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自動車用デジタル・キーの認定取得を簡略化する次世代車載用NFCリーダライタICを発表【STマイクロエレクトロニクス】
2022年10月13日
自動車用デジタル・キーの認定取得を簡略化する次世代車載用NFCリーダライタICを発表
市場初のCar Connectivity Consortium規格準拠 NFCフォーラム認定取得IC
STマイクロエレクトロニクス(NYSE STM、以下ST)は、Car Connectivity Consortium(CCC)によるデジタル・キー規格に準拠した車載用NFCリーダライタIC「ST25R3920B」を発表しました。同製品は、性能向上と製品認証の簡略化に貢献する機能を備えています。
ST25R3920Bは、自動車のドアやセンター・コンソールにおいて、キーレス・エントリやキーレス・スタート、Qiワイヤレス充電制御、スマートフォンのペアリングなどに使用されます。同製品には、WPC(Wireless Power Consortium) Qi充電アプリケーションにおいてNFCカード(交通系ICカードなど)を保護するST独自のハートビート・アルゴリズムが搭載されており、NFCカードとカード・エミュレーション・モードのスマートフォンを判別できるため、カードに誤って充電することを防止すると同時に、スマートフォンを充電可能です。
さらに、アクティブ波形補正(AWS)が強化されており、最新のNFCフォーラム認証リリース13(CR13)への準拠を簡略化します。これにより、CCCデジタル・キー・ソリューションとスマートフォン間の相互運用性の向上を図ることができます。AWSは、パラメータを調整することで受信信号からアンダーシュートとオーバーシュートを除去できるため、開発中にアンテナの再調整を繰り返す必要がありません。ST25R3920Bは、自動アンテナ・チューニングおよび低消費電力の自動ウェイクアップにも対応しています。
ST25R3920Bは、最大1.6Wの出力とクラス最高の感度を備え、ドア・ハンドルなど、スペースの制約により小型アンテナが必要とされる場合でも、通信距離の最大化に貢献します。出力電力は、NFCフォーラムやEMVCo仕様で定められた上限値 / 下限値に準拠できるよう、動的に調整可能です。
また、ノイズ耐性に優れた入力回路構造とST独自のノイズ抑制レシーバ(NSR)を採用し、きわめて高い外部干渉耐性を備えています。各自動車メーカーに固有の最も厳格なノイズ注入試験にも対応可能で、ワースト・ケース条件における安全な動作を実現します。
ST25R3920Bは、現在サンプル出荷中です。価格の詳細については、STのセールス・オフィスまたは販売代理店までお問い合わせください。
詳細については、ウェブサイトをご覧ください。
( https://www.st.com/ja/nfc/st25r3920b.html?icmp=tt28783_gl_pron_sep2022 )
STマイクロエレクトロニクスについて
STは、約48,000名の従業員を擁し、包括的なサプライ・チェーンと最先端の製造設備を有する世界的な総合半導体メーカーです。約20万社を超えるお客様や数千社のパートナー企業と協力しながら、お客様のビジネス創出や持続可能な社会をサポートする半導体ソリューションの開発ならびにエコシステムの構築に取り組んでいます。STのテクノロジーは、スマート・モビリティ、電力エネルギー管理の効率化、IoT・コネクティビティの普及を可能にします。STは、2027年までのカーボン・ニュートラルの実現を目標にしています。さらに詳しい情報はSTの
ウェブサイト(http://www.st.com )をご覧ください。
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