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~エス.ラボ社と共同開発中の「樹脂ペレット式3Dプリンタ」を活用~ 樹脂廃材のリサイクルを加速

2022年6月20日

  

~エス.ラボ社と共同開発中の「樹脂ペレット式3Dプリンタ」を活用~
樹脂廃材のリサイクルを加速

  

豊田合成株式会社(本社:愛知県清須市、社長:小山享)は、廃棄物低減の一環として、樹脂廃材の社内でのリサイクルを拡大させるため、エス.ラボ株式会社※1と共同で開発している「樹脂ペレット式3Dプリンタ」を活用していきます。

3Dプリンタの特長は金型を用いることなく各種製品の造形ができることです。加えて今回開発中の3Dプリンタは、エス.ラボ社の押出機※2に関する独自技術と当社の樹脂成形の知見を応用することで、専用材(樹脂フィラメント)が必要な従来式と比べ、低コストな汎用材(樹脂ペレット※3)での造形が可能です。

当社では、金型なしで樹脂ペレットを造形できる本装置を活用することで、車の内外装部品の生産時に生じる樹脂廃材のうち、従来は強度などの条件を満たさず自動車部品への再利用ができなかった分を、治具などへ生まれ変わらせることで、社内でのリサイクルを拡大していきます。
なお、この3Dプリンタは、6月22日から24日まで東京ビッグサイトで行われる「次世代3Dプリンタ展」にエス.ラボ社から出品されます。

※1 当社は同社へ2019年7月に出資して以来、共同開発を進めている。
※2 成形機を構成する装置。内部でスクリューを回転させ、その熱で樹脂ペレットを溶かしながら、成形用の型(金型)に押し入れる。
※3 プラスチック製品の成形などに使われる粒状の樹脂原料。

<樹脂廃材のリサイクルの流れ(イメージ)>
<樹脂ペレット式3Dプリンタ>
<従来式の3Dプリンタとの違い>

  

この3Dプリンタについては、エス.ラボ社のウェブサイトで
詳しく紹介しています。(https://slab.jp/releaces/220620_pr/

  

  

  

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