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「GMPS※1」を用いた自動運転システムの社会実装へ【愛知製鋼】

2021年12月22日

  

「GMPS※1」を用いた自動運転システムの社会実装へ
~バッテリー式構内運搬車製造を手掛ける株式会社ユニカに出資~

  

 愛知製鋼株式会社(代表取締役社長:藤岡高広)は、株式会社豊田自動織機の子会社である株式会社ユ ニカ※2 (取締役社長:伊藤寿秀。以下「ユニカ」)に出資し、GMPS(磁気マーカシステム)を用いた自 動運転システムの社会実装実現のため、走行軌跡を高精度に制御可能な構内運搬車向け自動運転化キット の開発をスタートします。

 当社は、2017年以降約30件の自動運転実証実験プロジェクトに参画し、積雪時やトンネル内での GMPS技術の優位性が、広く自動運転界で認知されるようになりました。
 今後は、これまでの実証実験と並行して、公道のような制約を受けない特定エリアである、工場物流関 連へのGMPSを用いた自動運転システムの社会実装を目指します。

 具体的には、ユニカが製造する、有人運転の小型電動けん引車「タグノバ(図1)」とGMPS技術を 融合する自動運転化キットを共同開発、当社工場を含む実際の工場にて運用テストを実施していく予定で す。そして、自動運転基盤の確立により、物流現場の生産性向上や物流従事者の負担軽減を低コストで実 現可能にしていきます。

 引き続き、社会実装という新たなフェーズに踏み出したGMPSの研究開発を加速し、公道における一 般車両へのGMPS実装も視野に入れた、安全・安心な次世代モビリティ社会の実現に貢献していきます。

※1
車両底部に取付けた磁気センサモジュール(図2)により、走路に沿って敷設した磁気マーカの
微弱な磁力から自車位置を高精度に推定する当社が独自開発した自動運転支援システム
Global Magnetic Positioning Systemの略
特設サイト:https://www.aichi-steel.co.jp/smart/mi/gmps/index.html

※2
株式会社ユニカ概要
①会社名:株式会社ユニカ
②所在地:愛知県清須市西田中蓮池170番地
③代表者:取締役社長 伊藤寿秀
④設立日:1974年10月1日
⑤出資額:5,040万円(出資後の出資比率:株式会社豊田自動織機約96%、当社約4%)
⑥事業内容:産業用車両機器、バッテリー式構内運搬車製造および販売
⑦Web サイト:https://www.unica-co.com/

お問い合わせ先・・・愛知製鋼株式会社 広報室:052-603-9216

  

  

  

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