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ユナイテッドエアラインズ・ベンチャーズ、ハートエアロスペース社と電動旅客機を2026年までに運航開始予定

2021年7月15日

  

(このプレスリリースは、米国時間7月13日に米国本社で発表された英語版の抄訳です)

  

ユナイテッドエアラインズ・ベンチャーズ、ブレークスルーエナジー・ベンチャーズ、メサ航空、
ハートエアロスペースとの合意の下、電動旅客機を2026年までに運航開始予定

ユナイテッド航空、ハートエアロスペース社の電動旅客機ES-19機を100機購入する合意を締結

  

* ユナイテッド航空は、ハートエアロスペース社の19席仕様の電動旅客機ES-19機を100機購入する合意を締結。今後のリージョナル(地域路線)運航でのCO2削減に寄与
* ユナイテッド・エクスプレスのリージョナル運航会社である、メサ航空も同電動旅客機100機の購入合意を締結

ユナイテッドエアラインズ・ベンチャーズ(UAV)は、7月13日(米国中部時間)、ブレイクスルーエナジー・ベンチャーズ(BEV)とメサ航空と合同で、電動旅客機を開発するスタートアップ企業のハートエアロスペース社への投資を実施したと発表しました。ハートエアロスペース社は19席仕様の電動旅客機ES-19を開発中で、同旅客機は2020代末までに250マイル(約402キロ)を上限として旅客を乗せた運航の開始を見込んでいます。このUAVの投資に加えて、ユナイテッド航空では、条件付きで100機のES-19機を購入することを合意しました。この購入合意は、同機が最終的にユナイテッド航空の安全基準、経済性基準、運航基準を満たすことが条件となります。また、電動旅客機を商業旅客運航に導入することにおけるユナイテッド航空の戦略的パートナーのメサ航空も同様の条件付きで、100機のES-19機を購入することに合意しました。

UAVは、革新的な持続可能性コンセプトに注力する企業、カーボンニュートラルな航空会社の構築に必要な技術や製品を開発する企業、そして、温室ガス排出を2050年までにゼロにするというユナイテッド航空のゴール達成を支える企業が構成するポートフォリオを構築しています。今回の合意により、ユナイテッド航空は2050年までに伝統的なカーボンオフセットに頼らずに温室ガス排出をゼロとする目標達成へのコミットメントをより強固なものとするほか、ハートエアロスペース社の成長を助け、さらには飛行による温室ガス排出を削減する航空機の開発に携わることになります。

ユナイテッド航空のコーポレートデベロップメント及びインベスターリレーション担当副社長兼UAV(ユナイテッド・エアラインズ・ベンチャーズ)社長であるマイケル・レスキネンは、「ブレークスルーエナジー・ベンチャーズは、クリーンエネルギーの創生を支持する投資家の声を代表する存在です。私たちは業界の運営の在り方を変革していく上で、真の意味での可能性をもつ企業を作り上げていかなくてはならない、という同社の意見に共感しています。弊社のケースで言えば、それは実現可能な電動旅客機を開発しているハートエアロスペース社に投資することを意味します。弊社のお客様は自身の二酸化炭素排出量に、より責任を持ちたいと考えておられることを認識しています。弊社はメサ航空と一緒に、他の米国エアラインに先駆けて電動旅客機を弊社のお客様にご紹介できることを誇りに思います。メサ航空にて長年に渡り経営を指揮されているジョナサン・オーンステインCEOは、今回、電動旅客機の導入においても、先見性のあるリーダーシップを発揮されておられます」と述べています。

UAVとBEVは、ハートエアロスペース社への投資を決定した最初の投資企業の一社であり、ハート社の計画と、早ければ2026年にもES-19機を市場に出せるというその実現可能性への自信を表しています。

ジェットエンジンの代わりに電気モーターを使用し、またジェット燃料の代わりにバッテリーを利用するハート社のES-19機では、運航における排出ガス量はゼロとなります。ES-19機は19席の座席を有し、競合する他のどの電動旅客機よりも大型で、自動車で使用されているのと同じタイプのバッテリーを使用して運航するようにデザインされています。運航が開始された際には、ES-19機は、ユナイテッド航空の米国内ハブ空港を中心に100以上の路線で使用される予定です。その予定路線にはシカゴ-パーデューユニバーシティ線やサンフランシスコ-モデストシティカウンティ線などが含まれます。

ハートエアロスペース社のCEOであるアンダース・フォースランド氏は、「電動旅客機の時代はすぐそこまで来ています。そしてその技術はすでに存在しています。今回、弊社のES‐19機を市場に出すにあたり、ユナイテッド航空、メサ航空、BEVとパートナーを組めることを大変誇りに思います。短距離の航空輸送を電動化するという弊社のミッションを進めるにあたり、これ以上に強力なパートナーは考えられません」と述べています。

ES-19機が運航を開始した際には、同機を利用する旅客は、気候変動を引き起こす原因となる二酸化炭素を排出することなく、利便性の高いフライトを選択することが可能になります。

ユナイテッド航空のレスキネンは、「電動旅客機の進化において、短距離のリージョナル航空市場が大きな役割を果たすことを期待しています。バッテリー技術の進歩に伴い、将来、より大型の電動旅客機の実現が見込まれますが、弊社では航空機電動化への旅の開始をそれまで待つことはできません。だからこそ、今回、弊社の取り組みをハート社と一緒に開始することを楽しみにしており、共に、電動航空機の供給を拡大させ、今後5年以内にそれらの電動航空機を旅客機として導入してまいります」と述べています。

  

ユナイテッドエアラインズ・ベンチャーズについて
ユナイテッド航空のコーポレートベンチャーキャピタルファンドである、ユナイテッドエアラインズ・ベンチャーズは、ユナイテッド航空が、将来の航空旅行に影響を与える可能性のある新興企業への投資を継続することを可能としています。このファンドは、伝統的なカーボンオフセットに頼ることなく2050年までに排出ガスをネットベースでゼロにするというユナイテッド航空のゴールを補完する持続可能性をコンセプトとする企業に投資を集中させています。また、革新的な航空宇宙技術やユナイテッド航空の顧客および運航に対して価値を創造する可能性のある先進的な技術へも投資を行います。ユナイテッドエアラインズ・ベンチャーズに関しての詳しい情報は以下のウェブサイトを参照ください。 https://www.united.com/ventures

ユナイテッド航空について
ユナイテッド航空は「人と人をつなぎ、世界をひとつにする」ことを目指しています。ユナイテッド航空についての詳しい情報は united.comをご覧いただくか、公式ツイッター(@United)、または公式フェイスブック、インスタグラムをフォローしてください。ユナイテッド航空の親会社であるユナイテッド・エアラインズ・ホールディングス・インクは、ナスダック市場(Nasdaq)にUALのシンボルで上場しています。 https://www.united.com/ventures

日本におけるユナイテッド航空
ユナイテッド航空についての詳しい情報は日本語版ウェブサイトunited.comをご覧いただくか、日本語版公式フェイスブック「@UnitedAirlinesJapan」をフォローしてください。また、最新の日本語プレスリリースについては、ユナイテッドHub日本語サイト「https://hub.united.com/c/japanhttps://hub.united.com/c/japan」をご参照ください。

ハートエアロスペース社について
ハートエアロスペース社は、スウエーデンのヨーテボリに拠点を持つ電動航空機会社です。同社は19席仕様の旅客機ES-19を開発中で、2026年までに商業運航を開始する予定です。同社は2018年に創業し、2019年には、Y Combinator accelerator programに参画しています。詳しくは、ハートエアロスペース社のウェブサイト(heartaerospace.com)を参照ください。

  

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