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2012年モスクワ国際オートショー 出展概要【日産自動車】

2012年8月29日

好調な販売を支えるべく、意欲的な拡大計画を策定
新型「アルメーラ」を始めとして、今後も現地開発・生産の新型車ラインナップを強化

新型「アルメーラ」の発表

ロシア市場向け専用に開発
広々とした室内、憧れのクルマでありながら手ごろな価格
プレミアムな装備と時代を超えたデザイン

ロシアでの販売状況

2011年の販売台数は対前年比で75%増
日系自動車ブランドNo.1で市場シェアは5.5%
2012年はさらに販売台数を増加を見込む
4年以内に市場シェア10%を目指す

日産の事業に関して

現地での生産能力を大幅に拡大
サンクトペテルブルク工場で次期型「キャシュカイ」の生産を予定
2015年までにロシアで販売される日産車の最大80%を現地生産することを目指す


日産自動車は、第16回モスクワ国際モーターショーに出展します。ロシアで同国向けに開発・生産を行った新型モデルと、将来に向けた意欲的な事業計画を携えた出展は、ロシアという重要な地域への同社の取り組みを明確なものにすることでしょう。

ロシアは日産にとって世界で重要な市場のひとつであり、同社にとって世界で5番目に大きいと同時に、欧州では最も重要な市場となっています。日産は、ロシアで最も規模の大きな日系自動車ブランドであり、年々成長を続ける市場全体の5.5%を占めています。

2011年は、販売台数が前年比75%増となった一方で、生産台数も伸びており、サンクトペテルブルク工場はフル操業に近い状態で稼働しています。同工場は現在、需要に対応するため24時間体制で稼働しており、「ティアナ」、「エクストレイル」、「ムラーノ」に加え、2014年度には、最も販売台数の多いクロスオーバーである新型「キャシュカイ」の生産も始まり、さらに生産が拡大する予定です。

トリアッティ工場では、ルノー・日産アライアンスとアフトワズ社が、将来的に35万台の生産能力を持つ予定の新たな生産ラインの稼働を開始しています。

2015年度までには、最大でロシアで販売される日産車の10台に8台が現地生産となる見込みです。日産は、今後3、4年の間に、新車市場全体の10%の占有率を獲得することを目指しています。

ロシアは、ニッサンとインフィニティだけではなく、今年3月に復活が発表されたダットサンブランドも販売される世界でも数少ない地域のひとつとなっており、その多様性が分かります。ダットサンモデルの最初の2車種は2014年に発売が予定されております。

ロシア日産のマネージングダイレクターであるフランソア・グーピル=ドゥ=ブイユは以下のように述べています。「ロシアが日産にとって極めて重要で戦略的な市場であることに疑いはありません。販売台数は大幅に増加し、国内の生産能力も大きく伸びています。私たちは、今後も確実に販売を伸ばしていくために、数多くの戦略的事業と新車投入計画の準備を整えています。

モスクワオートショーにおける新型『アルメーラ』の発表で、この計画はスタートします。新型『アルメーラ』はロシア向けに作られた車両で、私たちは、このクルマでロシアの主流市場であり、最も急速に成長するセグメントに初めて挑むことができます。」

また、このモデルは、ロシア特有の道路と気候条件に見合うように開発されました。新型「アルメーラ」は、より穏やかな条件に見合うように作られた一部の競合車とは異なり、ロシアでクルマがさらされる過酷な天候にも耐えうるように設計されています。

グーピル=ドゥ=ブイユはさらに以下のように述べました。「私たちのロシアにおける野望は、ロシア市場特有の需要に配慮することによってしか達成できないものです。『アルメーラ』の開発におけるハイレベルな設計と開発が、私たちのロシアへのコミットメントの証です。」

モスクワ国際オートショーでは新型「アルメーラ」に多くの注目が集まる一方、日産ブースでは、日産車が評価を得る要因となったイノベーションとエキサイトメントを垣間見ることができる車両や技術も多く展示されます。

日産は、ロシアで成長を続けるクロスオーバーセグメントのリーダーとして、最新の「ジューク」のラインアップも展示します。

日産ブースでは、魅力的にスタイリングされた「ジューク」の派生モデルを3種類展示します。ひとつは世界で初めて公開される、世界的な若者向けのエンターテインメントビジネスであるミニストリー・オブ・サウンドと日産とのコラボレーションによって作られた特別バージョンの「ジューク」です。他にも、日産のレース部門によってその性能を向上させた「ジューク ニスモ」と、人の手で組み立てられ、見た目は「ジューク」で走りは「NISSAN GT-R」であるスリリングな究極のパフォーマンスモデル「ジュークR」も展示されます。

さらに、「ムラーノ」、「ティアナ」、「エクストレイル」など日産の豊富なラインアップの中の最新モデルも出展される予定です。これらは全てサンクトペテルブルク工場で生産されています。それ以外に、「キャシュカイ」、「キャシュカイ+2」、「パスファインダー」、「ナバラ」、「パトロール」、「ティーダ」も展示されます。

また、日産のスーパーカー「NISSAN GT-R」と、テレビゲームのプレイヤーを、現実のレースでチャンピオンになることができるくらいの能力を持ったレーサーに育成するという日産のユニークなレーシングプログラムであるGTアカデミーも紹介されます。

グーピル=ドゥ=ブイユは、「私たちは、ロシアと新型『アルメーラ』に対して意欲的な計画を策定しており、ロシアの生産工場に対する日産の多大な投資は、私たちが本気で事業に取り組んでいるということを示しています。ロシアは今、日産にとって、そしてお客様にとって、ワクワクするような時代を迎えています。」と語りました。


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