耐圧300Vまたは250Vの車載用パワーMOSFETを発売【IRジャパン】

2012年8月21日

～ガソリン・エンジンやディーゼル・エンジンのピエゾ噴射システム向け～

　パワー・マネジメント（電源管理）技術で世界をリードするインターナショナル・レクティファイアー・ジャパン（IRジャパン）株式会社（本社：東京都新宿区）は21日、ガソリン・エンジンやディーゼル・エンジンのピエゾ噴射システム向けに、低オン抵抗（内部抵抗）の車載用パワーMOSFETを2品種(「AUIRFR4292」と「AUIRFS6535」）発売しました。

　IR社の最新世代の確立された車載用パワーMOSFET技術を使うAUIRFR4292とAUIRFS6535は、耐圧300Vまでの IR社の車載用MOSFETのポートフォリオを拡大します。耐圧250VのAUIRFR4292のパッケージはD-Pakで、最大オン抵抗は345mΩです。耐圧300VのAUIRFS6535のパッケージは標準のD2Pakで、最大オン抵抗は185mΩです。
　標準的な表面実装パッケージで低オン抵抗品を提供することは、これらの新しい耐圧250Vまたは300VのパワーMOSFETが、アクチュエータを駆動し、磁気ソレノイド噴射システムよりも、より速い応答とより正確な制御を実現するために高電圧が要求されるピエゾ噴射の用途に最適です。

　R社の車載用MOSFETは、ゼロ・ディフェクトを目標とするIR社の車載品質イニシアチブの対象製品として、完全自動化されたウエハー・レベルの目視検査に加え、動特性や静特性の試験を行っています。車載部品の品質規格AEC-Q101では、1000サイクルの温度試験の後でオン抵抗の変動が20％未満であることが要求されます。IR社では、この試験を拡張し、5000サイクルの温度試験を行った結果、最大オン抵抗の変動は10％以下でした。これは、新しい車載用部材によって、デバイスが強化され信頼性が高まったことを示しています。

　今回の新製品は、すべてAEC-Q101に準拠し、鉛フリーで欧州の規制RoHS（特定物質の使用規制）に準拠しています。データシート、アプリケーション・ノート、品質基準は、IR社のホームページ（www.irf.com）から入手できます。データシートは下記表の型番をクリックして頂くことでもご覧いただけます。SpiceモデルおよびSaberモデルを提供できます。
　10万個購入時の単価は、AUIRFR4292が0.46米ドルから、AUIRFS6535は0.71米ドルからとなる予定です(米国での参考価格）。

注）オン抵抗とゲート電荷はゲート-ソース間電圧10Vのときの値。最大ドレイン電流はパッケージ温度25℃のときの値。

インターナショナル・レクティファイアー（IR^®）社について

IR社はパワー・マネジメント（電源管理）技術のリーダーです。IR社のアナログIC、アナログ/デジタル　混在IC、最先端デバイス、電源のシステムや部品は、コンピュータの性能向上や、世界で最も電力消費　の大きいモーターの省エネに貢献しています。コンピュータ、省エネ家電、照明器具、自動車、衛星・　航空・防衛システムなどの主な製造企業は、次期製品の性能向上のためにIR社のパワー・マネジメント　・ソリューションに頼っています。本社は米国のカリフォルニア州エルセグンド。

商標に関する注意

IR^®はInternational Rectifier Corporationの登録商標です。当資料に記載されるその他の製品名の商標はそれぞれの所有者に帰属します。

本件に関するお問い合わせ先

インターナショナル・レクティファイアー・ジャパン株式会社
〒169-0074
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マーケティング・コミュニケーションズ
小阪田　美穂
TEL：03-6744-8670　FAX：03-5332-7276　 e-mail ： mosakad1@irf.com