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世界ラリー選手権(WRC)ドイツ ~有頂天のセバスチャン・ローブとダニエル・エレナ組~【プジョー・シトロエン・ジャポン】

2012年8月27日

セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ組は、ドイツラリー9勝目という一イベントでの新記録を目指して自分自身との闘いとなりました。WRC初優勝から10年経ち、8度の世界チャンピオンはドイツラリー9勝目を挙げて、ローブ/エレナ組のペアを組んでから5回連続の優勝を果たしました。ミッコ・ヒルボネン/ヤルモ・レティネン組も5度目のポディウム・フィニッシュを飾り、シトロエン・トタル・ワールド・ラリー・チーム8度目のマニュファクチャラーズ優勝へ更に近づきました。

※結果はFIAの最終確認を条件とする。

ドイツラリー最終日のスケジュールは、ドロンタル・ステージを2回走り、その後最終パワーステージの予定でしたが、トップドライバー達のタイム差は最終日だけでは逆転不可能な程開いていたために、皆現在の順位をキープする作戦をとっていました。サービスパークを出る際にすべてのドライバーの目は空を見上げていましたが、彼らには濡れた路面に有効なミシュラン ソフトタイヤに履き替える時間はありませでした。

一番手スタートのセバスチャン・ローブは、一番きれいな路面を走る頃が出来るためにSS13で8回目のSSトップタイムを獲りました。3番手は、慎重なペースで走ったミッコ・ヒルボネンが獲りました。最終ステージはリバースオーダー(逆走行順)で走るため、選手達は2回目の約30Kmのドロンタル・ステージへ向かいました。泥だらけのコンディションの中、シトロエン・トタル・ワールド・ラリー・チームのドライバー達は、慎重に6位と7位でフィニッシュしました。

ドイツラリー最終パワーステージは “サーカス・マキシムズ”周辺のトリエの市街地ステージで、セバスチャン・ローブとミッコ・ヒルボネンは1-2フィニッシュを飾り、3ポイントと2ポイントのボーナスポイントを加えました。「フィンランドラリーとドイツラリーの間に休暇を取った。それは僕にとって素晴らしいものだったよ。ここの3日間はとても上手くいったけど、路面状況は全く楽ではなかった。でも、僕らは一貫して速かった。何人かの挑戦者が挑んできたけど、奴らは皆落とし穴にハマちゃったね。一度十分なリードを確保できたら、僕はミスをしないように心がけた。ラリーが進むに従って、僕たちの9回目のチャンピオンとしての実感がわいてくる。55ポイントの選手権ポイントのリードと残り4戦、上手く行けそうだね」と、ファンやチーム達の温かい祝福を受けたローブはジョークを交えながら語ります。

「スタート前、僕はポディウム・フィニッシュが出来るといいなって、言ったでしょう。だから今週末は色々あったけど3位に入ってとっても嬉しい。このラリーはスタートからフィニッシュまで路面が非常に汚れていて、とても難しかった。僕の大嫌いなコンディションだったけど、これもラリーだからね」と、ヒルボネンはコメントしてくれました。

「我々は、2台がポディウム・フィニッシュし、5年連続優勝が出来て誇りに思う。世界選手権ポイントを更に増やすことが出来ました。次戦のGBでマニュファクチャラーズタイトルを決定できるでしょう」と、シトロエン・レーシング・チーム監督のイブ・マットンは評価しました。

ドイツラリー数日前に事故死したフィリップ・ブガルスキをチームで追悼しました。ブガルスキはWRCへ加入する1年前の2001年ドイツラリーでクサラT4をドライブして優勝しました。ブガルスキのコ・ドライバーで現在シトロエン・チームの天候とレッキのコーディネータ-をしているジャン-ポール・チアロニリニがチームを代表して、ドイツラリーでのマニュファクチャラー優勝カップをポディウムで受け取りました。

次回のWRCは、9月14日~16日にイギリスで開催されます。

プジョー・シトロエン・ジャポンでは、2012年の後半戦も圧倒的な強さを誇るシトロエンレーシングとDS3WRCの世界ラリー選手権での活躍をタイムリーに配信して参ります。

総合成績

ドライバーズ ポイント

マニュファクチャラーズ ポイント


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