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カンデラ、「CGI Studio」の最新バージョン3.10をリリース―HMI開発がより迅速で簡単に、そしてシンプルに―
2021年7月5日
カンデラ、「CGI Studio」の最新バージョン3.10をリリース
―HMI開発がより迅速で簡単に、そしてシンプルに―
アートスパークグループのカンデラは、HMI開発ツール「CGI Studio」の機能をさらに向上させたバージョン3.10をリリースしました。「CGI Studio 3.10」はAIベースの「Smart Importer」を搭載しており、Adobe® PhotoshopやSketch, Axure RPを直接インポートし、フル機能を備えたHMIに自動的に変換することが可能です。また、日本語のユーザーインターフェースの追加やチュートリアルなどの拡充によって、より幅広いユーザーへの使いやすさを実現しました。
「CGI Studio」は、すぐに使用できるHMIコントロールをはじめ、自動化されたワークフローや統合されたステートマシンなどの高度なユーザビリティー機能に注力しているため、複雑なコーディングをせずに、どなたでもフル機能を備えたHMIを簡単に作成できます。
カンデラの最高経営責任者(CEO)であるラインハルト・ヒューリヒトは、次のように述べています。
「カンデラは、また大きな一歩を踏み出しました。構成プロセスを可能な限り簡素化することで作業時間を大幅に削減し、その削減した時間をデザイナーのアートワークに充てられるようになりました。そして「Smart Importer」を使用することで、プロトタイプ作成の迅速化と日々変化する市場のトレンド、コストの削減などといった顧客からの要求に応えることができるのです。」
「Smart Importer」の機能の拡張
「Smart Importer」は、Axure RPを直接インポートすることが可能です |
革新的なAI検出アルゴリズム技術をベースにした「Smart Importer」は、HMI作成プロセス全体を高速化することが可能です。一般的な HMI デザインツールでは、インポートした UI アートワークの各エレメントに手動で機能追加する必要がありますが、「Smart Importer」は、この作業を自動的に処理します。
デザイナーは、Adobe®Photoshop をはじめ、Sketchや Axure®RPなどでデザインしたUIアートワークを「CGI Studio」へ簡単にインポートできます。そして「Smart Importer」が、メーターをはじめ、スライダーやボタンなどの関連コンポーネントを検出し、インポートしたグラフィックデザインに最適な機能を自動的にマッピングします。
また、「Smart Importer」は、メモリ使用量を最適化するためのレイヤーの結合をはじめ、HMI要素の事前設定や複数のシーンを一度にインポートすることも可能です。さらに、アニメーション、データバインディングや拡張ロジックをデザインに追加し、最初のプロトタイプを作成します。
カンデラ独自の比較調査によると、「Smart Importer」を使用することで、プロトタイプの開発期間は最大75%、HMI開発プロセス期間は約40%短縮されることが実証されています。
「Scene Composer」に日本語インターフェイスを追加
「Scene Composer」のウェルカムページ(上)とツールバー(下)の日本語インターフェイス |
日本のユーザーにもよりご利用いただけるように、「Scene Composer」に日本語インターフェイスが追加されました。
また、インストルメントクラスターのサンプルを使用した「クイックスタートガイド」など、サンプルやチュートリアルの拡充によって、より幅広いユーザーへの使いやすさを追求しました。
新しいメニューリストコントロールの追加
サブメニュー表示が可能になりました |
「CGI Studio 3.10」には、HMIアプリケーション用メニューの作成を可能にする新しいメニューリストコントロールが追加されました。
リスト項目をクリックして下の階層に展開されるサブメニューは、ドラッグ&ドロップのみで配置や構成をカスタマイズすることが可能で、複数のオプションを同時に表示することができます。
また、ユーザーはメニューリストに、画像やテキスト、ボタンなどを埋め込み、個々のプロジェクトや独自の要件に合わせたメニューを簡単に作成することが可能です。
これにより、HMI作成プロセスを高速化し、時間とリソースを節約することができます。
リモート・レンダリング・サービス「Candera LINK」の改良
「Candera LINK」は、プラットフォームに依存しないデータやサービスを、車載インフォテイメントシステム(IVI)をはじめ、メータークラスターやARヘッドアップディスプレイ(AR-HuD)、スマートフォンなどの複数のクライアントで共有することができるリモート・レンダリング・サービスです。ハブと呼ばれるサーバーに1つのシステムオンチップ(SoC)を搭載したドメイン・コンピューティング・アーキテクチャでHMIをシンプルにし、クライアントのデバイスを、クラウドやスマートアシスタント、モノのインターネット(IoT)デバイスなどのリモートサービスと接続します。
「Candera LINK」ハブは、クライアントが「最も近く」かつ「最も速い」サービスを受けられるように動作します。クライアントごとにハイスペックなSoCを搭載する必要がないため、コストやリソースの削減が可能になります。
また、「CGI Studio 3.10」では、世界最大のタイプファウンドリーである Monotype 社の iType® フォントエンジンに加え、Monotype Spark™をサポートし、リソースに制約のある環境でもスマートフォン並みの文字の表示品質を提供し、あらゆる文字サイズやディスプレイ解像度に対応できます。
さらに、NXP Semiconductors N.V.社の i.MX 8およびSTMicroelectronics 社のSTM32のWaylandデバイス・パッケージの拡張ターゲットハードウェアを新たにサポートすることで、より幅広いユーザーの要求に対応することが可能となりました。
カンデラは組み込みソフトウェア開発における20年以上の実績と幅広い顧客ベースのもとに、カスタマイズ可能な製品を提供しています。今後もHMIのニーズに沿ったソリューションを提供するために、ユーザーおよび業界パートナーと緊密に協力していきます。
5,000万台にも及ぶ搭載実績を持つ HMIソリューション:https://www.artspark.co.jp/candera_jisedai/
「CGI Studio」無償体験版のダウンロード:https://cgistudio.at/ja/hmi-design/
カンデラのニュースレター登録:https://www.canderajp.co.jp/candera_entry/
カンデラについて
カンデラは、自動車および様々な産業における世界の顧客向けの主要なHMIツールプロバイダーであり開発パートナーです。主にHMI開発および組み込みソフトウェアの分野におけるソフトウェアサービスの提供と、CGI Studioツール環境でお客様をサポートしています。Candera GmbH(オーストリア/リンツ)と、カンデラ ジャパン(東京/新宿)は、どちらもアートスパークホールディングス(東京/新宿)のグループ会社です。
Candera GmbH:https://cgistudio.at/ja/
カンデラ ジャパン:https://www.canderajp.co.jp/
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お問い合わせ先
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