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徳島工場におけるファイン ケミカル生産設備の建設について【四国化成工業】

2012年8月10日

四国化成工業㈱〔本社:香川県丸亀市、会長・C.E.O.:山下  矩仁彦〕は、新規ファイン ケミカル*1製品の生産設備を、徳島工場北島事業所(徳島県板野郡北島町)内に建設します。
同事業所では、ファイン ケミカル製品の開発と量産化の中間に位置付けられるパイロットプラントを2棟有し、新規開発品の試作や生産を行っていますが、昨今の銘柄や生産量の増加に伴い、これらのプラントだけでは設備の能力が不足してきました。今回の生産設備建設は、極めて厳しい品質水準が要求されるファイン ケミカル製品の生産能力を高めると共に、パイロットプラントでのタイムリーな試作を可能とすることで、生産技術力と開発スピードの向上を図るものです。
新設備では、今後更に需要が高まる白色LED(発光ダイオード)封止材料*2の改質剤などに使用される耐熱性・耐光性・透明性に優れたイソシアヌル酸骨格の新製品を中心に生産します。

同事業所は現在、同じくイソシアヌル酸骨格を有するプール・浄化槽向け殺菌消毒剤や、電子材料に多用されるエポキシ樹脂の硬化剤であるイミダゾール類などが主力製品ですが、今回の生産設備に先立ち、高精度の分析技術や管理手法を導入した新しい品質保証棟を建設済みで、高度な有機合成技術を活かしたファイン ケミカル分野の更なる強化を進めていきます。
新設備の概要は、建屋が鉄骨ALC3階建て(延床面積:約1,000㎡)、設備は反応缶や乾燥機などの主要機器と排ガス処理設備などの付帯機器からなります。8月中旬に着工、2013年7月末の完成予定で、投資総額は約14億円を予定しています。


*1   ファイン ケミカル
厳密な定義はないが、一般的に、大量生産され比較的安価なバルク ケミカルに対するものとして、多品種少量生産で付加価値の高い化学製品を指す。

*2   LED用封止材料
発光するLEDチップそのものを空気や水蒸気から守るためにチップを覆っている樹脂のこと。照明用に使われる高輝度の白色LEDなどでは、特に高い透明性、高温安定性、長期耐久性などの特性が要求される。 エポキシ系やシリコーン系の封止材料が主流である。


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四国化成工業 ㈱   経営企画室まで
TEL.  0877-21-4119 (直)


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