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大手町・丸の内・有楽町地区スマートシティプロジェクト “歩行者・モビリティ・ロボットが共存するウォーカブルな空間” 実現に向けて歩車共存空間での自動運転バス走行実証を実施
2022年2月7日
大手町・丸の内・有楽町地区スマートシティプロジェクト
“歩行者・モビリティ・ロボットが共存するウォーカブルな空間” 実現に向けて
歩車共存空間での自動運転バス走行実証を実施
2020年度実証に比べて走行区間を延伸し、信号機付き交差点を含む往復約1,260mを走行
大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり3団体の一般社団法人 大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会(以下「大丸有協議会」)と、BOLDLY株式会社(ボードリー、以下「BOLDLY」)は、大丸有地区におけるスマートシティのプロジェクトとして、2022年2月18日(金)から22日(火)まで丸の内仲通り(東京都千代田区)における歩車共存空間での自動運転バスの走行実証を実施します。
2021年3月に実施した前回の実証に引き続き、丸の内仲通りが歩行者専用通行時間帯となる「丸の内仲通りアーバンテラス」の実施時間中に、低速の自動運転バスを運行します。今回は走行区間を片道約350mから約630m(歩行者専用となる全区間)に延伸して、往復約1,260mを走行します。走行区間の延伸に伴い、自動運転バスが信号機付き交差点を通過します。これにより、「大丸有地区スマートシティビジョン・実行計画」に掲げる都市のリ・デザインに基づく”歩行者・モビリティ・ロボットが共存するウォーカブルな空間“の実現に向けた検証を行います。丸の内仲通りにおける移動の選択肢を増やすことで、より便利で賑わいのある空間の創出を目指します。
また本実証実験期間中は、大丸有エリアの就業者・来街者に向けてエリアのイベント情報やモビリティ情報を一括して提供するアプリ「Oh MY Map!」(2021年12月リリース済)上にて、リアルタイムで自動運転バスの走行位置情報を確認することができます。
大丸有協議会とBOLDLYは、2017年から丸の内仲通りにおいて継続して自動運転バスの実証実験を行うとともに、警視庁を交えて安全対策に関する協議を重ねてきました。その結果、本実証実験では、信号機付き交差点を含む、歩行者専用となる全区間を走行ルートとした運行を実現することができました。今後も、大丸有協議会とBOLDLYは、実証実験を通して得られるさまざまな知見を活用し、スマートシティの実現に向けて新たな挑戦を続けます。
丸の内仲通りを走行する自動運転モビリティの様子(準備走行時) |
期間中「Oh MY Map!」に実装されるモビリティの運行情報 |
なお本取り組みは、大丸有協議会を構成員とする大丸有スマートシティ推進コンソーシアムが昨年7月に応募・同8月に採択を受けた2021年度「国土交通省(都市局) /スマートシティモデルプロジェクト(継続採択/3年目)直轄調査事業」の一環として実施しております。
ご取材について:走行初日となる2月18日(金)には、大丸有協議会、BOLDLY各担当者へのインタビューや、自動運転バスの車内の様子を遠隔監視する展示ブースの撮影などもご調整が可能です。ご希望の方は事前にPR事務局までご連絡ください。ご検討の程、何卒よろしくお願い申し上げます。
■実証実験 実施概要
期 間:2022年2月18日(金)~22日(火) <平日>11:30~14:30 <土日>11:30~16:30
走行ルート:丸の内仲通り(丸の内ビルディング前~国際ビルヂング前の片道約630m)
試乗人数:約420人 *試乗には、以下のウェブサイトでの申し込みが必要です。
【予約ページ】https://autonomous-bus-nakadori-2022.peatix.com/
*乗客の定員が9人の自動運転モビリティに、1便(片道)当たり6人が試乗可能です。
走行便数:合計69便(平日13便/土日20便)
走行速度:時速6km以下
役割分担:<大丸有協議会>全体統括
<BOLDLY>自動運転モビリティの運行・遠隔監視、ルートや車両、センサーの設定など
備 考:・安全対策のため、車両から音楽を流し、周囲の歩行者に車両の接近を知らせます。
・新型コロナウイルス感染症の対策として、乗客の検温および手指の消毒を実施します。
■「Oh MY Map!」とは
「Oh MY Map!」では、大丸有スマートシティプロジェクトで構築を進める大丸有版都市OSとMaaSデータ統合基盤を連携・統合することで、エリアの施設情報やイベント情報と東京メトロや丸の内シャトルをはじめとする交通の運行情報、電動キックボードLUUPのポート情報やドコモ・バイクシェアのシェアサイクルステーション情報を1つのアプリのMap上で閲覧が可能です。本実証実験期間中は、交通の運行情報の1つとして、自動運転バスが追加されます。これらの情報をユーザーに提供することで、魅力的なラストハーフマイルエリア(魅力的な移動・活動の選択肢にあふれた徒歩圏(目的地または現在地から約800m圏)が、連担・凝縮するエリア)を構築し、エリア内の回遊性向上や都市活動・滞在を促進します。また、評価・分析ダッシュボードの構築を通じて交通やエリアサービスの利用実態を把握・分析し、今後のエリアマネジメント活動に活かしてまいります。
アプリ概要
名 称:大手町・丸の内・有楽町地区リアルタイム回遊マップ Oh MY Map!
提供期間:~2022年2月末
価 格:無料
内 容:大丸有エリアの施設・イベント情報に加え、交通の運行情報やシェアリングサービスの空き情報などをリアルタイムで提供します。
配 信 先 :App Store、Google Play
推奨環境:iOS 14.1以降、Android 9.0以降
提供主体:一般社団法人大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会
株式会社MaaS Tech Japan
株式会社NTTデータ
協 力:日の丸自動車興業株式会社/BOLDLY株式会社/東京地下鉄株式会社/株式会社Luup/株式会社ドコモ・バイクシェア/明星電気株式会社/三菱地所株式会社 他
*商標について記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
■大手町・丸の内・有楽町地区とスマートシティについて
大丸有スマートシティ推進コンソーシアム(千代田区・東京都・大丸有協議会)は、2020年3月に策定した 「大丸有ス マートシティビジョン・実行計画」に続き、「大丸有スマートシティ実行計画 詳細版」を昨年6月に策定しました。
URL: https://www.tokyo-omy-w.jp/
「大手町・丸の内・有楽町地区スマートシティビジョン・実行計画」:https://www.mlit.go.jp/common/001341988.pdf
「大手町・丸の内・有楽町地区スマートシティ実行計画 詳細版 ver1.0」:https://www.tokyo-omy-w.jp/data/pdf/plan-details-1.0.pdf
「大丸有スマートシティビジョン」では、大丸有地区の「まちづくりガイドライン」に示された「まちづくりの目標像」を実現するために、ビジョンオリエンテッドのスマートシティ化を掲げています。スマートシティ化をまちづくりの目標を達成するための手段として捉え、新たな技術や都市のデータを活用して、都市機能のアップデートと都市空間のリ・デザインを実現していきます。
また、デジタルと都市を高度に融合し、都市のリアルタイムデータを収集することで、データに基づいた意思決定を行う「エリアマネジメントのデジタルトランスフォーメーション(DX)モデル」「データ利活用型エリアマネジメントモデル」を確立し、他地区への横展開を目指します。これにより都市の状況をリアルタイムに可視化・分析し、シミュレーションなどをすることが可能になり、まちの「創造性・快適性・効率性」が飛躍的に向上し、価値が増大します。
なお、2019年5月に国土交通省による「スマートシティモデル事業」の先行プロジェクトに、2020年7月に東京都の「スマート東京(東京版Society5.0)の実現に向けた先行実施エリアプロジェクト」に採択されており、2021年8月には、国土交通省「スマートシティモデルプロジェクト」にも採択を受けております。同モデルプロジェクトとして、2022年1月25日には、「屋内外を統合した3Dデジタルマップの構築による屋内外のシームレスな移動が可能なロボット配送実証実験」(実施レポートはこちらhttps://www.tokyo-omy-council.jp/topics/smartcity/1911/)を実施しました。
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