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大型路線バス「エルガハイブリッド」を発表【いすゞ自動車】

2012年8月9日

いすゞ自動車㈱(本社:東京都品川区、社長:細井行、以下「いすゞ」)は経済・環境・安全技術を重視したいすゞSEEテクノロジーを基本コンセプトに、低CO2化による温暖化防止、環境への対応、省燃費などの経済性向上、乗客の安全性向上といった市場を取り巻くニーズに対応した大型路線バス「エルガハイブリッド」を本日より全国一斉に発売します。

いすゞは2005年より小型トラックの「エルフディーゼルハイブリッド」をラインナップに据え、低公害車の普及拡大に積極的に取り組んでいます。
今回発表する大型路線バス「エルガハイブリッド」はモーターによるエンジンのアシストや減速時の効率的なエネルギー回生を通じた省燃費走行と、低CO2・低排出ガスを両立した低公害車です。

優れた環境性能の7.8リットル6HK1-TCCディーゼルエンジンを搭載し、「平成27年度重量車燃費基準」を10%過達、低排出ガス車認定の取得により100%の免税となるとともに、九都県市低公害車指定制度の平成21年基準「優」低公害車に適合しています。また、重量車モード燃費はクラストップレベルの4.9km/Lを達成しています。

主な商品特長は以下の通りです。

主な特長

(1) パラレル式ハイブリッドシステム
・ エンジンとモーターを併用し必要に応じて使い分け、エネルギー効率が高く環境性能に優れたパラレル方式を採用しています。
・ 発進時はモーターのみでの走行が可能で、加速時にモーター特性を活かしてトルクアシストを行うとともに、減速時にはモーターがジェネレーター(発電機)となり、制動エネルギーを電力として回収します。
・ 回生・トルクアシストの両方のモードを効果的に活用させることで特にストップ&ゴーの多い大型路線バスにとって効率的にエネルギーを使用します。

(2) 高入出力・大容量のリチウムイオンバッテリー
・ 長寿命で充放電効率に優れるリチウムイオンバッテリーを採用しています。

(3) 6速AMT(自動変速式マニュアルトランスミッション)の採用
・ 効率的なシフト変速の制御により省燃費走行を実現します。また2ペダル方式の自動変速機により、ドライバーの操作性を向上し運転時の疲労を軽減します。
・ 発進時、減速した後の再加速時のエネルギー効率を向上させるとともに低騒音を実現しています。
・ 減速時にクラッチを断接することで減速エネルギーを最大限に回収します。

(4) 安全性能
・ 本年7月から施行されたシートおよびシートベルトに関する保安基準の改正に適合させるとともに、同時に適用される新ワンマンバス構造要件にも適合させています。

大型路線バス「エルガハイブリッド」主要諸元

目標販売台数

100台/年

東京地区希望小売価格


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