新型レジェンドにAD ECU、OTAユニットが採用 OTAによる車両制御ソフトウェアの更新に対応【日立Astemo】

2021年4月26日

新型レジェンドにAD ECU、OTAユニットが採用
OTAによる車両制御ソフトウェアの更新に対応

日立Astemo株式会社(プレジデント&CEO:ブリス・コッホ／以下、日立Astemo)が開発した「OTA(Over the Air)ソフトウェア更新ソリューション」として、車両制御ソフトウェアの更新に対応するAD ECU*や、更新データーを受信・管理するOTA ユニットが、本田技研工業株式会社(代表取締役社長: 三部敏宏／以下、Honda)より、3月に発売された運転自動化レベル3を実現するトラフィックジャムパイロット機能を搭載した新型レジェンドに採用されました。本ソリューションは、更新ソフトウェアの送信を行うデータセンター(以下、OTAセンター)から車両側の機器システムまでを、日立グループの技術によりワンストップで構築します。

*　AD ECU :自動運転用電子制御ユニット

近年、自動運転車両や運転支援機能搭載車両の市場化に伴い、ECUに実装されるソフトウェアのバージョンアップや、機能のアップグレードなど、ECUのソフトウェアの更新におけるユーザビリティ向上のため、ネットワークを経由し、リアルタイムに更新する技術が求められていました。新型レジェンドでは、高速道における運転自動化レベル3を実現するトラフィックジャムパイロット機能を搭載しており、当社のAD ECUとOTAユニットが機能更新を含めて支援しています。さらに、AD ECUの車両制御ソフトウェア更新にあたっては、日立グループで提供するOTAセンターを通した無線通信による更新を実現しています。

今回開発した無線通信ソフトウェア更新ソリューションにとどまらず、日立グループは今後も自動運転車両やコネクティッドカーの実用化に貢献する機器やソリューションの開発、提供に積極的に取り組んでいきます。

日立Astemoは、安全性・快適性の向上や環境保全に寄与する先進的なモビリティソリューションの提供を通じて、「社会価値」「環境価値」「経済価値」の3つの価値を引き上げ、持続可能な社会の実現とともに、人々のQuality of Lifeと顧客の企業価値の向上に貢献していきます。