大学)
9月10日 第2回勉強会(東京大学)
10月10日 中間プレゼン会(同志社大学・オンライン配信)
(SIP-adus Workshop(内閣府等主催)の併催イベント)
10月28日 第3回勉強会(東京大学)
11月5日 第4回勉強会(同志社大学)
12月10日 最終審査会(東京大学・オンライン配信)
▼一般社団法人モビリティ・イノベーション・アライアンス
一般社団法人モビリティ・イノベーション・アライアンス(英語名:Mobility Innovation Alliance Japan)は、内閣府・戦略的イノベージョン創造プログラム(SIP)第2 期「自動運転(システムとサービスの拡張)」の取組みの一環として行われた、23 大学の学術関係者と公的研究機関等の連携体である「モビリティ・イノベーション連絡会議」の活動を引継ぎ、『移動の革新に関する技術開発や社会実装を起動する会員主導の団体』となることを目指して設立されました。会員の学術関係者とともに、新たなモビリティの社会実装に向けた政策提言や、国際会議・ワークショップの企画・運営や海外研究機関との連携研究活動の調整、地域でのセミナーやアイデアコンテストの開催などの活動を通して、新たなモビリティの実現に寄与することで、社会経済・学術研究に貢献していきます。
設立日:2022 年7 月1 日
所在地:〒153-8505 東京都目黒区駒場4-6-1 東京大学生産技術研究所内
理事長:天野 肇(前ITS Japan専務理事、元東京大学客員教授)
副理事長:須田 義大(東京大学モビリティ・イノベーション連携研究機構 機構長、教授)
理事:内村 孝彦、大口 敬、監事:星野 大紀
公式ウェブサイト:https://mobilityinnovationalliance.org/
(本件に関するお問合せ先)
一般社団法人モビリティ・イノベーション・アライアンス 事務局(鈴木、梅田)
E-mail: miaj-sec@its.iis.u-tokyo.ac.jp
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