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ニッサンLMP2勢、WECサンパウロで2位、3位【日産自動車】

2012年9月18日

– 2012 世界耐久選手権第5戦サンパウロ6時間レース–


FIA世界耐久選手権(WEC)第5戦は9月15-16日、ブラジルのサンパウロのインテルラゴス・サーキットで開催されました。ニッサンVK45DEエンジンを搭載するチームでは、#49ペコムレーシングが2位、#24モーガン・ニッサンのOAKレーシングが3位でポディウムフィニッシュを果たしました。続いて、グリーブスモータースポーツ、ADRデルタの日産エンジン搭載チームが上位に入賞しました。
同選手権に出場している唯一の日本人女性ドライバー、井原慶子が乗るガルフレーシングのローラ・ニッサンはクラス9位で完走しています。シグナテック・ニッサンの#23 オレカ・ニッサンは3位を走行して優れた強さを見せていましたが、リタイアを余儀なくされました。
シリーズチャンピオンシップポイントでは、英国シルバーストンをベースにするADRデルタチームが2位に付けています。



今年の残りのヨーロピアン・ルマン・シリーズ(ELMS)がキャンセルとなったこともあり、今回LMP2クラスには総勢11台がエントリー。そのうちニッサンVK45DEを搭載する車両は8台を占めました。

今回のレースがリタイアに終わり、シグナテック・ニッサンにとっては、非常に悔しい結果となりました。特にジョルダン・トレッソンにとっては、ドライバー交代で#23オレカ・ニッサンに乗り込んだ直後のことでした。レース自体では素晴らしい滑り出しを見せており、予選6番手からスタートしたフランク・マイリューが順調に順位を上げて、15分後には3位に浮上します。次に交代したオリビエ・ロンバルドも好走を披露し、トレッソンにステアリングを託します。

規定のピットストップでも全てが予定通りに進み、トレッソンがコースインして第10コーナーに入ろうとした時、突然、マシンの左リアタイヤが外れてしまいました。アクシデントが発生した場所は残念ながら上り坂だったため、トレッソンはこの周回を走り切ることができませんでした。シグナテック・ニッサンは現在、ホイールナットが外れた原因を追及しています。

「あの時までは、この週末は非常によく進んでいました」とトレッソン。「フリー走行の2回目のセッションではファステストタイムを出し、レースに対しても自信がありました。マシンはレース中も素晴らしい走りをしてくれました。フランクは、一時2位に立つほどの追い上げを見せて、オリビエに交代しました。アクシデントが発生したことは、残念ですが、つかんだ自信を活かして、次のバーレーン戦でのセッティング調整に臨みます。次までにはいい運が巡ってくることを祈っています」

WEC第6戦は2週間後にバーレーンで開催されます。

世界耐久選手権 第5戦 LMP2クラス

WEC(世界耐久選手権)

WEC(世界耐久選手権)は、世界を転戦して行われるスポーツカー耐久レースです。これのLMP2(ル・マンプロトタイプ2)クラスに参戦する9台のうち6台に対し、ニスモが量産エンジンをベースに開発した「NISSAN VK45DE」エンジンを供給し、技術支援を行っています。
また、ル・マン24時間レースでは、LMP2クラスにエントリーする20台のうち、13台に同エンジンを供給し、技術支援を行います。

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