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「塗装ブース用高性能ドライフィルターの開発」で機械振興賞を受賞【ダイハツ工業】

2022年12月23日

  

ダイハツ、「塗装ブース用高性能ドライフィルターの開発」で機械振興賞を受賞
~塗装ブース全体のCO2排出量を45%低減~

  

ダイハツ工業株式会社(以下、ダイハツ)は、一般財団法人機械振興協会主催の第57回機械振興賞において『塗装ブース用高性能ドライフィルターの開発』が「奨励賞」を受賞しました。
「機械振興賞」は、優れた開発や実用化、開発の支援活動を通じて、わが国の機械産業技術の発展に著しく寄与した企業・大学・研究機関・支援機関と開発・支援担当者に対し与えられるものです。

  

受賞業績名

塗装ブース用高性能ドライフィルターの開発

  

概 要

ダイハツは、2035年工場カーボンニュートラル実現に向け、生産設備におけるCO2排出量削減に取り組んでいます。中でも、塗装ブースのCO2排出量が最も多く、削減には空調風量を小さくすることの他、未塗着塗料の捕捉方法をウエットスクラバー方式からドライスクラバー方式にした上で空調リサイクル化する方法もありますが、既製のフィルターでは捕集効率と交換周期の両立が難しく、かつ安価なものがありませんでした。 今回開発した交換式ドライフィルター(図1参照)は安価な素材としてダンボールを採用、深層濾過(図2参照)の考え方を用いて、塗料種毎に濾材の構造を最適化することにより、捕集効率と交換周期を両立させることが可能になりました。その結果、塗装ブース全体のCO2排出量を45%、メンテナンスコストを50%以上低減することができました。また、水の使用が無くなるため、設備の長寿命化及び水使用に伴う臭気・騒音が低減され、作業環境の改善にも効果がありました。

【図1:交換式ドライフィルター】

  

【図2:深層濾過】

ダイハツは、今後も徹底した省エネ化の推進を通じ、2035年工場カーボンニュートラルの実現に向け取り組んでまいります。

  

以上

(関連リリース)ダイハツ、カーボンニュートラルを見据え、京都(大山崎)工場をリファイン

> https://www.daihatsu.com/jp/news/2022/20221007-1.html

  

  

  

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