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MathworksがMATLABとSimulinkのリリース2012bを発表【MathWorks Japan】

2012年9月13日

新しいSimulinkエディターとMATLABデスクトップ機能が追加


MathWorksは、MATLABとSimulinkに主要なアップデートを加え、使い勝手とナビゲーションを大幅に向上させたリリース2012b(以下、R2012b)を発表しました。新しい Simulinkエディターには、タブ付きウィンドウ、スマートな信号経路指定、ならびにシミュレーションの巻き戻し機能が加わりました。一方MATLABデスクトップには、頻繁に使用する機能にすばやくアクセスできるツールストリップと、MATLABアプリケーションギャラリーが新しく追加されています。また、R2012bではヘルプシステムが新しくなり、コンテンツの閲覧、検索、フィルター、整理機能が向上しました。R2012bの詳細については、製品の特長を紹介するハイライトビデオをご覧ください。

新しくなったSimulinkのデザインと使い勝手

Simulinkの新しいユーザーインターフェイスと新機能は、モデルベースデザインに新たな次元の使いやすさをもたらし、より速く費用対効果の高いダイナミックな組込みシステムの開発を可能にします。Simulinkエディターでは、次のような機能によってモデル化を簡素化することができます。

- ウィンドウの管理を向上するタブ付きのモデルウィンドウ
- モデル階層を操作するためのエクスプローラーバー
- 最適な信号線のパスを決定するスマートな信号経路指定
- シミュレーションの巻き戻しと、信号への条件付きブレークポイントの設定を可能にするデバッグ機能

またR2012bでは、プロジェクトファイルの管理とソース管理ソフトウェアへの接続のためのSimulinkプロジェクトが導入されたほか、Arduino、LEGO MINDSTORMS NXT、BeagleBoard、PandaBoardなどのターゲットハードウェア上でのモデルの実行がサポートされるようになりました。

Stateflowにもモデル化を簡素化するための新機能が追加されています。StateflowエディターがSimulinkエディターと統一され、スマートガイドと遷移のインジケーターラインが追加されました。
この他にも、階層的なステートマシンを構造的な表形式でモデル化するための状態遷移表や、ステートや遷移のアクション言語としてのMATLABのサポートなどの機能が盛り込まれています。

MATLABデスクトップの新機能

初心者でも経験豊富なユーザーでも拡張され続けるMATLABの機能を簡単に操作できるように、MATLABデスクトップでは次の2つの主要なアップデートが行われました。

- MATLABツールストリップが導入され、データに対する最適なプロットタイプの選択など、頻繁に使用するMATLAB機能のアイコンを表示することができます。
- アプリケーションギャラリーではMATLABプロダクトファミリのアプリケーションの表示ができるようになり、コードを書かなくても一般的なタスクを実行できます。

その他、MATLABアプリケーションをギャラリーに追加するためのパッケージ化、インポートツールを使用した固定幅テキストファイル、区切り記号付きのテキストファイルからのデータのインポート、コマンドウィンドウでの関数や変数のタイプミスを修正する、などといった新機能が追加されています。

発売時期

MATLABとSimulinkの新バージョンはR2012bに含まれており、すぐに入手可能です。詳細については、http://www.mathworks.co.jp/products/new_products/latest_features.htmlをご覧ください。

MATLAB EXPO 2012について

また、MathWorks Japanでは、10月30日(火)にMATLAB EXPO 2012を開催します。
今年のMATLAB EXPOは、基調講演をはじめ、専門分野別の4テーマ29セッションで、ユーザー事例やMathWorksによるソリューションなど幅広くご紹介をいたします。
詳細や事前登録についてはhttp://www.matlabexpo.com/jp/をご覧ください。

MATLAB EXPO 2012 概要

日時 : 2012年10月30日(火)10:00〜18:00(受付開始9:30~)
場所 : ホテルグランパシフィックLE DAIBA
地図 : http://www.matlabexpo.com/jp/access.html
参加費 : 無料(上記URLより事前登録制)

参考画像

リンク

- MATLAB について : http://www.mathworks.co.jp/products/matlab/

- Simulink について : http://www.mathworks.co.jp/products/simulink/

- R2012b の特長を紹介するビデオ :
http://www.mathworks.co.jp/products/new_products/latest_features.html

- モデルベースデザインについて : http://www.mathworks.co.jp/model-based-design/

- Simulink プロジェクトについて : http://www.mathworks.co.jp/products/simulink/simulink-projects/

- Stateflow について : http://www.mathworks.co.jp/products/stateflow/

MathWorksについて

MathWorks(マスワークス)は、数学的計算で業界をリードする世界的なソフトウェア開発会社です。
MATLABは、Language of Technical Computing(技術計算のための言語)として、アルゴリズム開発、データ解析、視覚化、数値計算のためのプログラミング環境を提供します。Simulinkは、マルチドメインシミュレーションやダイナミックシステム、および組込みシステムのモデルベースデザインのためのグラフィカル環境です。世界中のエンジニアや科学者が、自動車、航空宇宙、エレクトロニクス、金融機関、生命工学、製薬などの産業分野において、発見、革新、開発を加速させるためのツールとしてこれらのプロダクトファミリを活用しています。また、MathWorksの製品は、教育および研究に欠かせないツールとして、世界各国の大学や教育機関において活用されています。MathWorksは 1984年に創業、現在は、マサチューセッツ州ネイティックを本拠地とし、世界15 か国で2400 名以上の従業員が活躍しています。詳細についてはwww.mathworks.co.jpをご覧ください。

MATLABとSimulinkは、MathWorksの登録商標です。その他の商標のリストについては、www.mathworks.com/trademarksをご覧ください。その他のブランドあるいは製品名などの商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。

本件に関するお問い合わせ先

MathWorks Japan
Email : public-relations@mathworks.co.jp
TEL : 03-6367-6700

テキスト・ワンハンドレッド・ジャパン㈱
MathWorks Japan 広報担当 平出、奥村
Email : MathWorksPressOffice@text100.co.jp
TEL : 03-5210-1995/1992



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