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3つの新しい3Dプリンタの発表により、積極的なアディティブ・マニュファクチャリング戦略を推進【ストラタシス・ジャパン】

2021年5月10日

  

ストラタシス、3つの新しい3Dプリンタの発表により、
積極的なアディティブ・マニュファクチャリング戦略を推進

* 最終部品の3Dプリンティングで、従来の製造方法と比較して新たな次元の速度、汎用性、費用対効果を実現* 3つの新3DプリンタはFDM、P3、SAFテクノロジーを採用

  

ポリマー3Dプリンティング・ソリューションで業界をリードするStratasys Ltd.(以下ストラタシス)は、数十億米ドルにのぼる最終部品のアディティブ・マニュファクチャリング(積層造形)市場に対応するため、3つの新しい3Dプリンタを発表しました。3製品の狙いは、従来の製造方法でカバーされていない少量から中程度の量の量産アプリケーション向けに、従来の製造方法からアディティブ・マニュファクチャリングへの移行を加速することです。


Stratasys Origin One 3Dプリンタはこうしたカメラ筐体などの量産アプリケーションに最適です。

ストラタシスのCEOのYoav Zeif 博士は、「私たちはアディティブ・マニュファクチャリング2.0時代への移行を加速しています。その流れの中で、グローバルなリーディング・メーカーはプロトタイピングを超えて、3Dプリンティングが製造バリューチェーン全体にもたらす迅速性をフル活用したいと考えるようになっています」と述べ、さらに「グローバルなサプライチェーンの需給の双方で私たちは現在、大きな変革を経験しており、現状維持ではうまく行かなくなっています。アディティブ・マニュファクチャリングは、企業がいつ、どこで、どのようにパーツを製造するかを決定する際に全面的な柔軟性を提供します。こうした理由から、私たちはワールドクラスのお客様に対し、ポリマー3Dプリンティング・ソリューションの包括的プロバイダであることをコミットしています」と語りました。

昨年、ストラタシスの売上高の25%超を製造関連アプリケーションが占めました。今後、ストラタシスは3Dプリンティング・ハードウェア、ソフトウェア、材料、サービス・ソリューションの包括的で統合的なポートフォリオにより、製造関連の売上高成長率が他の分野を凌ぎ、2022年からの年間成長率が20%超に達すると予測しています。

Stratasys Origin One、微細に作りこまれた複雑なパーツの量産規模の3Dプリンティングを実現
ストラタシスはOriginの買収統合を迅速に実行し、最終製造アプリケーション向けのStratasys Origin(R) One 3Dプリンタを発表しました。新3Dプリンタは特許取得済みのP3(TM)テクノロジーとソフトウェア・ファースト・アーキテクチャを使用しており、認証済みの広範なオープン・サードパーティー材料でパーツを量産し、業界をリードする精度、ディテール、仕上げ、再現性、パーツ製造時間を実現します。この技術とハードウェア・アップグレードにより、ストラタシスはこの新バージョン製品でシステムの事実上すべての面の最適化とともに、信頼性と性能の向上が可能になりました。クラウド・コネクティビティにより、ユーザーはさらなる機能の向上を実現できます。

コネクタとセンサの世界的リーダー企業であり、ストラタシスとOrigin両社の長年のお客様であるTE Connectivityのアディティブ・マニュファクチャリング・エクセレンス・リーダー・グローバル・センターのMark Savage氏は、「私たちは2桁ミクロンの精度を必要とする3Dプリンティング造形コネクタの厳格な精度と再現性要件を満たすことに強く注力してきました」と述べ、さらに「ストラタシスとOriginは私たちの素晴らしいパートナーとして、こうした目標の達成をサポートし、数万個レベルのパーツ生産でアディティブ・マニュファクチャリングの可能性を実証してきました。今日、ストラタシスのハードウェア、ソフトウェア、材料により、私たちにとって量産が現実のものになっています。これにより、私たちがより『つながった』未来の構築に向けて取り組む中で、車載、航空宇宙から家電に至るまでの産業分野で世界をリードするOEM企業の多くにとって、TE Connectivityがより迅速でコスト効率の高いパートナーになれると確信しています」と語りました。

ストラタシスの内部推定によれば、車載、コンシューマ製品、医療、歯科、ツーリング・アプリケーションなど、Origin Oneに適した量産指向の分野で、2025年までに37億米ドルの市場機会が期待されます。一部地域での受注開始は5月初旬を予定していますが、日本での受注開始および出荷時期については、後日改めてご案内する予定です。

SAF(TM)テクノロジー採用の量産規模向け新H350 3Dプリンタ
ストラタシスはストラタシスの新H Series(TM)プロダクション・プラットフォーム初の3DプリンタであるStratasys H350(TM) 3Dプリンタを発表しました。SAF(TM)テクノロジーを採用した新H350 3Dプリンタは最終部品向けに生産レベルのスループットを提供します。メーカーに対し、多数のパーツ製造に際して製造の一貫性、競争力のある予測可能なパーツあたりコスト、完全な制御機能を提供します。

H350 3Dプリンタは欧州、イスラエル、米国のサービスビューローや受託メーカーにより、2021年初頭からベータ・テストが行われてきました。その中には、この3Dプリンタを使用してオンデマンドでパーツを販売しているStratasys Direct Manufacturingも含まれます。2021年第3四半期以降には、より広範なお客様向けの出荷が予定されています。対象アプリケーションはカバー、コネクタ、ヒンジ、ケーブル・ホルダー、電子機器筐体、ダクトなどの最終部品です。

ドイツに本拠地を置くサービスビューローGoetz MaschinenbauのオーナーのPhilipp Goetz氏は、「私たちの野心的なビジネス成長計画では、Stratasys H350の採用がその成長のカギになると考えています」と述べ、さらに「私たちは大型パーツと、最大数百個の小型パーツの注文に対応してきました。私たちは量産時のパーツの一貫性から、このプリンタとSAFテクノロジーの性能に感銘を受けました。また、このプリンタの信頼性は非常に高くなっています」と語りました。

ストラタシスはH Seriesプリンタ向けにサードパーティーの認証済み材料を使用しています。最初の材料はStratasys High Yield PA11で、サステナブルなキャスター・オイル製のバイオ・プラスチックです。

F770 FDM(R) 3Dプリンタにより大型パーツの製作を容易に
今回発表した3つめの新3Dプリンタは、工業グレードのFDMテクノロジーによる再現性と信頼性に関するストラタシスの高い評価をベースとしたStratasys F770(TM) 3Dプリンタです。大型パーツに最適なこの最新FDM方式3Dプリンタは、市場最長の完全加熱ビルド・チャンバーと、1000 x 610 x 610 mmに対応した大型造形サイズを特長としています。


超大型パーツの3Dプリンティングのために高級電気製品メーカーSub-Zero Groupが導入したStratasys F770

新3Dプリンタは価格がオープン価格となっていますが、参考価格は1,000万円を下回ります。標準熱可塑性プラスチックを必要とするプロトタイピング、治具、固定具、ツーリング・アプリケーションに最適です。可溶性サポート材は後処理を簡素化し、GrabCAD Print(TM)ソフトウェアはワークフローを合理化します。また、MTConnect標準とGrabCAD SDKにより、エンタープライズ・コネクティビティが実現します。

米国ウィスコンシン州マディソンのSub-Zero Group Inc.は高級電気製品メーカーで、F770のベータ・カスタマーです。同社コーポレート・デベロップメント・ラボ・スーパーバイザーのDoug Steindl氏は、F770により大型パーツの内製プリンティングと、30~40%のコスト削減が可能になったと述べました。さらに、「すべての市場投入期間が短縮されました。私たちの3Dプリンティング・ラボは新たな製品を6週間ごとに製造しています。迅速化できればできるほどよいのです。私たちにとってその最速の実現方法は、できる限り内製することです。F770はそのニーズに応えます」と語りました。

ストラタシス・ジャパンでは、5月21日(金)に、今回発表した3つの新製品に関するバーチャルイベントの開催を予定しています。

  

ストラタシスについて
ストラタシスは航空宇宙、車載、コンシューマ製品、ヘルスケアなどの産業向けの革新的な3Dプリンティング・ソリューションを提供し、アディティブ・マニュファクチャリングへのグローバルな移行をリードしています。スマートなコネクテッド3Dプリンタ、ポリマー材料、ソフトウェア・エコシステム、オンデマンド・パーツ造形サービスを通じて、ストラタシスのソリューションは製品バリューチェーンの各ステージで競争面での優位性を提供します。世界をリードする企業や組織がストラタシスのソリューションを活用し、製品設計のトランスフォーメーション、製造やサプライチェーンの迅速化、患者ケアの向上を実現しています。

ストラタシスの詳細については、https://www.stratasys.co.jp/、ストラタシスのブログ(https://www.stratasys.com/explore)、Twitter(https://twitter.com/stratasys)、LinkedIn(https://www.linkedin.com/company/stratasys/)、Facebook(https://ja-jp.facebook.com/stratasysJP/)をご覧ください。

ストラタシス・ジャパンはStratasys Ltd.の日本子会社で、ストラタシスが製造する3Dプリンタおよび3Dプリンタ材料の販売やパーツ造形サービス(DFP)の提供を行っています。本社は東京都中央区で、大阪に支店があります。

Stratasys、H Series、H Series Production Platform、FDM、P3はStratasys Ltd.と子会社の両方あるいはいずれか一方の商標または登録商標です。SAF、Selective Absorption Fusion、Big Wave、Xaar、HAFはXaarの商標です。他のすべての商標はそれぞれの所有者に帰属し、ストラタシスはこれら非ストラタシス製品の選択、性能、使用に関して一切の責任を負わないものとします。

  

  

  

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