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NSCore、車載半導体市場に向けた 生産性に優れた高信頼性不揮発メモリ技術を発表
2022年2月1日
NSCore、車載半導体市場に向けた 生産性に優れた高信頼性不揮発メモリ技術を発表
~AEC-Q100 Grade-1規格準拠の長期信頼性試験に合格~
福岡県に本社を置く不揮発メモリIPベンダー、株式会社NSCore(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長兼CEO:堀内 忠彦、以下 NSCore)は、0.18um世代のプロセス技術を用いた車載ICチップ用のMTP(書き換え可能な)不揮発メモリIPの開発を完了し、AEC-Q100 Grade-1規格(使用温度範囲:-40℃~125℃)準拠の長期信頼性試験に合格したことを発表しました。
この技術は、従来のFLASHメモリ技術のような複雑な製造工程を必要としないため、フォトリソグラフィーなどの製造工程数を30%程度削減することができます。これは、同じ設備の工場で出荷できる数量を最大で30%程度増やせる可能性があることを意味しており、ファウンドリーなど製造側にとっては出荷量を大幅に増やすことが可能です。
近年の半導体不足は、自動車産業はじめ産業界に大きな打撃となっています。NSCoreの不揮発メモリ技術によって、部品の安定供給と部品単価の低減の両方が可能となるため、産業界全体にとっての貢献も大きいと言えます。
今回開発に成功したIPは、大手ファウンドリーの0.18um Mixed-Signal 1.8V/5Vプロセス、および0.18um BCD(Bipolar-CMOS-DMOS)プロセスという2系統の製造プロセスを使った製品に、一切プロセスを追加することなく適用が可能であり、いずれも車載や産業用途向けに広く使われているプロセス技術です。千回以上の書き換えが可能なため、頻繁にアップデートが必要となるプログラム格納用途としても使い勝手の良いものとなっています。今回は、最大32キロバイト容量のメモリIPにて信頼性試験を完了していますが、今後はさらに製品ラインナップを拡張する予定です。
■NSCoreについて
2004年に設立されたNSCoreは、不揮発メモリ技術に特化したIPプロバイダーです。NSCoreは、標準CMOSプロセスに適用可能な不揮発メモリ技術を開発しており、ファウンドリーを選ばずに適用可能でありながら、高い信頼性と歩留まりを達成しております。
■会社概要
商号 : 株式会社NSCore
代表者 : 代表取締役社長兼CEO 堀内 忠彦
所在地 : 〒814-0001 福岡県福岡市早良区百道浜3-8-33-603
設立 : 2004年9月
事業内容: 半導体集積回路の設計と開発
主な製品: PermSRAM(OTP)/TwinBit(MTP)
携帯電話やPC、デジタル家電などのあらゆる用途の半導体製品に
搭載可能な「不揮発メモリIP」の開発および
ライセンス供与・販売を行っております。
資本金 : 9,282万円
URL : http://www.nscore.com
【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】
株式会社NSCore営業本部
sales@nscore.com
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