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OMNIVISION、CES 2022で前方監視車載カメラ・システム向けの 業界初の8MP LFMイメージ・センサ・システムのデモを実施

2022年1月21日

  

OMNIVISION、CES 2022で前方監視車載カメラ・システム向けの
業界初の8MP LFMイメージ・センサ・システムのデモを実施

 
OX08B40、ザイリンクスのMPSoCとMotovisのIPとの組み合わせにより、
検出範囲と視野を拡大しドライバー支援システムの安全性を向上

  

先進デジタル画像処理、アナログ、タッチ&ディスプレイ技術などの半導体ソリューションの開発で世界をリードするOMNIVISIONはCES 2022において、8メガピクセル(MP)前方監視車載カメラ・システムの業界初のデモを発表しました。このデモは次世代CMOSイメージ・センサ OX08B40、ザイリンクスのMPSoC、MotovisのIPを使用して実施されました。ライブで行われた概念実証デモでは、より高解像度の8MPシステムで検出範囲と視野が広くなったことが示されました。

Motovisの最高経営責任者(CEO)のZhenghua ‘Jack’ Yu博士は、次のように述べています。「CES 2022で最新の前方監視カメラ・プラットフォームを紹介できることを嬉しく思います。今回の協力により、OMNIVISION社の最新イメージャのメリットを活用できるように、私たちのカスタマイズ可能なディープラーニング・ネットワークを適合させました。これにより検出範囲と視野が拡大し、より高精度の認識が可能になります」。

今回の発表により、このプラットフォームはMotovisの前方監視カメラ・システムにOMNIVISIONの解像度の高い8MPイメージャ OX08B40を活用できるようになりました。OX08B40イメージ・センサは1/2.5インチの光学フォーマットと2.1μmの PureCel®Plus-Sピクセル技術を採用しており、140dBのハイダイナミック・レンジ(HDR)、LEDフリッカー抑制(LFM)機能、ASIL-Cおよびサイバーセキュリティ機能を提供し、次世代車載アプリケーションに最適です。

OMNIVISIONのオートモーティブ・マーケティング・ディレクタのAndy Hanveyは、次のように話しています。「OX08B40 8MPイメージ・センサは最大解像度4K2Kの高画質を実現し、レーンの認識、自動車と歩行者の検出、標識の認識、死角など、自動車環境での安全面に配慮した機能を大幅に強化します。私たちは、この次世代前方監視車載技術の実現を可能にしたザイリンクス社とMotovis社との協力を光栄に思います」。

ザイリンクスのオートモーティブ部門シニア・ディレクターのWillard Tu氏は、次のように語っています。「OMNIVISION社やMotovis社との密接な協力により実現したXilinx UltraScale+ MPSoCは、豊富な機能を備えた64ビット・クワッドコアやデュアルコアのARM Cortexプロセッシング・システムとXilinxのプログラマブル・ロジックを1つのデバイスに統合しており、先進的な前方監視カメラ・アプリケーションに最適です。OX08B40の高い解像度のメリットを活用するためにMotovis社が前方監視カメラ・プラットフォームを短期間で調整できたという事実は、Xilinx MPSoCソリューションの柔軟性の高さを示しています」。

OMNIVISIONのOX08B40 2019年12月に発表された OX08B40はOMNIVISIONの次世代 PureCel®Plus-Sスタック・ダイ技術を使用しており、可能な限り最小のダイ・サイズで高機能を実現します。このセンサは独自のピクセル技術を採用し、固定パターン・ノイズの低減または解消によって画質を向上するとともに、高いフルウェル・キャパシティ、140dBのHDRとLFMを提供し、次世代車載アプリケーションに最適なソリューションです。

ザイリンクスのオートモーティブ・グレード(XA)Zynq UltraScale+ MPSoC
さまざまなADASアプリケーションですでに確立された技術となっている ザイリンクスのオートモーティブ・グレード(XA)Zynq UltraScale+ MPSoCは、最も要求の厳しい前方監視カメラの要件への対応に必要な性能と安全機能を提供する、適応性の高いプラットフォームです。MPSoCファミリはISO 26262 ASIL-Cレベルで完全認証済みで、AEC-Q100試験仕様に適合しています。

Motovisの前方監視カメラソリューション
Motovisの前方監視カメラ認識IPはザイリンクスのMPSoC向けに高度に最適化されており、ビデオ・ストリームの制御とAIベース認識アルゴリズム管理のための専用ハードウェア・アクセラレーション処理パイプラインを形成します。MotovisのIPはザイリンクスのZynq 7000やZynq Ultrascale+ MPSoCなどのさまざまなデバイス・ファミリ間での移植が可能で、個々のお客様のニーズに応じてさまざまなADAS機能に対応する、スケーラビリティが高く低コストのソリューションを提供します。 詳細については、OMNIVISIONの営業拠点https://www.ovt.com/contact-sales/ にお問い合わせください。

  

OMNIVISIONについて
OMNIVISIONは携帯電話、セキュリティ/監視、車載、コンピューティング、医療、その他成長中のアプリケーションなど、多くのアプリケーションや産業向けに先進的なデジタル画像処理、アナログ、タッチ&ディスプレイ・ソリューションを開発しているグローバルなファブレス半導体企業です。OMNIVISIONの受賞実績を持つ革新的な技術は今日の多くの製品で、よりスムーズなヒューマン/マシン・インターフェースを実現します。詳細については、http://www.ovt.com/ をご覧ください。

OMNIVISION™、Nyxel®、 a-CSP™、OMNIVISIONロゴはOMNIVISIONの商標または登録商標です。他のすべての商標はそれぞれの所有者に帰属します。

  

  

  

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