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ユーブロックスの最新高精度GNSSモジュール、センチメートル級測位が必須のアプリケーションに拡張性を提供
2022年9月13日
ユーブロックスの最新高精度GNSSモジュール、
センチメートル級測位が必須のアプリケーションに拡張性を提供
2022年9月13日、スイス、タルウィル – スイスのu-blox AG(日本法人:ユーブロックスジャパン株式会社、東京港区、代表入山鋭士)は、ZED-F9R高精度GNSS(全地球測位システム)推測航法モジュールの測位補強サービスの範囲を拡張する新しいファームウェア・アップデートをリリースしました。ファームウェア・アップデートにより、u blox ZED-F9R-03Bは新たにSPARTN 2.0およびQZSS CLAS補正サービスをサポートし、ZED-F9Rの市場となる地域を拡大するとともに、このモジュールを使用するアプリケーションの拡張性を向上させました。
RTK(リアルタイム・キネマティック)対応のZED-F9Rモジュールは、シンプルで効率的な実装が必要で、密集した都市などの厳しい信号環境でも高精度の測位データへの迅速なアクセスが重要となる、自律型の自動車および産業用アプリケーションでの使用を目的に設計されました。典型的なアプリケーションとしては、低速で移動するロボット芝刈り機やシェア電動スクーターなどのユースケースが挙げられます。
このモジュールは、RTK測位用の慣性計測ユニット(IMU)を内蔵し、洗練されたアルゴリズムを用いてIMUデータとGNSS測位、ホイール・ティック、補正サービスのデータ、車両ダイナミクス・モデルを融合することで、GNSSだけでは達成できない状況でも、センチメートル級の測位精度を実現します。また、最大4つのGNSS衛星群を同時に追跡するu-blox F9マルチバンドGNSSレシーバー・プラットフォームを搭載し、高品質の測位精度を提供します。
ユーブロックス測位プロダクト・センター産業用ナビゲーション&ロボティクス部門プロダクト・マネージャーのAlex Ngiは「弊社の新しいZED-F9R-03B高精度GNSSモジュールはSPARTN 2.0とQZSS CLASもサポートしているため、設計者は、推測航法技術を必要とする製品をより広い地域の市場に提供でき、規模の経済性を高めることができます。ユーブロックスが提供するサービスであるPointPerfectは、SPARTNプロトコルに基づく補正データを提供します」と語っています。
ユーブロックスについて
スイスのユーブロックス社(SIX:UBXN)は、自動車、産業、および消費者市場におけるポジショニングとワイヤレス通信の世界的なテクノロジーリーダーであり、信頼性の高いソリューション、サービスおよび製品により、人や車両、機械の正確な位置を特定、セルラー・ネットワークおよび短距離ネットワークを介してワイヤレスでの通信を可能にします。チップ、モジュール、安全なデータサービスと幅広いポートフォリオを備えたu-bloxは、顧客がIoT (Internet of Things) の革新的で信頼性の高いソリューションを迅速かつコスト効率よく開発できるようにする独自のポジションを築いています。スイスのタールヴィルに本社を置き、ヨーロッパ、アジア、米国にオフィスを構えています。詳細についてはwww.u-blox.comをご覧ください。
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