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実装面積40%削減、VDSS 40V/60V 車載向けモータ駆動用パワーモジュール発売【新電元工業】

2021年6月29日

  

実装面積40%削減、VDSS 40V/60V 車載向けモータ駆動用パワーモジュール発売
~機電一体 EPS の軽量・コンパクト化に貢献~

  

新電元工業株式会社は、車載の電動パワーステアリング(EPS)などの3相ブラシレスDCモータ駆動に向けたパワーモジュール「MG031」シリーズのラインナップを追加します。
「MG031E120004A」「MG031L080006A」「MG031N110006A」の3品種はモータ駆動用の MOSFETパワーモジュールです。「MG031MC148004A」「MG031MD110006A」の2品種はモータをインバータから切り離す相遮断リレー用のMOSFETパワーモジュールです。
両製品を組み合わせることでモータ駆動+相遮断リレー回路が実現でき、軽量コンパクトな機電一体EPSの実現に貢献します。
乗用車向けのVDSS=40V製品の他に、電動化が推進される商用車向けにVDSS=60V製品も発売します。
これら新製品はサンプル出荷中、発売時期は2021年9月を予定しています。

カーボンニュートラルの達成に向け世界的に自動車市場で電動車シフトが加速しています。電動車は制御系の高度化によりECUの搭載数の増加が懸念される一方、航続距離の延長に向けた小型軽量化・効率化の要求があります。このような背景からEPSにおいては軽量コンパクト化のための機電一体が進んでいます。
新製品はEPSの3相ブラシレスDCモータ駆動用の6 in 1 MOSFETパワーモジュールと、モータをインバータから切り離す相遮断リレー用の3 in 1 MOSFETパワーモジュールです。 モータ駆動+相遮断リレー回路を2個のパワーモジュールで構成でき、ディスクリートMOSFET9個で構成した場合と比べ実装面積を40%削減可能です。更に高放熱モジュール採用による放熱器系の小型化と合わせて、機電一体EPSの限られたスペースにモータ駆動+相遮断リレー回路を構成することが可能です。
内部接続構造にAlワイヤボンディングを使わないCuクリップ接続を採用し、接続信頼性を向上した堅牢なパワーモジュールで、車載用途で求められる高信頼性要求に応えます。 応用先はEPSの他に車載のオイルポンプ、ウォーターポンプ等の補機系の3相ブラシレスDCモータ駆動用にも適しています。

【用途例】
車載/ 電動パワーステアリング(EPS)、オイルポンプ、ウォーターポンプ等の補機系モータ駆動

【特長】
・3相ブラシレスDCモータ駆動回路+相遮断リレー回路
3相ブラシレスDCモータ駆動回路および、モータをインバータから切り離す相遮断リレー回路を2つのモジュールで実現。

・モータ駆動回路の省スペース化に貢献
モータ駆動+相遮断リレー回路を6+3=9個のデスクリートMOSFETで構成した場合と比べて実装面積を40%削減しシステムの省スペース化に貢献。

・部品点数削減でシステムの安全性と信頼性を向上
6 in 1 MOSFETモジュール、3 in 1 MOSFETモジュールで部品点数削減によるシステムの安全性と信頼性を向上。

・小型高放熱モジュール
リードフレーム露出による大電流構造に加え、電気抵抗が小さく放熱効果が高いCuクリップ接続を採用することで放熱性能は従来のフルモールドパッケージと比べて20%向上し小型大電流化を実現。

・Cuクリップ接続による高信頼性
内部接続構造にAlワイヤボンディングを使わないCuクリップ接続を採用し、接続信頼性を向上した堅牢なパワーモジュール。

【製品一覧】

■ 新電元工業株式会社について
新電元工業は、1949年の設立以来、パワー半導体やスイッチング電源などパワーエレクトロニクスを主な事業領域として、独創的な技術を活かした数多くの製品を開発し、世界各国のお客様の期待と信頼にお応えしてきました。
新電元工業は、半導体技術、回路技術、実装技術を併せ持つ世界でも稀なメーカーとしてコア技術を融合し、発展・応用させていくことで、持続可能な社会の実現の一翼を担う製品をご提供していきます。詳細については新電元工業のウェブサイト((https://www.shindengen.co.jp/ )をご覧ください。

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