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新型メルセデス AMG GT 4 ドアクーペを発表
2022年1月20日
メルセデス AMG 独自開発の 4 ドアスポーツカー
新型メルセデス AMG GT 4 ドアクーペを発表
・ 改良された AMG RIDE CONTROL+エアサスペンションを設定*1
・ 「MBUX インテリア・アシスタント」を標準装備
・ 最新世代の AMG パフォーマンスステアリングを標準装備
*1: メルセデス AMG GT 53 4MATIC+(ISG 搭載モデル)(以下、GT 53)に標準装備。メルセデス AMG GT 43
4MATIC+(ISG 搭載モデル)(以下、GT 43)にオプション設定
メルセデス・ベンツ日本株式会社(社長:上野金太郎、本社: 東京都品川区)は、 「新型メルセデス AMG GT 4 ドアクーペ」を発表し、全国のメルセデス・ベンツ正規販売店 ネットワークを通じて本日より予約注文の受付を開始します。なお、お客様への納車 は本年 2 月頃を予定しております。
「メルセデスAMG GT 4 ドアクーペ」は、メルセデスAMG社の独自開発による新たな スポーツカーです。メルセデスAMGのアイデンティティである、究極のハイパフォーマンス を持ちながら、官能的なデザインと広い室内空間および4ドアの利便性を兼ね備えて おり、パフォーマンスやデザイン性を求めながらも、日常生活での使い勝手にも 妥協をすることができないお客様のご要望に応えるモデルです。
新型メルセデスAMG GT 4ドアクーペの主な特長
改良された AMG RIDE CONTROL+エアサスペンションを設定*2
従来のマルチチャンバーを備えたAMG RIDE CONTROL+エアサスペンションに、
新たにダンパーの外側に2つの圧力制御バルブを追加しました。1つはホイールの
リバウンドで発生するリバウンドダンピングを制御するバルブ、もう1つはホイール
が収縮する際に発生するコンプレッションダンピングを制御するバルブです。これに
より、ホイールのリバウンドと収縮のステージをそれぞれ別個に制御することが可能
となりました。最小減衰力と最大減衰力の特性差を広げ、マップデザインの柔軟性
をさらに高めることで、快適性を高める一方で、スポーティなドライビングダイナミクス
の両立を実現しました。
*2: GT 53 に標準装備。GT 43 にオプション設定
MBUX インテリア・アシスタントを標準装備(全モデル)
手のジェスチャーで様々な操作が可能になりました。例えば、V サインによって、
お気に入りの機能のショートカットをメディアディスプレイに表示したり、ルームミラー
の下で手を上下させることでリーディングライト、助手席シート上方に手を伸ばして
サーチライトのオン・オフや利便性が向上しています。
ホームスクリーン、メディア、ナビゲーション、シート調節では選択項目をハイライト
または拡大表示することで、より操作しやすくなるよう配慮されています。また、
360°カメラシステムの映像を車両の前後左右、俯瞰などを任意に切り替えること
ができるので、駐車の際などに大変便利です。
最新世代の AMG パフォーマンスステアリングホイールを標準装備(全モデル)
ドライビングに集中しながら各種メニュー操作が可能な AMG ドライブコントロール
スイッチを備えた AMG パフォーマンスステアリングを標準装備しました。
ボディカラーに新色を追加(全モデル)
ボディカラーに「スペクトラルブルー」および「スペクトラルブルーマグノ」を追加
しました。
*3: ISG は Integrated Starter Generator の略称です。
*4: 上記のメーカー希望小売価格は、付属品価格、税金(消費税を除く)、保険料、登録に伴う諸費用を
含まない車両本体価格です。また、「自動車リサイクル法」に基づく、リサイクル料金が別途必要となります。
メーカー希望小売価格は参考価格です。販売店が価格は独自に定めておりますので、詳しくは各販売店に
お問い合わせ下さい。
なお、新型メルセデスAMG GT 4ドアクーペにも、新車購入から3年間、一般保証修理
/定期メンテナンス(点検整備の作業工賃・交換部品)/24時間ツーリングサポート/
地図データ更新が無償で提供される走行距離無制限の保証プログラム「メルセデス・
ケア」が適用されます。
さらに、メルセデス・ケア終了後も引き続き2年間、一般保証修理、定期メンテナンス
や24時間ツーリングサポートをご利用いただける有償のサービスプログラム
「メンテナンス&保証プラス*5」をご用意しています。
*5: メンテナンスサービスは総走行距離 75,000km までで終了となります。
メルセデスAMG GT 43 4MATIC+(ISG搭載モデル) ※欧州仕様 |
「メルセデスAMG GT 4ドアクーペ」の特長
メルセデス AMG GT 4 ドアクーペのシャーシの開発には、モータースポーツの分析 およびシミュレーションの手法が採用され、最大のパフォーマンスを確保すべく、 適切な箇所に補強を実施しました。フロントセクションは非常に剛性が高く、正確な ステアリングとフィードバックをドライバーにもたらします。中央部からリアエンドは、 ガセットやクロスメンバーを追加、ラゲッジフロア部に CFRP を採用するなど軽量、 高剛性を実現しています。
「GT 43」と「GT 53」には、直列6気筒エンジン「M256」と「インテグレーテッド・スターター・ ジェネレーター(以下ISG)」が搭載されます。ISGはエンジンとトランスミッションの間 に配置された、最高出力21PS(16kW) 、最大トルク250Nmを発生する電気モーターで、 オルタネーターとスターターの機能も兼ねています。
この電気モーターと「48V電気システム」により、従来のハイブリッド車のような回生 ブレーキによる発電を行い、約1kWhの容量のリチウムイオンバッテリーに充電します。 エンジンが低回転時には、その電力を利用して動力補助を行うことで、高い効率性と、 力強い加速を実現します。スターターが従来より高出力な電気モーターとなることで、 エンジン始動時の振動を抑え、エンジンスタートおよびアイドリングストップの際の 再スタートの快適性を向上しました。
また、アイドリング時には、電気モーターの充電電流を調整することで、エンジン 回転数を低回転で安定的に保つことを可能にし、効率性、快適性および静粛性に 寄与します。さらに、このモーターはシフトチェンジ時にも使用され、エンジンが理想的 回転数に達するまでの時間を最小限に抑えるためのアシストも行います。これにより、 シフトチェンジに必要な時間が短縮され、スムーズでタイムラグの少ないシフトチェンジ を実現します。
「M256」エンジンは、直列6気筒レイアウトの採用によりエンジン左右のスペース に補器類を配置することが可能になったことに加え、従来はエンジン回転を動力源 としていたエアコンディショナー、ウォーターポンプなども電動化されたため、エンジン 前部のベルト駆動装置が不要となり、よりコンパクトなエンジンになりました。また、 エンジン近接型の触媒を採用し、より効率的な排出ガス処理を可能にしています。 さらに、12mmオフセットされたシリンダーや、シリンダーウォールにスチールカーボン材を 溶射コーティングするNANOSLIDE®摩擦低減加工を施すことで、フリクションロスを 低減しており、高回転まで伸びやかな加速と振動が少ないという特徴を実現しています。 さらに、排気によるターボチャージャーが効果を出しづらい、低回転域で過給を行う 「電動スーパーチャージャー」を搭載することにより、ターボラグを解消しています。 「電動スーパーチャージャー」と「ISG」による動力補助および排気ターボチャージャー との組み合わせで、あらゆる回転域で俊敏なエンジンレスポンスを実現しています。
「GT 43」は最高出力367PS(270kW)、最大トルク500Nm、「GT 53」は最高出力 435PS(320kW)、最大トルク520Nmを発揮します。
高性能エンジンのパワーを四輪に最適配分するメルセデスAMGが開発した四輪 駆動システム「AMG 4MATIC+」を搭載しています。前後トルク配分が50(前):50(後) から0(前):100(後)の範囲で可変トルク配分を行うことで、ハイパワーを四輪へ最適に 配分します。発進時はもちろん高速走行、ハイスピードコーナリング、そしてコーナーの 立ち上がり加速などにおいて絶対的な安定性を誇り、思いのままのドライビングを 楽しむことができます。
ドライブモードは「GT 43」と「GT 53」で 5 モード用意されており、センターコンソール の AMG DINAMIC SELECT および AMG パフォーマンスステアリングのスイッチで様々な 状況に最適な制御を選択することができます。
各ドライブモードでは、エンジン、トランスミッション、サスペンション、エグゾースト、 ステアリングの制御が変更可能な他、各モードに自動選択される「ベーシック」、 「アドバンスト」、「プロ」、「マスター」の 4 つのモードがあり、四輪駆動システムや ESP®の制御を変化させます。
例えば、ドライブモード「レース」 「マスター」モードは、ヨーレートの引き上げや、 アクセルペダル、ギアシフトシステム、リア・アクスルステアリング、リアの電子制御 リミテッド・スリップ・デフ、あるいは四輪駆動システムのブレーキ力配分のレスポンス 高速化などを行います。
また、ドライブモードとは独立して、マニュアルシフトへの切り替えや、車高および エグゾーストサウンドの調整などがセンターコンソールの液晶表示ボタンで操作する ことができます。 「メルセデス・AMG GT 4 ドアクーペ」は、快適な後席環境や積載性を確保する一方、
メルセデス・ベンツの「Sensual Purity(官能的純粋)」というデザインの基本思想に のっとって、官能的なスタイリングに仕上げられています。また、AMG GT ファミリー であることが、はっきり分かるようなスポーティさを兼ね備えています。
フロントは、伝統的なクーペの構造的特徴であるロングボンネットと二つのパワードーム が採用されています。さらに、上下方向に細く、幅の広いデザインのマルチビーム LED ヘッドライト、AMG のトップモデルが纏う、縦にルーバーが入った AMG専用ラジエター グリル、逆スラントした「シャークノーズ」、流麗な「A ウイング」デザインなど、AMG GT ファミリーならではのパフォーマンスを感じさせるデザイン要素をふんだんに盛り 込んでいます。
リアにも上下方向に細い LED リアコンビネーションランプやリトラクタブルリアスポイラー など AMG GT ファミリーの特徴が表現されています。「GT 43」と「GT 53」には円形の デュアルエグゾーストエンドが採用されています。
サイドはサッシュレスウィンドウと後方に向けて大きく傾斜した上下方向に細い ウインドスクリーンを採用し、4 ドアの利便性を持ちながら、クーペの流麗なルーフライン も保っています。ワイドなリアのショルダー部は「メルセデス AMG GT 4 ドアクーペ」 のアスレチックでスポーティな志向を表現するとともに、リアトレッドの拡大に寄与します。
「メルセデス AMG GT 4 ドアクーペ」のインテリアの大きな特徴は乗車定員が 5 人 であること、そして高い積載性です。リアシートは大人であっても十分な空間が確保 されています。ラゲッジスペース容量は最大で 456 リッター、さらにリアシートを格納 した場合、最大 1,324 リッターまで広がります。
インテリアデザインは高級感がありながら、パフォーマンスの高さも感じさせる デザインとなっています。面積が広く、流れるようなデザインでワイドさを強調する インテリアトリムやタービンエンジンを想起させるエアアウトレット、2 つの高精細 12.3 インチワイドディスプレイを一枚のガラスカバーで融合したコックピットディスプレイ など、基本デザインを最新のメルセデス・ベンツモデルと共有しています。さらに、 ステアリングホイールから手を離さずに走行モードを変更することができる「AMG ドライブコントロールスイッチ」が装備されます。右側のスポークの根元に位置する ボタンは AMG DYNAMIC SELECT の走行モードなどを選択することができ、左側は エグゾースト、サスペンション、マニュアルモード、ESP®などの調整を行うことができます。
本プレスリリースに記載されている仕様およびメーカー希望小売価格は、発行日現在の内容です。
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