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球状アルミナのシンガポール新生産設備が本格稼働【デンカ】
2022年5月11日
球状アルミナのシンガポール新生産設備が本格稼働
～生産能力を約 5 倍増強し、xEV・5G 向け放熱材料を強化～
＜xEV・5G イメージ図＞ |
デンカ株式会社（本社：東京都中央区、代表取締役社長：今井 俊夫）はシンガポール連結子会社 Denka Advantech Pte. Ltd.（DAPL）のトアス工場で建設を進めてきた球状アルミナの新製造設備の本格稼働 を開始しました。
当社の球状アルミナは、高熱伝導／放熱材料としてリチウムイオンバッテリーをはじめ、車載､通信な
ど xEV・5G 通信関連のメガトレンド用途で広く使用されており、近年需要が急拡大しています。
当社は今回の新製造設備の本格稼働により、球状アルミナの生産能力を従来比約 5 倍（2018 年度比）
に増強し、世界シェア約 6 割を占める圧倒的なトップメーカーとなります。
当社は中期経営計画「Denka Value-Up」において、xEV・5G を中心とした環境・エネルギー分野を 重点分野の 1 つと位置づけています。 今回の能力増強により、今後の自動車の電動化や 5G 通信に必要不可欠な放熱材料の世界的需要拡大に 迅速に対応し、これまでの生産拠点である大牟田工場（福岡県大牟田市）に加えてシンガポールとの 2 拠 点生産体制を確立することで、BCP 対応を強化いたします。
今後も SDGs を羅針盤に、誰よりも上手にできる仕事で全ての人がより良く生きる世界をつくる、社会にとって かけがえのない企業を目指してまいります。
以上
1．投資概要
・投資拠点：シンガポール トアス工場
（Denka Advantech Pte. Ltd. Tuas Plant, 11A Tuas Avenue 20, Singapore 638823）
・投資内容：球状アルミナ製造設備および倉庫など
※本件は 2022 年度当社連結業績予想へ織り込み済みです。
2. 球状アルミナ
原料を当社独自の高温溶融技術により球状化した高球形アルミナであり、各種樹脂・ゴム等の高熱伝導性付
与などに最適な製品です。本製品は多様な粒度分布に対応しており、用途は半導体、放熱プラスチック、塗料へ
の充填材など、多岐用途に対応可能です。
【ご参考：本件に関連する過去プレスリリース（当社ホームページ）】
・2019 年 1 月 21 日 「自動車向け放熱材料事業拡大に向けた戦略投資について」
https://www.denka.co.jp/storage/news/pdf/592/20190121_tim_for_automobile.pdf
【お客様からのお問い合わせ先】
電子・先端プロダクツ部門 先端機能材料部 電話：０３－５２９０－５５３９
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