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今日からスマート農業!自動操舵に特化したエントリーモデルを発売
2021年11月1日
今日からスマート農業!自動操舵に特化したエントリーモデルを発売
お求めやすい価格で日本のスマート農業の普及を推進
株式会社トプコン(本社:東京都板橋区、代表取締役社長:平野 聡)は、日本国内でのスマート農業の更なる普及を目指し、小型7インチディスプレイの自動操舵専用のエントリーモデル『XD/AGS-2-SET』を発売しました。
従来の自動操舵システムからハンドル操作に関わらないISOBUSや作業機械の制御などの機能を削り、自動操舵システムの導入を検討されている方や、2、3セット目を検討されている方に最適なお求めやすい価格の自動操舵機能に特化したシンプルなモデルとなります。
現在の日本の農業では、農業従事者の減少や高齢化の進行等により、労働力不足が深刻な課題となっています。また、農業従事者の減少に伴い1人当たりの作業面積は拡大する一方です。しかも、農機の操作など熟練者の技術に頼らざるを得ない作業も多く、ICT技術を活用した省力化や作業負担を軽減する「スマート農業」の推進が急務となっています。
当社はこれまで複数の機械で使い回しが可能なX25(8.4インチ)、X35(12.1インチ)の後付け自動操舵システムで日本のスマート農業の普及を推進して参りましたが、さらなる普及を加速すべくより多くの方がお求めやすい価格で導入できるシステムとして専用エントリーモデルを投入し、日本の農業が抱える課題解決に貢献してまいります。
【7インチXDコンソールシステム『XD/AGS-2-SET』の主な特長】
従来の自動操舵システムから「自動操舵」のみへと機能を絞りシステム導入に必要な機器をキット化することで、お求めやすい価格帯に設定しました。
『XD/AGS-2-SET』に含まれる機器は以下の通りです。
・『XDコンソール』(7インチ) :トラクター操作の邪魔にならない小型で見やすいディスプレイ
・『AGS-2』(GNSS受信機) :GNSS多衛星受信に対応。自動操舵を活用できる範囲が拡大
・『AES-35』(モーター内蔵ハンドル) :自動操舵運転を可能とする電動ステアリング
・『ホイールアングルセンサー』 :0.1km/hの超低速な作業でも安定した自動操舵運転が行えます
【新GNSS受信機『AGS-2』の主な特長】
■マルチGNSS対応 – 受信衛星数を大幅に増加
従来受信機のGPS(米国)、GLONASS(ロシア)に加え、みちびき(日本)、Galileo(EU)、Beidou(中華人民共和国)からの衛星信号が受信できます。受信衛星が増えることで、山間部の農地や、建物、木の陰など受信環境が悪い場所でも安定した作業が可能となります。従来のGNSS受信機(AGI-4)と比べ枕地旋回機能が大幅に向上しました。
※ RTK補正データが対応している必要があります。
■小型化
従来のGNSS受信機(AGI-4)から約60%小型化しました。
■枕地旋回機能の向上
受信機内の制御プログラムを刷新し、従来受信機に比べ枕地旋回時の正確性・安定性が大幅に向上しました。
【新ソフトウェア『HORIZON5』の主な特長】
■表示の昼夜モード切り替え
日中モード/夜間モードの切り替え可能になり、直射日光下でも見やすくなりました。
■自動圃場選択機能の追加
受信機で取得した位置情報から、自動で圃場が選択できるようになりました。
■作成したガイドラインを全表示
『HORIZON5』では1つの圃場の全てのガイドラインが一度に表示できるようになったことで、画面をタッチするだけでガイドラインを切り替えることが可能になりました。
【その他】
発 売 時 期 :2021年11月
※詳しくはこちら⇒ トプコン自動操舵システム XD/AGS-2-SET
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