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通年使用を考えたコミュニティバス専用スタッドレスタイヤ 「M937」を発売【TOYO TIRE】

2022年7月7日

  

通年使用を考えたコミュニティバス専用スタッドレスタイヤ
「M937」を発売

  

TOYO TIRE株式会社(本社:兵庫県伊丹市、社長:清水隆史)は、コミュニティバス専用スタッドレスタイヤ「M937(エムキュウサンナナ)」を新商品として9月1日より国内市場で発売しますのでお知らせいたします。

(発売サイズは1サイズ、価格はオープン価格)

コミュニティバスは、これまで公共交通機関が整備されていなかった地域における新たな移動手段としての運用や、大型路線バスの通行が困難な区間などにおける交通ネットワークの補完といった目的で地方自治体や大手バス事業者が導入しています。国土交通省の調査では、導入事例数が2009年から10年間で約1.5倍増加しています。

コミュニティバスは一般の路線バスに比べて狭い道路を走行するため、低速での発進、信号の無い交差点での停止や右左折も頻繁に行ないます。タイヤにかかる負荷の大きい使用環境となることから、偏摩耗の発生や摩耗促進による早期交換の課題を抱えているバス事業者も多く存在します。
また、降雪が少ない地域であっても、突然の積雪時における走行安全性を確保するため、スタッドレスタイヤを装着するバス事業者が増加しています。夏タイヤから履き替える場合は、2種類のタイヤを準備するコストのほか、交換作業や保管などのメンテナンスも課題となります。一方で、スタッドレスタイヤを使い続ける場合は、摩耗が促進されて一年を通して使用できないケースも散見されています。

今回、発売するM937は、通年での使用を考慮して開発したコミュニティバス専用スタッドレスタイヤです。
タイヤが路面に接地するトレッド面全体の幅を広く確保し、大型のブロックを配置することで、タイヤにかかる負荷を分散させてゴムの過度な動きを抑制しています。この結果、耐摩耗性能が向上し、推定摩耗ライフが当社従来品(M935)比で38%向上しました。また、縦方向に刻まれた溝の幅を広げることによって、雪が目詰まりすることを防ぐとともに、サイプと呼ばれる細かい溝をトレッド面のブロックに高密度で配置することによって、積雪や凍結した路面における走行性能を確保しました。

当社は今後も、お客様の潜在的なニーズにお応えする商品提供を通じて、課題解決に貢献してまいります。 

  

《ご参考》

■パターン設計
■耐摩耗性能
実車評価で、推定摩耗ライフ38%向上(当社従来品M935比)

【テスト条件】 ●評価サイズ:205/80R17.5 120/118N
●場所:香川県丸亀市内
●同一ユーザー、同一路線、同一車 2台のリア軸にM937、M935を左右2本ずつ装着
●使用車両:日野 ポンチョ ●車軸配列:2-D 
●リムサイズ:17.5×5.25 ●空気圧:700kPa(顧客管理指定空気圧)
●走行距離:10,995km
●ローテーション:あり(5,327km)
●評価方法:リア軸の総平均推定摩耗ライフを比較(取り外し残溝3.2mmで計算)

■ 上記テストの詳細デ-タは、タイヤ公正取引協議会に届けております。
■ 本テストの結果は同様な条件下であっても、必ずしも同じ結果が得られるとは限りません。

  

■「M937」発売サイズ
タイヤサイズ 発売開始時期
205/80R17.5 120/118N 2022年9月

「M937」についての詳しい商品情報はこちらをご覧ください。
https://www.toyotires.jp/product/ltb/m937/

  

以上

  

  

  

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