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SDGs時代に適した異種材料接合技術【輝創】

2022年7月27日

  

SDGs時代に適した異種材料接合技術
環境にやさしく、簡単施工、コストダウン可能な接合技術
「CAM接合」技術を開発しました

  

輝創株式会社(本社:愛知県春日井市、代表:前田 知宏)は、本日2022年7月27日(水)に、金属とプラスチックを接合する「CAM接合」技術の開発に成功したことを発表しました。
「CAM接合」は従来の接着剤や金属表面処理を行わずに環境負荷を無くして、誰でも簡単に化学結合と溶融結合により、金属とプラスチックを強力に接合する技術です。カーボンニュートラル、カーボンオフセットを目的としたSDGsへの取り組みに適した接合技術になっています。

  

【環境にやさしく、簡単施工、コストダウンを実現したCAM接合】
これまでの金属-プラスチックの接合は特殊接着剤、ボルト締結、金属表面処理によるアンカー接合が主流でした。しかし、接着剤では有機溶剤が含有され、金属表面処理では酸、アルカリ処理が必要で、いずれも環境負荷が大きく、カーボンニュートラルを目指した軽量化目的の接合技術として、適した接合技術ではありませんでした。持続可能な社会の実現を目指す技術開発においても、環境負荷低減が可能な接合技術が求められています。
CAM接合で用いるCAM剤は有機溶剤を一切用いておらず、CAM剤を金属表面に塗布するだけで接合に用いることができるため、環境にやさしい接合技術といえます。 施工方法も金属を脱脂洗浄してCAM剤を塗布し、プラスチックを加熱圧着するだけで接合が可能になり、非常に簡単です。
CAM剤の塗布量は50μm厚みで塗布すれば接合可能なことから、接着剤と比べても1/100以下の消費量となり、工程削減と併せて接合コストの大幅削減が可能になります。

【多彩な接合要望に応えるCAM接合】
CAM接合が可能な金属種類は、アルミニウム、鉄、ステンレス、銅が可能です。
接合が可能なプラスチックはPA、PBT、PPSなどのエンプラが可能です。
CAM剤は金属への塗布後、すぐに接合に用いることも可能ですが、CAM剤を乾燥させてからの接合も可能です。
CAM剤はペースト状や液状にできるため、3次元構造体への塗布やスプレー塗布、ディップ処理も可能になります。

【今後の展開】
今後はCAM接合受託試作及び開発受託をおこなう予定です。

【代表者コメント】
輝創株式会社 代表取締役 前田 知宏 コメント
CAM接合は、当社が取り組んでいた金属ープラスチック接合技術であるPMS処理開発の過程で生まれた技術です。CAM接合の、基本的性能を確認していく中で、今まで課題だと考えていたものを全て解決できることに気が付きました。数年前に金属ープラスチック接合が開始されて注目が集まり、徐々に製造現場に浸透していきましたが、持続化可能な開発が求められる社会において、環境性能、取り扱い容易さ、コスト削減の全てを満たすCAM接合は接合技術の分野で社会貢献できるのではと考えています。

【輝創株式会社】
【会社概要】
社名:輝創株式会社
事業所所在地:名古屋市守山区下志段味穴ヶ洞2268-1
           先端技術連携リサーチセンター
代表取締役: 前田 知宏
事業内容: 異種材料接合技術開発、AI画像検査ソフト開発
設立: 2012年3月
HP:https://kisoh-tech.com/

【お問合せ先】
輝創株式会社 代表取締役 前田 知宏
電話 : 080-2664-6398
Mail : maeda@kisoh-tech.com

  

  

  

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