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『ターボチャージャー用セラミックベアリング』が、 国立科学博物館の『未来技術遺産』に登録【ジェイテクト】
2021年9月2日
『ターボチャージャー用セラミックベアリング』が、
国立科学博物館の『未来技術遺産』に登録
株式会社ジェイテクト(以下ジェイテクト)の自動車用『ターボチャージャー用セラミックベアリング』が、今年度の『未来技術遺産』として、国立科学博物館に登録されました。
『ターボチャージャー用セラミックベアリング』は、ジェイテクトが1998年に世界で初めて量産を開始した自動車用のセラミック製ベアリングです。
それ以前には、セラミックが機械構造材料として自動車に量産採用された例はなく、また、エンジンの排気熱に伴う高温環境と、ターボチャージャーの高加減速に耐えるベアリングの開発は困難であった中、高耐熱で高強度、そして軽量なセラミック球を用いたベアリングを開発することで実用化に成功しました。
この技術が、科学技術の発展を示すうえで貴重な資料である事が認められ、この度の登録となりました。
【ターボチャージャー用セラミックベアリング】 |
【製品の概要図】 |
(写真左)東部テクニカルセンター長 梅川 貴弘 ( 写真中央)産機・軸受事業本部 執行副本部長 横田 邦彦 (写真右)独立行政法人 国立科学博物館 産業技術史資料情報センター 主任調査員 室谷周良様 |
(写真左)独立行政法人 国立科学博物館長 篠田 謙一様 (写真右)産機・軸受事業本部 執行副本部長 横田 邦彦 |
■ 未来技術遺産とは
国立科学博物館が定めた登録制度により保護される文化財で、正式名称は重要科学技術史資料。未来技術遺産は、過去の科学技術史資料のうち、科学技術史において重要な成果を示し、未来へ引き継ぐべき遺産であるという意味で名づけられた登録資料の愛称。日本の科学技術の発展に重要な意義を持つものを選定し、その保存を目的として登録を行っている。2008年10月9日第1回制定。
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