ニュース
世界ラリー選手権(WRC)イギリス ~シトロエン、今年も世界タイトルをほぼ手中に~【プジョー・シトロエン・ジャポン】
2012年9月16日
ウエールズ・ラリーGBを終了して、セバスチャン・ローブとミッコ・ヒルボネンが 2位と 5位でフィニッシュしたことにより、2012年 WRC タイトル獲得がほぼ確実となりました。最終ステージ走行後、セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ組は9年連続の世界タイトルを更に確実なものにしました。5位に入ったミッコ・ヒルボネン/ヤルモ・レティネン組もシトロエン・トタル・ワールド・ラリー・チームの 8度目のマニュファクチャラーズタイトル獲得に大きく加担しました。
※結果はFIAの最終確認を条件とする。
ウエールズ・ラリーGBのデイ 3は、スワンジー近く3ステージを 2回走る設定です。ペター・ソルベルグに 6.4秒差で 3位スタートのセバスチャン・ローブは、前を走るソルベルグを抜くことを目的としていました。ポート・タルボットとレオラの2ステージでトップタイムを出したローブは、2位へとポジション・アップしました。
「昨日の最終サービスですべてセッティングを変えた。上手く行ったニュージーランドと同じ仕様にしたんだ。最初の2日間よりもっとグリップ力が欲しかったので同じ仕様を使ってみる事にした。だから2位になれたんだと思う。ソルベルグが僕たちのとのバトルを諦めたとは思いたくないしね」と、8度の世界チャンピオンに輝くローブは説明します。
一方でミッコ・ヒルボネンは、午前中で自分のペースを掴みました。「自分でいつも“サンデー・タイムズ”と呼んでるんだけど、いつも最終日に良いタイムが出るんだ。グリップがより良くなってきて、それが反映してタイムも良くなる・・・ってね。同時にタナックからの追い上げも無くなったけど、僕らはプッシュし続けるよ、だって上位陣に何が起こるかわからないからね。」
ローブとソルベルグの戦いは、カーディフのサービスが終わってからも続きました。ポート・タルボットのステージでソルベルグはローブを逆転し、続くレオラのステージでは再びローブが逆転とまさに0.1 秒差の争いでした。ウォルターズ・アリーナ2でのパワーステージのボーナスポイント争いでは、シトロエン・ドライバ-のふたりが重要なポイントを稼ぎました。ヒルボネンがベストタイムを出し、ローブが2番手タイムで総合2位も確保しました。「このラリーを素晴らしい成績で終了できて良かったよ」「楽な週末ではなかったけど、チームの 2つのタイトル獲得に向けて良い結果が残せて良かった」と、ヒルボネン。
「2位が確保できて嬉しい。これでタイトルが本当に近くなったからね」「いつも言うように、確実な事なんて何もないから、時には、勝利は全力で勝ち取るものだってね。今週末はラトバラが本当に速かった。彼におめでとうと言いたい。個人的だけど、僕はここで20ポイントを獲得できてタイトルに近づいたことが本当に嬉しいよ」と、ローブは語ってくれました。
「今シーズンの開幕戦で、我々の今年の目標はドライバースとマニュファクチャラーズタイトルの持続だと言いました。」「ここイギリスで残した良い結果に感謝したい。これでローブかヒルボネンしかドライバーズチャンピオンが確定しました。ひとつの目標がここで達成出来ました。二つ目の目標にも更に近づきましたが同時に我々はこの週末に優勝を逃したことを忘れてはいけません。我々は、苦手とするこのタイプの路面を克服できるよう、努力を続けます。」と、シトロエンレーシング・チーム監督のイブ・マットンは加えました
次回のWRCは、10月5日~7日にいよいよシトロエンの地元、フランスで開催されます。
プジョー・シトロエン・ジャポンでは、2012年の後半戦も圧倒的な強さを誇るシトロエンレーシングとDS3WRCの世界ラリー選手権での活躍をタイムリーに配信して参ります。
総合成績
ドライバーズ ポイント
マニュファクチャラーズ ポイント
プジョー・シトロエン・ジャポン株式会社ホームページはこちら