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リサイクル鋼材、サーキットを駆ける!~トヨタのサーキット競技車両に鉄スクラップ由来の鋼材を採用~【東京製鐵】

2022年10月13日

  

リサイクル鋼材、サーキットを駆ける!
~トヨタのサーキット競技車両に鉄スクラップ由来の鋼材を採用~

  

今般、トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ自動車)のサーキット競技車両に当社材が採用され、来る「スーパー耐久レース」にお いて走行予定となりましたので、ご報告致します。CO2 を低減した当社製造のリサイクル鋼材が採用されたのは、トヨタ自動車の競 技車両「ORC ROOKIE GR Corolla H2 Concept」です。当該車両は、10 月 15 日~16 日に岡山県で行われる「ENEOS スーパー耐 久シリーズ 2022 Powered by Hankook」の「第 6 戦 スーパー耐久レース in 岡山」にて走行予定です。

 当社材は、国内の貴重な資源である鉄スクラップを原料としたリサイクル鋼材であり、CO2 排出量を製品 1t当たり 0.4tに抑えら れることから、昨今の脱炭素(カーボンニュートラル)や資源循環(サーキュラーエコノミー)推進の機運が高まる中で、大きく注目を 頂いております。当社は今般、「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり・カーボンニュートラル実現に向けた選択肢拡 大」を掲げるトヨタ自動車の思いに共鳴し、その競技車両(水素エンジン車両)に当社材を採用頂くこととなりました。当社の主原料 は、建物の解体などから出る鉄スクラップであり、国内の資源循環を前進させる上でも、今回のトピックは大変大きな一歩と捉えて います。
 「SDGs」が社会の共通認識となるなかで、当社は昨年6月に長期環境ビジョン「Tokyo Steel EcoVision 2050」を改定し、2050 年 におけるカーボンニュートラル達成を新たな目標と致しました。その実現には、需要の多くを占める「鋼板類」における脱炭素の取 り組みが不可欠と考え、今年 6 月には、社長直轄の組織として、「グリーンEV鋼板事業準備室」を発足させました。この取り組みに おいては、鉄鉱石や石炭などの天然資源からではなく、国内に豊富に蓄積された老廃スクラップを主たる原料として、製鋼プロセス における脱炭素化の切り札である電気炉でアップサイクルした 「グリーンEV鋼板」を、2025 年までに自動車産業向けに量産・供給 することを目標としています。 今後も、わが国の貴重な資源である鉄スクラップを、より付加価値の高い鉄鋼製品へと「アップサイ クル」させていくチャレンジを進め、環境に優しい電炉鋼材の普及拡大による「カーボンマイナス」を通じ、「循環型社会」と「脱炭素 社会」の実現に大きく貢献してまいります。

  

<本リリースに関するお問い合わせ>
東京製鐵株式会社 本社総務部 Tel: 03-3501-7721 Mail: somu@tokyosteel.co.j

  

  

  

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