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EV化に向けて2022年度より新体制で始動【武蔵精密工業】
2022年2月14日
EV化に向けて2022年度より新体制で始動
CBO(最高コア事業責任者)職とCMO(最高ものづくり責任者)職を新設
武蔵精密工業株式会社(本社:愛知県豊橋市、代表取締役社長:大塚浩史、以下ムサシ)は、自動車業界の急速な変化の中で、EV化に向けたさらなる事業成長を実現するため、2022年度より組織体制を変更します。新たにCBO(Chief Core Business Officer:最高コアビジネス責任者)職、CMO(Chief Monozukuri Officer:最高ものづくり責任者)職を設け、CBOに前田大が、CMOに森崎健司がそれぞれ就任します。
■EV化を見据えたコア事業の推進体制
■CBO、CMO職新設の背景
1.CBO(Chief Core Business Officer:最高コアビジネス責任者)職について
ムサシの電動化戦略を具現化するため、CBO職を新設し、CBOの下にPT事業・L&S事業・2輪事業の3つの事業部と営業、購買の機能を一本化します。CBOは従来の各部門の枠組みや機能をまたいだ戦略的な経営判断を行い、戦略立案・実行力を強化します。また、開発・設計・量産化までを一貫で束ねることにより、ムサシの戦略商品であるEV向け商品やユニットの受注活動のスピードをさらに高めます。
2.CMO(Chief Monozukuri Officer:最高ものづくり責任者)職について
ムサシの「ものづくりの力」と「収益力」をさらに強化するため、CMO職を新設し、CMOはグローバル各地域(日本・アジア・中国・欧州・米州)の連携した体質強化を進めます。グローバルで統一されたITプラットフォームを最大活用し、製造現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)を進め、体質管理や改善活動などものづくりのしくみを統一して、収益体質を高め、環境変化に強い体制を構築します。
■EV化の対応加速に向け組織体制も変更
EV向け主力商品の開発力強化とスピーディーな事業運営を実現するため、CBO・CMO職の新設だけでなく、組織体制も2022年度より一部変更いたします。従来のPT(*1)事業部に代えて「PT-Diff事業部」と「PT-GB(*2)事業部」を新設します。
(*1)PT:パワートレイン、(*2)GB:ギヤボックス
「PT-Diff事業部」
PT-Diff事業部はムサシの主力製品である「デファレンシャルアッセンブリィ」について、開発から量産化までを一貫で担います。開発から量産化に至る活動のスピードを上げ、市場での競争力をさらに強化します。
「PT-GB事業部」
PD-GB事業部はムサシの今後の成長をリードするEV車の減速ユニット向けギヤボックスの設計・量産化を担います。ギヤボックスに特化した部署の新設により、商品化の早期実現につなげます。
ムサシ100年ビジョン「Go Far Beyond!枠を壊し冒険へ出かけよう!」の下、ムサシでは今後も環境変化を先取りした人・しくみ・事業の変革を加速してまいります。
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