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目標は 1.5°C:Science Based Targets イニシアチブ(SBTi)が、 フォルクスワーゲンが掲げた生産工程における 気候変動対策目標を認定

2022年4月22日

  

目標は 1.5°C:Science Based Targets イニシアチブ(SBTi)が、
フォルクスワーゲンが掲げた生産工程における 気候変動対策目標を認定

  

• 独立機関のイニシアチブが科学的根拠に基づいて認定:フォルクスワーゲン グループが 新たに掲げるスコープ 1 および 2 の排出物質削減目標は、地球温暖化を 1.5°Cに抑える 目標に合致

• グループは、自社の生産施設における排出物質削減目標を 2018 年比で 30%から 50%に引き上げ

• 明日のアースデイに合わせて 2 度目の「Project1Hour」(プロジェクト 1 時間)を実施: 全世界 67 万人の従業員が業務時間内に気候保護のアイデアを摸索できるために 1 時間を与えられる

• フォルクスワーゲン AG 取締役会会長、Dr. ヘルベルト ディース:「誰もがそのアイデアに よって、気候保護の勢いを加速させることに貢献できます」

2022年4月21日、ウォルフスブルグ。Science Based Targetsイニシアチブ(SBTi:科学的根拠に 基づく削減目標イニシアチブ)は、フォルクスワーゲンが掲げた生産工程の気候変動対策目標を 科学的に検証した上で、再認定を行いました。地球温暖化に関するフォルクスワーゲンのSBTi 目 標 水 準 は 、 ス コ ー プ1( 内 部 業 務 ) お よ び ス コ ー プ2( エ ネ ル ギ ー 供 給 ) に 関 し 、 以 前 の 「2°C未満」の温暖化から「1.5°C」に引き上げられました。Science Based Targetsイニシアチブと フォルクスワーゲンは、アースデイ(地球環境について考える日)の前日にこのニュースを発表 します。フォルクスワーゲンはまた当日、従業員を対象に2度目となる「Project1Hour」への参加を 呼び掛けました。このプロジェクトでは、全世界の約67万人が、自分自身と会社のカーボン フット プリントを削減し、気候保護に貢献するアイデアを業務時間内に探ることができるために1時間を 与えられます。

Science Based Targetsイニシアチブ(SBTi)が、フォルクスワーゲン グループのスコープ1および スコープ2に関する排出物質削減目標を最初に検証したのは、2020年9月のことでした。SBTiの 分析によると、その計画は、地球温暖化を2°C未満に抑えることを目指すパリ協定の要件を 満たしていました。

そのわずか2年以内に、SBTiはフォルクスワーゲンAGの改訂されたスコープ1およびスコープ2に 関する排出物質削減目標を再検証し、目標1.5°Cの範囲に収まっていることを再認定しました。この 新しい目標は、生産業務とエネルギー供給に関するものです。

生産段階 にお けるCO2排出 量は 、2018年 を基 準年として、2030年までに30% 削減する 予定 でした。グループは現在、この目標を50%に引き上げました。

現在、EU内にあるフォルクスワーゲンの工 場では、社外から調達する電力の96%が 再生可能エネルギーとなっています。来年 までには、EU内においてこれを100%に する予定です。2030年までには、中国を 除くすべての拠点において100%を達成 したいと考えています。

CO2排出量目標をさらに厳しく設定することで、生産部門もまた、フォルクスワーゲン グループ 全体が掲げる気候変動対策目標の達成に貢献することになります。同社は、2018年を基準年と して、2030年までに(乗用車および小型商用車)1台あたりの平均CO2排出量を30%削減する ことを目指しています。

2021年、フォルクスワーゲン グループはCO2排出量の削減において大きな進歩を記録しました。 CO2排出量は、グループ全体で新車1台あたり1.7トン削減されました。これが実現した要素と しては、再生可能エルギーの使用に加え、製品ポートフォリオの電動化、ヨーロッパにおける風力 発電および太陽光発電普及の支援などが挙げられます。

フォルクスワーゲン グループが掲げる科学的根拠に基づいた野心的な目標値に関する詳細は、 Science Based Targetsイニシアチブ(SBTi)のウェブサイト(www.sciencebasedtarges.org )に おいて、アースデイの前日である今日から公開されています。昨年、フォルクスワーゲン グループは、アースデイに「Project1Hour」を掲げて参加しました。全世界の約67万人の 従業員が、業務内の1時間を使って気候変動に関して学び、また自分自身と会社のCO2排出量 削減のために何ができるか、アイデアを探りました。フォルクスワーゲンは今年も、2度目となる 「Project1Hour」を実施します。昨年の参加者は、さらに知識を深めることができるでしょう。

SBTiによる最新の検証および2度目の「Project1Hour」に関し、フォルクスワーゲンAG取締役会 会長のDr. ヘルベルト ディースは、次のように述べています。「2050年までに地球の気温上昇が 1.5°Cに抑えられるのか、2°C上昇してしまうのかは、種の絶滅、干ばつ、海面上昇などに大きな 影響を及ぼします。フォルクスワーゲン グループは、未来の世代のために世界を守るという責任を 負っています。この理由により、私たちは、生産工程における排出物質削減目標をわずか2年 以内に引き上げました。Science Based Targetsイニシアチブが、この目標を認定してくれたことを 嬉しく思います。」

グループはまた、サプライチェーンの脱炭素化、リサイクル推進、車両の電動化といった、他の 領域におけるサステナビリティ向上にも真剣に取り組んでいます。「地球温暖化と戦う会社としての 成功は、従業員一人一人次第でもあります。これが、グループ全体で実施する“Project1Hour”を 私が重視する理由です。誰もがそのアイデアによって、気候保護の勢いを加速させることに貢献 できます」と、ヘルベルト ディースは述べています。

  

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