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タイヤ内発電技術を利用した摩耗推定技術を開発~「防災・減災×サステナブル大賞」を受賞~【住友ゴム工業】

2022年3月24日

  

タイヤ内発電技術を利用した摩耗推定技術を開発
~「防災・減災×サステナブル大賞」を受賞~

  

 住友ゴム工業(株)は、関西大学・谷弘詞教授と共同でタイヤの回転によって電力を発生させ、タイヤ周辺に搭載されたセンサーにバッテリーレスで電源供給できる発電デバイス(エナジーハーベスト※1)の開発に取り組んでいます。このたび、この発電デバイスを利用し「タイヤ摩耗状態および接地面形状測定方法」を開発しました。


タイヤ内に設置された小型化した発電デバイス
 この開発で新たに、タイヤ回転接地時にそれぞれの発電デバイスから得られる電圧波形からタイヤ接地長や回転周期、電圧値を算出することができ、これらを計算することでタイヤの摩耗量を推定できます。また、小型化した発電デバイスをタイヤ内に複数個装着することでタイヤ接地面の幅方向の情報を取得しタイヤ接地面形状を測定する方法を開発しました。これらの技術はタイヤソリューションサービスに活用できると同時に、今後のタイヤ開発にもつながる知見を得られることが期待されます。 

 なお、これらの取り組みが評価され、一般社団法人減災サステナブル技術協会※2より「防災・減災サステナブル大賞」防災・減災×SDGs賞【アカデミー&ジュニアアカデミー部門】ジャパン賞を受賞しました。

タイヤ摩耗状態の測定(イメージ)

防災・減災×サステナブル大賞表彰式(リモート開催)

 当社は、2021年8月に策定したサステナビリティ長期方針「はずむ未来チャレンジ2050」の達成を目指し、地球環境・社会共生・ガバナンスそれぞれで課題解決に取り組んでいます。100年に一度と言われるモータリゼーションの変革に対応するため、より安全・安心で環境負荷の少ない新たなソリューションサービスの提供を通して、豊かな未来の実現に貢献してまいります。

※1 環境発電。身の回りの使われずに捨てられている、光、振動、熱などのわずかな環境エネルギーを拾い集めて活用する技術。
※2 津波シェルターの普及活動から、あらゆる自然災害の被害を少なくしていく必要があると考え、2018年に設立された組織。減災サステナブル技術の研究開発、勉強会・シンポジウムの開催などを行っている。

<ご参考>過去リリース
■「静電気を利用したタイヤ内部発電技術を関西大学と共同開発」(2019年7月発行)
 https://www.srigroup.co.jp/newsrelease/2019/sri/2019_060.html

■「タイヤ周辺センサーのバッテリーレス化に成功」(2021年3月発行)
 https://www.srigroup.co.jp/newsrelease/2021/sri/2021_018.html

  

  

  

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