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新構造の燃料タンク部品を開発【豊田合成】

2021年8月31日

  

新構造の燃料タンク部品を開発

  

豊田合成株式会社(本社:愛知県清須市、社長:小山享)は、車の軽量化に寄与する「新構造カットオフバルブ」を開発しました。本製品はトヨタ自動車株式会社から発売された新型ランドクルーザー(中東地域などの一部仕様)に搭載されています。

カットオフバルブは燃料タンクを構成する樹脂部品で、タンク内の温度が高まり気化したガソリンを排出することで、気圧の上昇※を防ぎます。特に気温の高い中東地域や気圧の低い山岳部では、ガソリンが気化しやすいため、高い通気性能が必要です。

今回開発したカットオフバルブは、構造の工夫により通気性能を高めることで、車両に複数使用されている搭載数を削減、燃料タンク全体としての軽量化に貢献しています。車両の環境性能向上に寄与したことが評価され、トヨタ自動車株式会社から新型ランドクルーザーの技術開発の部で「プロジェクト表彰」を受賞しました。

今後も当社はゴム・樹脂の専門メーカーとして、材料技術や加工技術、設計の工夫などによる軽量製品の提供を通じ、車の環境性能向上に貢献していきます。

※タンク内の気圧が高くなりすぎるとタンクの破裂に繋がる懸念がある。

新構造のカットオフバルブ
カットオフバルブの役割
液状のガソリンの「密閉」と、気化したガソリンの「通気」という相反する機能の両立が求められる。

  

  

  

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