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ジャガーTCSレーシング、フォーミュラE世界選手権シーズン8 第4戦、第5戦 ローマ・グランプリ ミッチ・エバンスがダブルヘッダーレースで2連勝

2022年4月14日

  

ジャガーTCSレーシング、フォーミュラE世界選手権シーズン8
第4戦、第5戦 ローマ・グランプリ ミッチ・エバンスがダブルヘッダーレースで2連勝

  

■ローマで開催されたABB FIA フォーミュラ E 世界選手権シーズン8の第4戦、第5戦に出場

■ミッチ・エバンスがローマ・グランプリ史上初のダブルヘッダーで2連勝

■サム・バードは第4戦で5位入賞を果たすも、翌日の第5戦では衝突によりリタイア

■ミッチ・エバンスはトップとわずか9ポイント差でドライバーズ・ランキング4位に浮上。サム・バードは11位

■ジャガーTCSレーシングはチーム・ランキングで5位

■第6戦は2022年4月30日(現地時間)にモナコにて開幕

2022年4月9日~10日 イタリア ローマ発 : ジャガーTCSレーシングは、ABB FIA フォーミュラE世界選手権 シーズン8の第4戦および第5戦に出走し、ミッチ・エバンスが2戦連続で優勝を果たし、新たな歴史を刻みました。これにより、ミッチ・エバンスは、ダブルヘッダーのローマ・グランプリで2連勝をした初のドライバーとなり、フォーミュラE史上では3人目の快挙となりました。また、2019年にも優勝しており、ミッチ・エバンスはローマで3度栄冠に輝いたことになります。

4月9日の第4戦では、ミッチ・エバンスは、クオリファイ・セッションで惜しくもデュエルを逃し、9番グリッドからのスタートとなります。フルコースイエローとセーフティカーが導入される前に、タグ・ホイヤー・ポルシェ・フォーミュラEチームを2台オーバーテイクし、ポジションを2つ上げます。グリーンフラッグが振られた後も、ミッチ・エバンスは上位集団の隙間を縫うように走り、目の覚めるようなオーバーテイクをしながら上位に食い込み、さらにエネルギー・マネージメントを徹底しました。そして残り14分、ロビン・フラインス(エンビジョン・レーシング)を抜き、トップに躍り出ます。「I-TYPE 5」の速さと効率性はまさに圧倒的で、直近では2020年のメキシコシティ・グランプリで勝利した時のタイムを5.7秒も縮めてレースを終えました。

サム・バードは、順位を13番グリットのスタートから8つ追い上げて5位でフィニッシュし、チームに貴重なポイントをもたらしました。レース中にボディワークとホイールリムの損傷に見舞われましたが、50分+1周のレースで「I-TYPE 5」の速さを示しました。

4月10日の第5戦で、4番グリッドから出走したミッチ・エバンスは、レース開始10分でジェイク・デニス(アバランチ・アンドレッティ・フォーミュラEチーム)をオーバーテイクし、早くも表彰台圏内へと浮上します。その後も完璧なドライビングで、アンドレ・ロッテラー(タグ・ホイヤー・ポルシェ・フォーミュラEチーム)とジャン・エリック・ベルニュ(DSテチータ)を抜いて首位に上り詰め、何周も攻防戦を繰り広げます。セーフティカーが入ると、アタックモードを駆使した大胆な作戦と効率的な走りをみせ、再びトップに立ち勝利を勝ち取りました。

5番グリッドからスタートしたサム・バードも力強いレースを展開しましたが、ニック・キャシディ(エンビジョン・レーシング)とのポジション争いで衝突し、最終ラップでのリタイアを余儀なくされました。

第5戦が終わり、ミッチ・エバンスは、トップとわずか9ポイント差でドライバーズ・ランキング4位に浮上し、サム・バードは11位につけています。チーム・ランキングでは、ジャガーTCSレーシングは、現在5位につけ、2022年4月30日に開催されるABB FIAフォーミュラE世界選手権第シーズン8第6戦モナコ・グランプリに挑みます。

ドライバー、サム・バードのコメント:
「チームにとって素晴らしい週末となりました。ミッチが2連勝できたのは本当に喜ばしいことです。『I-TYPE5』は素晴らしく、ジャガーTCSレーシングは、困難なスタートを勝利の方程式に変えるために、見事な仕事をしてくれました。関係するすべてのチームメンバーにおめでとうと言いたいです。次回のモナコ・グランプリが今から楽しみです。」

ドライバー、ミッチ・エバンスのコメント:
「この週末は夢のような時間でした。ローマでポイントを獲得したいと思ってはいましたが、2連勝とは自分でも本当に信じられないくらいです。第4戦では、マシンとチームの総合力で優勝の座を勝ち取ることができました。第5戦でもまた同じ結果を出すのは本当に難しいと思っていましたが、『I-TYPE5』はまさに完璧でした。この最高な感覚と勢いを次回のモナコ・グランプリにも持ち込みます!」

ジャガーTCSレーシングのチーム・プリンシパルであるジェームズ・バークレーのコメント:
「ジャガーTCSレーシングがここローマのダブルヘッダーで連勝するという快挙を果たしました。これは決して簡単なことではなく、歴史的な週末を迎えることができたのは、チーム全員の努力の賜物です。ローマでは、過去3年間で5回の表彰台と3回の優勝という素晴らしい結果を残しています。ミッチとチームの力強いパフォーマンスによって我々のシーズンを再び軌道に乗せることができました。私たちはチャンピオンシップの競争力の高さを理解しています。ローマで得たこの勢いをモナコでも発揮し、さらに盛り上げていきたいです。」

※本プレスリリースはジャガー・ランドローバーが2022年4月9日~10日(現地時間)に発表したプレスリリースの抄訳です。

  

以上

  

エディターズ・ノート

ジャガーTCSレーシングについて
ジャガーは2016年10月にモータースポーツ界に復帰し、電気自動車によるレーシング・シリーズ、ABB FIA フォーミュラE選手権に参戦した、最初のプレミアム自動車メーカーとなりました。ABB FIA フォーミュラE世界選手権のシーズン7では、チーム・ランキングで2位を獲得し、これはジャガーのフォーミュラE史上過去最高の成功となりました。

フォーミュラEは、2025年からピュアEVのラグジュアリー・ブランドとなることを目指すジャガーの現実世界におけるテストベッドです。ジャガーTCSレーシングは、ジャガー・ランドローバーの「REIMAGINE」戦略をサポートするため、新しいサステナブル(持続可能)なテクノロジーを提供し、品質における新しい基準を作り出します。

ジャガーTCSレーシングの目標は、「Reimagine Racing(レースの再構築)」であり、テスト、開発、学習、協力、共有を行い、ジャガー・ランドローバー全体へ知見を共有することで、将来の市販車開発に役立てることです。特に、フォーミュラEで培った知見と技術の移転は、ジャガーブランドの再構築に役立ち、フォーミュラE Gen3時代へのコミットメントと合致します。

フォーミュラEの公式マニュファクチャラー・チームとして、ジャガーTCSレーシングは、モーター、トランスミッション、インバーター、リア・サスペンションを含むパワートレインを独自設計しています。

コストを抑えるため、カーボン・ファイバー・シャシーとバッテリーは、全11チーム共通となっています。これにより、効率的で軽量なパワートレインの開発に焦点を絞ることができ、未来のジャガー・ランドローバーのフルバッテリー電気自動車(BEV)のパフォーマンスと航続距離の向上につながります。

フォーミュラEの2021/22年シーズンは、国際自動車連盟(FIA)主催の世界選手権ステータスとなって迎える2回目のシーズンとなり、各チームにとって、「Generation 2」のレースマシンを使用する4度目の、そして最後の年となります。

各チームは、ドライバー1人につき1台、計2台のレースカーを用意し、45分間プラス1ラップのレースを戦います。

フォーミュラEは、フルバッテリー電気自動車(BEV)によるレースというコンセプトに加え、モータースポーツの世界においては開催地の選定もユニークです。選手権は世界的大都市を舞台に、特設の公道サーキットで開催され、今シーズンは、ディルイーヤ、メキシコシティ、ローマ、モナコ、ニューヨーク、ロンドンなどを転戦した後、ソウルで週末に行われるダブルヘッダーレースで最終戦を迎える予定です。

ニュージーランド出身のミッチ・エバンスは、8回の表彰台、2回の優勝、1回のポールポジション、そして177ポイントを獲得し、ドライバーズ・ランキング4位、チーム・ランキング2位でシーズン7を終え、過去最高の成功を収めました。イギリス出身のサム・バードは、チームに加入してから参戦した最初のシーズンであり、2回の優勝、3回の表彰台、1回のポールポジションを獲得し、ドライバーズ・ランキング6位という結果を残しました。

Race to Innovate
フォーミュラE世界選手権への参戦は引き続き、ジャガー・ランドローバーのグローバル戦略「REIMAGINE」の実現に向けた最重要事項です。電気自動車による唯一のチャンピオンシップであるフォーミュラE世界選手権を通して、ジャガーはハイパフォーマンスが求められる環境で新たな電気自動車テクノロジーをテストし、開発しています。レースは、「Race to Innovate(イノベーションのためのレーシング)」をブランドミッションに掲げるジャガーにとってテストベッドであり続け、電動化の未来を形作るために、レースで得た知識や経験を市販車へ(Race to Road)、そして市販車からレースへ(Road to Race)と相互に役立てることができます。それこそがジャガーが情熱を傾けて目指している未来であり、社会貢献、モビリティの変容、持続可能性、そしてお客様のためにその実現に懸命に取り組んでいます。

  

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