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自動車OTA開発を加速するSDKを発表【eSync Alliance】

2021年8月4日

  

eSync Alliance、 自動車OTA開発を加速するSDKを発表
~アライアンス・メンバー企業向け~

組み込みエッジデバイスの標準OTAプラットフォームを促進する新しい開発ツール

  

米国カリフォルニア州シリコンバレー 発(2021年8月 3日) - eSync Alliance はeSync エージェント SDK「ソフトウェア開発キット」を発表します。この新しいソフトウェア開発キット(SDK)はeSync のOver-The-Air (OTA) プラットフォームのためのものです。この新しいSDKによって、車載されているeSyncOTAデータ・パイプライン上の電子制御ユニット(ECU)、スマート・センサーやその他のエッジデバイスのよりシンプルかつ迅速な統合を実現します。これにより自動車メーカーおよびTier1メーカーはeSyncソフトウェア構成を、デバイスの要求事項に対して迅速かつ完全に適応させることができます。

この新しい eSyncエージェント SDKはすべてのeSync アライアンス・メンバー企業がダウンロードして入手可能なソフトウェアパッケージです。このSDKにはエージェントのテンプレート(ライブラリ付き)が含まれます。これによりユーザーは特定のエッジデバイスに対してeSync エージェントを生成することができます。PCやRaspberry Pi (ラズベリー パイ)をマスターとした eSyncクライアント・ソフトウェアが同梱されており、最大5台のPCにインストール可能なライセンスが付いています。ユーザーは1か月間ホスト可能なeSyncサーバー・アカウントOTAを用いて、ユーザー自身のシステムでアップデート機能をテストすることができます。一ヶ月経過後は、その期間を月単位で延長することが可能です。

eSyncはソフトウェア・プラットフォームとして、クラウドと車載電子端末機器 との間にセキュアな双方向データ・パイプラインを構築します。またover-the-air (OTA)を用いてソフトウェアやファームウェアの配信、アップデートを実現し、ドメイン・マスターECU、ネットワーク・ゲートウェイやスマート・センサーなどの車載デバイスからリアルタイム制御データを収集することができます。

eSyncアライアンスのエクゼクティブ・ディレクターの マイク・ガードナー(Mike Gardner)氏は次のように話しています。「この新しいエージェントSDKは自動車メーカーおよびTier1メーカーの開発スピードを著しく加速させます。自動車産業においては、多種多様な電子機器が複数のネットワークに接続され車に搭載されており、OTAソリューションの実装は大変複雑なものになっています。これらすべてのデバイスとソフトウェアを単一のデータ・パイプラインへ統合するには、広範囲の検証も必要となります。eSyncアライアンスは、このeSyncプラットフォームにより、これらの複雑な工程を簡素化するために必要な標準化された仕組みを提供し、 自動車産業のさらなる発展に貢献します。」

  

■ eSync™ アライアンスについて
eSync(TM)ライアンスは、業界のさきがけとして車載電子機器のover-the-air (OTA) によるアップデートや診断データ通信のソリューションを複数の企業により推進しています。このアライアンスで共に活動することによって、自動車メーカーは潜在的に年間数十億ドルのコストを抑えることができ、 参加企業はシンプルな開発環境によって標準化され、またカスタマイズできるオープンなプラットフォームを享受することができます。このアライアンスはクラウドと組み込み部品に対するeSync™ プラットフォームを基盤とし、車載されるデバイスに対するセキュアなデータ・パイプラインの仕組みを提供しています。より詳しい情報は https://www.esyncalliance.org/をご覧ください。

■お客さまからのお問合せ先:
Mike.Gardner@esyncalliance.org
*eSyncは、eSync Allianceの商標です。

  

  

  

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