ニュース

レーダーテストのポートフォリオを拡大【dSPACE Japan】

2022年4月13日

  

レーダーテストのポートフォリオを拡大
新しいEOLテストベンチにより、レーダーセンサの量産時の妥当性確認と適合を自動化

  

dSPACEは、dSPACE Automotive Radar Test System(DARTS)のラインナップを拡大し、車載レーダーセンサの自動エンドオブライン(EOL)テストソリューションを発表しました。当社がNOFFZ Technologies社と協力して開発したこの新たなテストソリューションを使用すると、レーダーベースの運転支援システムの信頼性と精度が向上します。

近年のEOLテストベンチは、放物面鏡を用いて平面波を生成するコンパクトアンテナテストレンジ(CATR)方式を採用しており、特に大量生産時に使用されます。このようなテストベンチでは、長い距離を必要とする遠方界でのセンサの適合を小規模なセットアップで行うことが可能なため、従来の「直接遠方界」(DFF)テストシステムと比較すると、必要な設置面積がわずかで済みます。

レーダーセンサの適合では、極めて反射性の低い吸収材を使用した暗箱と統合されたレーダーターゲットシミュレータが用いられます。ここでは、高精度のドライブを使用してレーダーセンサを放射中心の周りで縦横両方向に回転させるというテストシーケンスをあらかじめ定義して実行します。つまり、このテストシステムは特に4Dレーダーやイメージングレーダーといった最新のレーダーセンサの適合に適しています。

dSPACEの車載レーダーソリューション担当シニアプロダクトマネージャであるAndreas Himmler博士は、「優れた信号品質や精度を提供する当社の小型システムを使用すると、自動車業界のお客様が実際の量産段階においてもセンサの妥当性確認と適合を行うことができます。当社は、レーダーセンサテストの総合的なパートナーとして、レーダーポートフォリオの拡大を進めています」と述べています。


dSPACE Automotive Radar Test System(DARTS)のラインナップを拡大し、車載レーダーセンサの自動エンドオブライン(EOL)テストソリューションを発表しました

  

NOFFZ Technologies社について
NOFFZ Technologies社は、業界をリードするテストシステムだけでなく、プロトタイピングや妥当性確認から量産に至るまでの製品開発プロセス全体の自動化ソリューションの開発と製造を行っています。
1989年に設立された同社は現在、世界各地の9つの支社で約200名の従業員を擁しており、ノルトラインヴェストファーレン州テイスヴォルストの本社を拠点として、自動車、電気通信、IoT、家電、医療機器、および半導体業界のメーカーにさまざまなソリューションを提供しています。同社は2021年、Frost & Sullivan社が選ぶ自動車業界向けレーダーテストシステム分野の欧州年間最優秀企業に認定されました。同社の2018~2020年度の純売上高は平均約3千万ドルであり、DIN EN ISO 9001の認証を取得しています。

dSPACEについて
dSPACEは、コネクテッドカー、自動運転車両および電気自動車を開発するうえで必要なシミュレーションおよび妥当性確認ソリューションを提供する国際的企業です。自動車メーカーやサプライヤのお客様は、当社のエンドトゥエンドのソリューションを利用し、実車での試験前にソフトウェアやハードウェアの各種コンポーネントをテストしています。また、自動車産業だけでなく、航空宇宙や産業オートメーション、およびその他の産業分野でもdSPACEは開発パートナーとして選ばれ、当社の知識と経験はさまざまな現場に活かされています。当社の製品ポートフォリオは、シミュレーションや妥当性確認向けのエンドトゥエンドのソリューションからエンジニアリング、コンサルティングサービス、トレーニングやサポートまで幅広くカバーしています。dSPACEは、ドイツのパーダーボルンにある本社と、ドイツ国内の3つのプロジェクトセンター、米国、イギリス、フランス、クロアチア、日本、中国、および韓国にある子会社を含め、世界中で2,000名を超える従業員が製品・サービスを提供しています。

詳細についてはwww.dspace.comを参照してください。

  

  

  

dSPACE Japan株式会社 ホームページはこちら

キーワードをクリックして関連ニュースを検索

#dSPACE Japan
#レーダー
#センサ
#2022年4月13日