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車載用高速通信ハーネスの開発に向けた協業開始について【住友電気工業】

2021年12月15日

  

車載用高速通信ハーネスの開発に向けた協業開始について

  

住友電気工業株式会社(本社:大阪市中央区、社長:井上 治、以下 住友電工)とValens Semiconductor(以下、バレンズ)は、車載用高速通信ハーネスの開発に向け、協業を開始いたします。バレンズが自動車メーカー等の顧客に提供する通信評価キット製品群(VA70XX)の1つとして、MIPI A-PHY規格に適合する住友電工のワイヤーハーネス製品を加えるにあたり、両社で技術提携をする予定です。この協業によって、自動車産業全体でMIPI A-PHY製品の採用が進み、高機能運転支援が早期に社会実現されることを目指します。

MIPI A-PHY規格は、通信関連仕様を策定する標準化団体「MIPIアライアンス」が、車載SerDes通信技術として2020年9月に初めて標準化した、先進運転支援システム(ADAS)と自動運転システム(ADS)の実装を目的とする通信接続技術です。具体的には、カメラ、レーダー、LiDAR等のセンサーと、それらを電子制御するECU(Electronic Control Unit)との間で、高速のデジタル信号伝送を行うことを指します。

住友電工はMIPI A-PHY規格に適合する車載用高速通信ハーネスをバレンズに提供いたします。高速領域・高周波帯域でのデジタル信号伝送が可能となる住友電工のワイヤーハーネスを組み込んだバレンズのソリューションは、将来の自動運転車に求められる様々な課題を解決するものと期待をしております。なお、バレンズは、CES 2022で住友電工とともに取り組むMIPI A-PHY製品を展示いたします。

<両社のコメント>
Gideon Kedem氏(バレンズ シニアバイスプレジデント・自動車部門長) MIPI A-PHY製品の自動車への実装は、住友電工製品とバレンズ製品の出会いによって、より実現に近づきました。ワイヤーハーネスメーカー最大手である住友電工が、急成長するMIPI A-PHY規格に携わることを歓迎いたします。

平井 宏樹氏(住友電工 CAS−EV開発推進部 部長)
当社では、将来の車内接続インフラとしてMIPI A-PHY規格は有望と捉えており、その標準仕様に沿ったワイヤーハーネスを提供することが重要と考えております。
そのため、MIPI A-PHY規格のリーディングカンパニーであるバレンズをサポートできることは、大変光栄です。バレンズのソリューションに新たな選択肢を提示し、世界中の自動車メーカーがMIPI A-PHY製品をより早く実装することに貢献いたします。

<出展情報>
展示会名 :CES 2022
会期   :2022年1月5日~8日
会場   :(アメリカ・ネバダ州)ラスベガス
展区   :ベネチアンホテル
番号   :29-139
公式サイト:https://www.ces.tech/

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