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CHAdeMO仕様に準拠した EV充放電用コネクタのバリエーションを拡充【日本航空電子】
2021年7月20日
CHAdeMO仕様に準拠した EV充放電用コネクタのバリエーションを拡充
~小型・軽量化、定格電流拡大を実現~
日本航空電子工業はCHAdeMO[注1]仕様に準拠したEV充放電用コネクタのバリエーションに、小型・軽量化、定格電流拡大を実現した「KW1Cシリーズ」および「KW02Cシリーズ」を追加し、販売を開始しました。
■概 要
各国で脱炭素化への動きが加速する中で、乗用車をはじめとしたモビリティ全体での電動化が進んでおり、今後ますますEV充電インフラは拡充されていくと見られます。また、再生可能エネルギーを含めたスマートグリッドにおいても、EVが大きな電力ストレージとして機能することが期待されており、電力系統や住宅等との間で充放電を可能とするV2X[注2]と呼ばれるシステムも構築されていきます。
EV用充電器は家庭やオフィス、市街地、バスターミナル、高速道路など、さまざまなシーンで必要とされるため、狭いスペースでも設置可能な小型化や、老若男女を問わず容易に利用できる取扱い性、より速い充電を可能にする電流容量の増大が求められるなど、ニーズが多様化しています。
このような状況の中、当社はEV用充電器や充放電システム向けに、従来品比で約20%軽量化[注3]したケーブル付コネクタ「KW1Cシリーズ」、「KW02Cシリーズ」を開発し、販売を開始しました。
急速充電器およびV2X向けKW1Cシリーズは、実績のある「KW1シリーズ」を元に、外殻に樹脂材料を使用することで軽量化・小型化を実現し、取り扱い性の向上に貢献します。
V2X向けのKW02Cシリーズは、小型化に加えて、最大37Aでの出力を可能としており、定格電流拡大のニーズに対応しております。
当社はEV充放電用コネクタ「KWシリーズ」の豊富なバリエーションでお客様の多様なニーズにお応えして参ります。
■特 長
・CEマーキング対応
・JCS対応(KW02Cのみ)
・CHAdeMO 準拠
・電動自動車用充放電システムガイドライン 準拠
・耐環境性の高い材料を使用した高信頼設計
・小型・高強度設計により軽量化を実現
・高出力な充放電システムに対応
注1︓CHAdeMO協議会が標準規格として提案する充電方法の商標名
注2︓V2X(Vehicle to X)とは、V2G(Vehicle to Grid)、V2H(Vehicle to Home)、V2L(Vehicle to Load)などの総称
注3︓ケーブルを除いたコネクタ部分での重量比
注4︓温度範囲による。
注5︓CharIN e.V. (Charging Interface Initiative)が標準規格として提案する充電方法
以上
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