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2012年パリモーターショー 出展概要【日産自動車】
2012年9月18日
日産自動車㈱(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロスゴーン)は18日、2012年 パリモーターショー(会期:9月27日~10月14日)の出展概要を発表しました。同社は、既に大きな成功をおさめている多くのクルマの力強さと、奥深さを見せるとともに、日産ブランドの未来を垣間見ることができるエキサイティングなクルマの数々を出展します。
日産は本モーターショーでお客さまの心をつかむイノベーションへの取り組みと、新たな技術を紹介しています。同社は、ヨーロッパで前年比25%増の過去最高の販売台数を記録した2011年に引き続き、2012年も大きな成功の達成に向けて順調に歩を進めています。
日産が欧州で非常に厳しい事業状況に直面しながらも成長を続けていることは、現在の商品ラインアップの強さと魅力を裏付けるものです。7月末までの販売台数は前年比5%増となっており、英国、スペイン、ロシアにおける販売のさらなる拡大のため大きな投資も行っています。
TeRRA (テラ) コンセプト
ステージの中央を飾るのは、世界初お披露目となる「TeRRA(テラ) コンセプト」です。この魅力的なデザインの4人乗りのクルマは、日産のゼロ・エミッションモビリティの考え方に基づきながら、新しくエキサイティングな領域に新たに踏み込んでいます。水素燃料電池で駆動する「TeRRA(テラ)」は4輪駆動で、ゼロ・エミッション車が都市部だけを走るクルマではないことを証明しています。また、インホイールモーター技術を採用しているため、従来のSUVとは異なりパッケージングの制約がありません。フロア下にトランスミッショントンネルがないため、シートレイアウトを左右非対称とすることが可能となっており、4名の乗員全員に特別な広い視界が確保されます。また、「TeRRA(テラ)」では、新しいインテリア素材を採用した他、運転席のディスプレイ表示と情報・エンターテインメントシステム用に、取り外し可能で持ち運びできるタブレットを採用しています。
ジュークニスモ
ニスモの市販車戦略が正式に始動し、日産のパフォーマンスモデルにおける新しくエキサイティングな時代が、パリモーターショーから始まります。日産のモータースポーツ事業を担当するニスモが設計・開発を行った、手ごろな価格でありながら高性能なクルマ、というラインアップの最初のモデルが新型「ジュークニスモ」です。
評価の高いターボチャージャー付き1.6L直噴ガソリンエンジンの改造版を搭載した「ジュークニスモ」は、特別な空力パッケージと、より魅力的なドライビングを可能にするために設計変更を施したシャシーを特徴としています。
外観と内装のデザインを含めた「ジュークニスモ」の全容は、パリモーターショーで初めて公開されます。
ジューク・ウィズ・ミニストリー・オブ・サウンド
ロンドンを拠点とするクラブであり、エレクトロニックダンスミュージックの最高峰であるミニストリー・オブ・サウンドとのコラボレーションで作られたこのクルマは、プレミアムデザインを施すとともに、特別な機能の数々を搭載した限定バージョンの「ジューク」です。
ボディカラーはメタリック・ブラックまたはソリッド・ホワイトの2色で、特注のデザインパッケージと、スクラッチシールドを施したApple社のiPod touch*、ミニストリー・オブ・サウンドのヘッドフォン、ミニストリー・オブ・サウンドミュージックストアのVIP商品券が含まれた「ミニストリー・オブ・サウンドパック」も設定されます。
また、パリモーターショーの日産ブースで同じくらいのインパクトを与えるのが「ジュークボックス」です。特別注文の「ジューク」で、「究極のモバイルサウンドシステム」といわれています。このクルマはミニストリー・オブ・サウンドの有名な「ボックスルーム」を製作したオーディオチームによって作られました。「ジュークボックス」は、日産が欧州の至る所で行い注目を浴びた「ジュークボックスセッション」の目玉となりました。
キャシュカイ 360
画期的なデザインと先進技術は、「キャシュカイ」がそのカテゴリーを代表する車種となる販売を記録した要因の中の2つに過ぎません。新しい「キャシュカイ 360」は、従来の量販クロスオーバー市場にプレミアムな装備を持ち込むという日産の取り組みを示しています。
「キャシュカイQ-VU」は、「キャシュカイ」または「キャシュカイ+2」をベースに、CO2排出量がわずか119gmの新型1.6L dCiエンジンも含めた、全てのエンジンとドライブトレインの組み合わせから選ぶことができます。
「キャシュカイ 360」は、プレミアムなデザインを多く施し、日産の革新的なアラウンドビューモニター(AVM)も標準装備となっています。
PIVO 3
2012年パリモーターショーで欧州初公開となるのが「PIVO 3」です。「PIVO 3」は、将来のアーバンモビリティに対する日産のビジョンを実現する新しくエキサイティングな技術を多数採用しています。
この革新的なゼロ・エミッションコンセプト「PIVO3」は、旧型PIVOシリーズの強みはそのままに、オートメーテッド・バレー・パーキング(AVP)や、車両の主要技術をひとつに一体化させるシステムであるロボティック・エージェント・インターフェース(RAI)など、より現実的な機能を搭載しています。
「PIVO 3」は、蓄積した電気を電力グリッドに戻す機能も備えています。この賢い技術が他のEVにも広く搭載されれば、将来電力需給のバランスを取ることが可能になるかもしれません。
マイクラ ELLE
スタイリッシュなデザインに、インテリジェントテクノロジーと活発な雰囲気が組み合わされた「マイクラ ELLE」は、「マイクラ」にふさわしいパートナーである世界的に有名なELLE誌と共同で開発されました。
「マイクラELLE」には、インテリジェントキー、キーレスエントリーなど数多くの日産のイノベーション技術が搭載されており、パノラマ式ガラスルーフと細部に施されたクロームにより高級感も兼ね備えてています。また、今までの「マイクラ」にはないボディカラー2色が新たに追加されると共に、エンジンは3気筒1.2Lエンジンと、98PS を発生させるスーパーチャージャー付き1.2L DIG-Sエンジンから選ぶことができます。
NV200ロンドンタクシー/NV200ニューヨークタクシー
ヨーロッパのモーターショーでは初披露となるNV200ロンドンタクシーとNV200ニューヨークタクシーは、日産の成長著しい商用タクシー分野へのプレゼンスを証明するものです。
8月に発表され、2013年に実証運行をスタートする予定のNV200ロンドンタクシーは、ロンドンタクシーの厳密な車両規定を完全に満たすエンジニアリングが施されています。
ロンドンタクシーは5人がゆったりと座れるシートレイアウトを備え、両サイドのスライドドアにより快適な乗降性をも確保しています。
NV200ニューヨークタクシーは、NV200の更なる実用性を証明しています。2年間の入札選考期間を経てニューヨークの未来のタクシー”イエローキャブ”に任命された、特徴的な黄色のデザインを配したNV200タクシーは、2013年終わりにニューヨークの街を走り出します。
新型370Zクーペ/ロードスター
エクステリアとインテリアのデザインを改良し、新しいボディカラーとホイールデザインが追加された2013年モデルの「370Zクーペ」と「370Zロードスター」が、2012年パリモーターショーでお披露目されます。新型「370Z」は、LEDデイタイムランニングランプ一体型フロントバンパーの搭載など、細部を数多く向上させています。最もエキサイティングで、最適な価値のスポーツカーのひとつである、という評価を裏付けるモデルとなるでしょう。
* iPod touchは米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。Apple Inc.は今回のプロモーションへの参加、後援は行っていません。
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