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UMIST TECHNOLOGIES LTD.に投資、商用車におけるリーダーシップを強化【フォルシアクラリオン・エレクトロニクス】

2021年9月6日

  

フォルシア、UMIST TECHNOLOGIES LTD.に投資、
商用車におけるリーダーシップを強化

  

世界をリードする自動車部品メーカーフォルシアは、本日、uMist Ltd.の知的財産資産を買収したことを発表しました。uMistは、バイオミメティクス(生物模倣)噴霧技術を専門とするスウェーデンのスタートアップ企業で、今回の投資は、商用車の超低エミッション技術におけるリーダーシップのさらなる強化を目的としています。

フォルシアは「ヒーテッドドーザー(Heated Doser)」と呼ばれる排ガス後処理ソリューションを開発しました。同技術は、窒素酸化物(NOx)排出量を削減し、ディーゼルエンジンを搭載した商用車の燃料消費の低減を実現します。また、低温でも効果的に動作するため、次なる規制の波(EPA2027、EuroVII)への適合も可能にし、二酸化炭素(CO2)効率が最も高い方法でNOx排出量を90%削減します。uMistの技術は、きわめて微細な液滴からなる高圧・高温のミストを生成することによって、ディーゼルエンジンのNOx削減を最適化するものであり、これによってヒーテッドドーザーの性能を最大化することができます。

■フォルシアのクリーンモビリティ、商用車・産業部門バイスプレジデント、ベンジャミン・チボーのコメント
「商用車・産業排ガス後処理市場の規模は、2030年には全体で24億ユーロになると予想されており、フォルシアは同市場をリードしたいと考えています。今回のuMist Ltdからの特許ポートフォリオ買収により、今後一層厳しくなる内燃機関(ICE)排ガス規制への適合に向けてOEMを支える取り組みを加速することができます。商用車のゼロエミッション化に向けて当社の水素技術は開発と成熟を続けており、これらのソリューションがディーゼルエンジンと共存していくでしょう。」

■uMist Technologies最高経営責任者、トーマス・ポドコリンスキー氏のコメント
「今回の当社とフォルシアとの取引は、当社が推進してきたこの驚くべき技術の進化の証であるとともに、イノベーションと卓越した技術力によって業界を最前線で牽引しようというフォルシアの決意を裏付けるものでもあります。今後この技術が市場で活用され、環境的にも商業的にも大きなインパクトをもたらすのを楽しみにしていますし、きっとそうなると確信しています。」

uMist Technologies Ltd.は、ラーシュ=ウーノ・ラーソン(Lars-Uno Larson)が2004年に創業したスウェディッシュ・バイオミメティックス3000(Swedish Biomimetics 3000)企業グループの一社です。uMist Technologiesは、低温でのAdBlue(アドブルー)の噴射とアンモニアの生成を最適化する革新的な噴霧技術の開発・商品化に重点を置いています。

■フォルシアについて
フォルシアは1997年に誕生し、自動車業界において世界的なメジャープレイヤーとなるまでに成長しました。世界35カ国に266の事業所と39の開発拠点を持ち、114,500人の従業員を擁しています。自動車用シート、インテリアシステム、クラリオンエレクトロニクス、そしてクリーンモビリティの4つの事業分野で世界をけん引しています。コックピット・オブ・ザ・フューチャーとサステイナブル・モビリティという成長戦略を元に技術の開発に注力しています。2020年度のグループ売上高は147億ユーロでした。フォルシアはユーロネクスト・パリ証券取引所に上場し、CAC Next 20構成銘柄に名を連ねています。詳しい情報は、www.faurecia.comをご覧ください。

  

  

  

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