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中国電力 「ゼロカーボン・ドライブの実現へ向けた実証事業」への参画について

2022年4月5日

  

中国電力 「ゼロカーボン・ドライブの実現へ向けた実証事業」への参画について

  

AZAPA株式会社(愛知県名古屋市中区錦2-4-15、代表取締役社長&CEO近藤康弘、以下、AZAPA)は、この度、4月4日に中国電力株式会社からリリースされました「完全自立型EVシェアリングステーション」の実証事業において、蓄電・制御システムの開発・提供および実証事業へ協力(下図:AZAPAが提供するシステム)を行い、“ゼロカーボン・ドライブ”の実現を目指すと共に、AZAPAは、エネルギーとモビリティのセクターカップリングを実現する社会実装への検討および展開を開始致します。

  

[ AZAPAの提供するシステム ]
① パワーコンディショナー
② オフグリッド型の蓄電・制御システム
③ バッテリーステーション(可搬型バッテリー交換システム)
④ コンバージョンEV(OEMメーカーとの共創事業) ※可搬式バッテリーの活用
⑤ モビリティ(電動自転車・キックボード) ※可搬式バッテリーの活用バッテリ残量などの車両情報の提供

本実証事業は、電力系統から完全に分離・独立したソーラーカーポートと蓄電・制御システムを一体化した太陽光発電電力のみで運用するEVステーションにカーシェアリングサービスを組み合わせた取り組みで、AZAPAは、この取り組みに対し、パワーコンディショナーや蓄電・制御システムなどの基盤に加え、バッテリーステーション(可搬型バッテリー交換システム)、可搬式バッテリーで動くコンバージョンEV(OEMメーカーとの共創事業)およびモビリティを提供します。

バッテリーステーション(可搬型バッテリー交換システム)
AZAPAは、電力系統から分離・独立したエネルギースポットを中心に、地域共生とレジリエンスの拡大を目的とした可搬式バッテリーの実用性について提案します。バッテリーステーション(可搬式バッテリー交換システム)は、300Wから1kWの範囲内であれば、バッテリーの充放電圧・電流、あるいは、直流や交流など電気的な特性の違いがあっても同時接続可能で、且つ充放電もそれぞれの可搬式バッテリーで扱うことができるため、日常生活において利用される電動自転車、キックボード、シニアカーなどに対して可搬式バッテリーを活用することが可能です。また、EVにも可搬式バッテリー交換システムを搭載し、移動を含めたエネルギーシェアリングの領域範囲を広げることで、エネルギースポット間を連続的に接続します。

  

EVコンバージョン事業
AZAPAでは、COP26などの環境宣言を背景に、地域住民における生活の基盤で且つ地域経済の血管とも言われる物流を滞らせないために、いち早く、商用EVの提供を開始します。この事業は、OEMメーカーとの共創事業の一環であり、変化する地域のエネルギーインフラの再構築における新たな機能や性能に対する最適なニーズを次世代のEV開発につなげ、ビジネスとテクノロジーの両輪によるコスト・リダクションの可能性を環境意識の高いお客様と共創する事業としてスタートしました。既に伊藤忠商事株式会社をはじめ、地方自治体や電力メーカーに対してもEVコンバージョン事業を展開しており、社会システムにおけるモビリティとして必要とされるものの、EV化が進まない車両を積極的に開発しています。この取り組みは、量産体制を整え、更なる低価格化を目指すものでありますが、地域経済への直接的な関わりとして、EVコンバージョンのプロセスやユニットを地域の自動車修理・整備工場に対しライセンス供給し、ファブレス生産を実現しつつ、地域の自動車専門学校に対してもEVのメンテナンス技術を習得いただくべく寄付事業も進めております。

#EVコンバージョン事業の詳細は以下URLをご参照ください。
https://azapa.co.jp/index.php/2022/02/09/azapa-tech-capabilities-part5/

  

AZAPAの考えるエネルギーとモビリティの融合
2050年カーボンニュートラルの実現といった長期目標の達成を実現するには、運輸部門におけるCO2排出量の約85%を占める自動車分野での脱炭素化の推進が不可欠となっており、その解決策の1つとしてEVの普及拡大が期待される所ですが、航続距離、充電場所および充電所要時間に加え、市場価格の高止まりなど、インフラ整備およびコスト構造の両面での課題が商用ならびに自家用EVの普及・浸透の足枷となっているのが実状です。また併せて、再生可能エネルギーを最大限利活用可能な仕組みの普及も急務である一方、需給間の調整を担う蓄電・制御システムが高価であるため、現時点では限定的な普及に留まっており、とりわけ非常用電源が必要不可欠である防災施設などにおいては、稼働率が低く、費用対効率が悪い事が大きな課題となっております。こうした現状を踏まえて、AZAPAでは本実証事業への協力および参画を含め、エネルギーと電動モビリティのセクターカップリングおよびそれらの組成に必要とされるEVコンバージョン技術、MMC技術、オフグリッド型の蓄電・制御システムおよび可搬式蓄電池システムなどの提供を通じて、ゼロカーボンシティの実現に加え、防災視点でのレジリエンス性能向上および地域エネルギー・経済の循環モデルの構築へ広く貢献致して参ります。

  

【AZAPAについて】
“全ての人が未来を選べる世界を実現する”というビジョンのもと、自他の優れた技術を結合(インテグレーション)する事で、新たなイノベーションを起こし、結果として物理的、論理的、経済的な制約をリダクションし、限界を超えた価値を創出するというミッションを担う、自動車業界で初の独立系のTier0.5プレイヤーです。現在はモデルベース、計測技術、システムの新制御開発に加え、エネルギーとモビリティの融合や感性といった新たな領域での研究技術および事業推進にも注力しており社会課題の解決へアプローチし続ける企業です。

  

【構成部品一覧】

  

  

  

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