北部九州における発泡ポリプロピレンビーズ工場建設のお知らせ【JSP】

2012年9月10日

当社は、平成24年9月10日開催の取締役会において、福岡県北九州市に発泡ポリプロピレン（以下、「ピーブロック」という）のビーズ工場を建設することを決議いたしましたので、お知らせいたします。

1．背景・経緯

国内自動車メーカーは、歴史的な円高に対応する一環として、アジアからの部品調達等を視野に入れ、北部九州地区での生産を加速しております。

当社の主要製品のひとつである「ピーブロック」は、緩衝性、軽量性などを評価されて自動車のバンパーコア材・内装材・シートコア材等に幅広く用いられており、現在、鹿沼第二工場（栃木県）及び四日市第二工場（三重県）で生産したビーズを、子会社を含む成形メーカーに供給しております。九州地区の成形メーカー向けには、現在、相対的に距離の近い四日市第二工場から供給しておりますが、今後、九州地区におけるビーズ生産の必要性が高まるものと予想されます。加えて、燃費向上を目的とした自動車軽量化の流れにより、高機能発泡樹脂の自動車部品への採用増加が見込まれ、「ピーブロック」に対する需要は引続き拡大するものと期待されます。

これらを踏まえ、当社は本日、生産能力の増強と顧客サービス向上を目的とし、新たに北九州市に「ピーブロック」のビーズ工場を建設することを以下概要のとおり決定いたしました。これにより、国内におけるビーズ生産体制は、関東、中部、九州の3拠点となり、サプライチェーンが一層強化されます。